表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
三姉妹方程式  作者: 蝉時雨
一学期
50/133

case:41 【×夏休みの場合】Act.6

一学期最後になります。

が投稿は終わりません。

時刻は夕方17:55分。

商店街での祭りとなるが、普段であればこの時間は主婦がほとんど、平日であれば学校帰りの生徒もちらほらいたりはするが、今は夏休みでそういう様子は最近はなかった。

しかし今日は祭り、普段とは違う賑わいがある。


早い時間ながら商店街は人、人、人でごった返していた。

私達て期には慣れた光景ではあるのだけれどもそうではない人もいるわけで。


「はあぁ~、商店街で祭りやってるのは知ってましたけど結構賑やかなんすね」


とは櫻井さんの言。

確かにこの光景を始めてみる人にはさぞ荘厳に見えるだろう。

小さい商店街、とは思えないほどの規模なのだから。

なんでそういうことが可能かというと、一部交通規制の元商店街だけではなく出店許可範囲を拡大しているのだ。

それも年々大きくなっていく。



といっても気をつけていればはぐれることもないだろうしいつまでも商店街の入り口で立ち往生しているわけにもいくまい。

ただ今回に関してはいつもとは顔ぶれが違う為あんまり気を抜くことはしない方がいいとは思うが。


「ではお姉さま行きましょう!!はぐれてはいけませんし・・・こうして」


櫻井さんに気を配りながらなんて考えてそうそう、妹に関してはいつも通り腕を組んで私の片側を速攻占領する始末。


「いやいやいや駄妹さぁぁ、私と京ちゃんのラブスペースに割って入るとかふっざけんな!!!」


さらには姉は無理やり私の腕から妹を引きはがし、それに引っ張られる形で私も引きずられる。

初めて参加した時に両腕を姉妹に占領され何にもできないどころか半分に裂かれそうになったことがあったので片腕に別々に来ないというのはいいことなのだが、こう力づくにまきこまれるのはいい加減勘弁いただきたい。


「っったぁ、はぁふざけんなしくそ姉がさぁ・・・ラブスペースとか勝手にボクのお姉さまの空間をあんたが占領しないでもらえますぅ?」

「いつ京ちゃんがあんたのものになったていうのよクソ幸ぃ、それに占領しているのはあんたの方じゃないのぉ??」

「「がぐるるるるるるるるるるっ!!!」」


そうして例年通り喧嘩が起こるわけで。

ここまでがテンプレなわけで。


さあて、今までならこの喧嘩が終わるのを出店でたこ焼きとかを買いながら見ているのだが今年に関しては櫻井さんがいることだし。


「さて行こうか櫻井さん・・・とよっちゃん」


「私はついでかっ」


なんてよっちゃんからは突っ込みが入るがこれも無視。


「え、えぇ・・・いいんすか?あれ」


なんて櫻井さんは眼前の惨状を心配しているがとりあえず今年初参加ということだし、櫻井さんをもてなすのが優先としておこう。

「うん毎年のことだし気にしない方が得だね」


切り捨てごめん。



相変わらず、というか入り口からはわからなかったが例年より人多くなっていないか今年は。

これもしかしたらふとしたとたんはぐれているとかいう・・・ほっ大丈夫きちんと二人路も一緒に居るようだ。

え?姉妹はいいのかって?あれはもう知らない。切り捨てたのだから。

まぁどうせはぐれたとしても例年はぐれた場合の集合場所は決まっているから大丈夫だろう。


ということで二人とはぐれないように気をつけながら歩いていると、それはそれは何度も人とぶつかりそうに。


「ちょっと京ちゃん大丈夫?」


そんな様子によっちゃんから心配の言葉が入るが、実のところいつもは姉妹とよっちゃんだけというどうなってもいいメンツだから気にしたことんんぞなかったが櫻井さんというゲストがいるというのはこう、申し訳ないのだが精神的クる者がある。


とは言えそれを顔に出す私ではないのですが。

とかひょうひょうと考えていたら袖口に違和感。


「その、先輩こうすればいくないっすか?宝月先輩も・・・」


なんて言ってのける、少しうつむきがちに申し訳なさそうに・・・。

何というか

「え、あ、あーーーーーーーーよしじゃ私は京ちゃんの左手もらいっ」


気をつかってくれたのかよっちゃんも空いている私の手を取ってくれる。

正直この娘の地雷原をはだしで歩く行為には肝が冷える。


半面可愛いと思ってしまう私は何なのだろうか・・・そう趣味はないのだけれども生徒会長じゃあるまいし。



とかよくないことを考えたのがいけなかったのだろう、対面から噂をすればの人物が

「え・・・そんなっ、浴衣・・・じゃない!?」


現われはしたが、私を見るなり何か驚愕の表情をあらわに。


「うそ、嘘よ・・・うそでしょ!!そんあぁぁぁああああ」


なんて泣き叫びながらそく退場していく生徒会長、悶着あると思っていたが斜め上の行動に三人して口が半開きに。

よし、見なかったことにしよう。


とまぁ最初からいろいろあった感じだが、買うもん買って食うもの食って遊んでして。

最後の最後まで姉妹に合わなかったのは奇跡に近かったが、結局二人共待ち合わせ場所として毎年使っている商店街反対入り口そばの呉服店前に喧嘩していた。


まぁ、櫻井さんが楽しめたようだし私も久しぶり羽を伸ばせたような気がする。

途中妙な闖入者がいたが、それを除けば夏休みの中で一番楽しかった思い出となりえるのではないか。


そう思わせてくれる一日だった。




これでとりあえず一章が終わりになります。

次回より新章、新編に入ります。

感想・評価があればよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ