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三姉妹方程式  作者: 蝉時雨
一学期
44/133

case:37 【×夏休みの場合】Act.2

夏休みもまだまだ序盤、すでに学校からでた課題に関しては残すところ読書感想文を除いて終わらせている。

それもこれも、これから始まるであろう地獄絵図を想像してのものである。



今日現在の時刻は朝の7:30分。

家の前で姉妹とんどもよっちゃんの到着を待っている。

前々から予告されていたように、今日から一週間よっちゃんが予約したというペンションへ向かう為だ。


よっちゃんが到着次第、櫻井さんを迎えに行くことになっているがそこは使えるものは何でも使えということで姉の車を使っていくこととなっている。

ただやはり疑問なのが私の知らないアドレスに送られていた今回のメールなのだが、よっちゃんに聞いても最後まで教えてはくれなかったし、別行動で向かっているということでよっちゃん以外誰もその人物が誰かを知らない。

それが実に恐ろしいというかなんというか・・・いやな予感しかしないのである。


なんて考えながら姉の車に荷物を積み終わるとちょうどよっちゃんも到着、櫻井さんを迎え件のペンションへ向かうことと。


距離的には内陸の方ゆえ海のペンションとなると一時間やそこらでつくものではない。

だから、というわけではないがその間それはもう酷いのなんのってもう妹が・・・これ以上は語るのはよそう。

ここは助手席で寝たふりでも・・・


「「「お姉さま(藤間先輩){京ちゃん}!!!!!!!」」」


後部座席三人の声が車内にこだまするが気にしない方向で・・・ああ、もうすでに胃が痛いぞこの野郎。



車内でも悶着もそこそこ三時間弱、高速道路も使ってとうとう目的地に到着。

正直この時点で私の体力はそこを突きかけている。

帰って寝たい。

だけれども


「「海だーーーーーーーー!!」」


テンション爆上げのアホ二人、言うまでもない妹とよっちゃんである。


「有給で海だーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」


なんて呑気にしてたらアホが追加もう誰とか言わなくてもわかるだろう。

三人してそのまま海に走っていくもんだから止めるのに一苦労したものである。


とりあえずよっちゃんに早くペンションを案内させ休みたいというのに。



ということで到着してから30分かけて三人を捕まえよっちゃんにペンションまで案内をさせた。

ちなみに罰として三人に荷物を全部持ってもらったことをここに追記しておこう。


そのペンションに入ってオーナーに一言挨拶。

徒思ったら以外な人が待ち構えていた。


「あら、遅かったじゃない藤間京・・・と騒がしい仲間たち?」


言っている本人も若干疑問形なのは私の後ろ三人のテンションが爆上げでこの人の話を聞いていないからであろう。

が私にしてみれば度肝を抜かれたというか、テンションが下がるかどうかといわれれば下がることはないが上がることはない。

そう、そこで待ち構えていたのは委員長だった。


「え、なんで委員長がここに?」


なので思わずの質問。


「貴女のご親友に誘われたのよ?聞いてないの?」


「あ??」


この時の私はきっと自分でも驚くほどのアホ面をさらしていたに違いない。

だが、振り向きよっちゃんを見たときにはよっちゃんの目に映る私はきっと恐ろしい表情をしていたのだろう。

よっちゃんの顔が若干引きつっていた。


「・・・テ、テヘ、ペロリン?」


ああ、わざとかそういうことか、よし後で絞める。

ただまさか、委員長がその誘いに乗ってくるとは嫌われていると思っていたが、そこまでではないのかもしれない。

ただ、ひたすらに委員長の堪忍袋の緒が切れる現場に居合わせないことを祈ろう。



結果あの正体不明のアドレスは委員長のであることをよっちゃんを絞めあげたときに白状させた。

あと今回のたくらみに関しても。

まぁ、たくらみに関してはただみんなともっと交流を深めたいとかそういうことしか聞けなかった。


が、こいつのことだまだ何か企んでいるだろう。

警戒は怠らないよう心に深く刻んでおくことに。


と、私達が茶番をしている間にここのペンションのオーナーが来たらしく、一応はこの引率として姉が挨拶をしていたが姉だけにというのも止めてもらうのに失礼だ。


「お話し中すいません、一週間よろしくお願いします」


姉とオーナーの二人の会話がひと段落したころを見計らい挨拶を。


「おやおや、これは礼儀正しいね。私はここのオーナーで高嶺たかみね 孝太郎こうたろうですよろしくね」


すると向こうも挨拶押してくれた。

男性としてはおしとやかそうでありながらもどこか頼れそうな雰囲気のある人だとは第一印象ではある。

年齢としては40代イケオジとでもいうべきかとりあえずそんな印象。

ただ、どこか背中がぞわっとしたがそれが何かはわからなかった。


あとは孝太郎さんもといペンションのオーナーのもと、ここの設備の説明を受けながら各自部屋を案内されていく。



私はこの時まで【別段気になるようなことはない】など呑気に考えていたが、一週間という短いようで長い時間の間で数々の地獄をのちに味わうということを今じは知る由もないのである。


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