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三姉妹方程式  作者: 蝉時雨
一学期
41/133

case:34.5 【×学期末への場合(番外)】Act.1

★side委員長

もう少しで夏休み、教室の面々は浮かれ気分。

とはいえ、その前に待っているのは学期末テスト。

そう、テスト!!


前回はあの藤間京に後れを取ってしまったが今回ばかりはそうはいかないよう私もスケジュールから見直し、テストには万全の状態で挑めるように工夫する。


夏休みで浮かれたい気分があったとしてもそれを押し殺して。

それに藤間京に勝って気持ちよく夏休みを迎えるために。



「・・・どうしよう」

なんて考え学期末のスケジュールを決めたところで私は気が付いてしまった。

肝心の夏休みのスケジュールが皆無だった。


い、いえ、もちろん勉強!!勉強一択に決まっている。

・・・けれど少し位ははめを外しても問題はないのだろうか。

なんて思って高校からの知り合いに声をかけてみたが、ことごとくが全敗。

皆期末テストより夏休みの方が大切らしい。

いや、普通そうよね・・・私はもう乾いた笑い声しか出てこなかった。


あと声をかけていないのは、あの二人組しかいないのだけれど、正直どう声をかけていいのか・・・。

あ、そう、そうよ友達の振りして勉強方法とか聞きだして・・・そうよ敵を知り己を知れば、よ!!


そう握り拳を作り息巻く、打倒藤間京!

夏休みだからって私は浮かれてなんかいない、覚悟することね!!!




▲side生徒会長

件の一見以来、副会長の監視も厳しくなった。

しかして時期は夏休み!!


他の同級生が受験がどうの試験がどうの言っているが、そんなもの私には関係ない。

表では清楚で文武両道な生徒会長で通っている通り頭の良さはもちろん自負しているが、何より教員諸々の心証も悪くないと手ごたえを感じている私には『推薦』という二文字があり受験勉強に費やす時間をほぼ自分のため、いな京様のために使えるのである。


そのためには今からきちんと分単位、秒単位でスケジュールをこなしていかなければならない。

とはいえそれすら苦にならない、がそれで周りに目がいかなくなるようではせっかく京様に助けていただいた立場、それを崩すことはあってはならない。


けど、京様もいけずである。

私をじらそうなんて・・・目覚めてしまいそうである。


「待っててね、京様・・・貴女様のために私頑張るから」


私は生徒手帳の中の京様の写真に口づけをして誓う。

夏休みは京様と二人でバカンスしたり、二人でお泊りをしてそしてそして・・・ウフフ、フフフフフフフフフフフフフフフフフ。


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