case:21 【×ライバル登場の場合】Act.2
あけましておめでとうございます。
今年の初更新になります。
今年もよろしくお願いします
中間考査が終わってからというもの、何かにおいて姉がよく絡むようになってきた。
まぁ、姉も一人の教師でありテストという公正な場合であればさすがに自重せざるを得なかったといったところだろう。
それにしても学内以外でもそれは徹底していたのだから私自身も勉学に身が入ったのは事実でもあり、よっちゃんの件がなければさらにいつも以上に勉強できていただろう。
そのことは素直に感謝・・・いや待てそれは当たり前のことでは?
危うく流されそうになってしまった。が、いやそもそも姉は普通ではなかった。
そんな姉が頑張ったんだそれだけでも多少のわがままは寛容に、迷惑でなければ甘んじて受けるべきでは?
なんてここ数週間悩んでいた時期もあった。
当然その間にも新崎さんに受けた『宣戦布告』のこともあったりと不穏な空気が漂ったりもしたが。
結論として、まぁテスト期間は静かにしていたのだから多少行き過ぎたと思える行動でもほかの人に迷惑が被っていなければ甘んじて受けることが一番という結果に落ち着いた。
そもそも、ここでさらに我慢を強いて後に爆発されても困る。
ただでさえ私の現状は波乱万丈なのだから、そこにさらなる重しが加わるのはさすがにいけない。
「はい京ちゃん、あ~~~~ん」
「姉よさすがにそれは・・・わかったわかったよ、はいあーん」
ということで昼休み私は姉に半ば拉致に近い形で昼食をしていた。いな、させられていた。
しかも保健室で、養護教諭がいる目の前でだ。
まったく恥じらいもくそもあったものではない。
保険の先生も気をつかってかそっぽを向いてみてないふりをしているが、事ここでは意味ない行為だろう。
余計に恥ずかしさがこみあげてくるというものだ。
まぁそれもすぐに収まってしまうことになるのだった。
体育祭に向け健康チェック表を取りに来た我がクラス委員長がその、教師が特定の一生徒に甘えている。
という状況を見ることで。
そもそも姉がすべて悪いだけで、私と養護教諭の先生はほぼ巻き込まれといっても過言ではないのだが。
「だいたい藤間先生も先生です!!教師という立場にも限らず家族を優先するなんてっ・・・緊急時ならともかく平時は教師として平等であるべきです!!」
今現在保健室にいた私達三人がそろって新崎さんの説教を受けている。といった惨状である。
昼休みの鐘の直後疾風の如く素早さで私はさらわれ保健室へ。
クラスの皆も挙句には授業していた教師ですら最初こそ困惑していたが、最近では恒例事項の如く見ないふりを決め込んでいる。
よっちゃんに至って腹を抱え笑っている始末である。
そして家に帰ってから姉と妹の口論が始まるまでが最近のテンドンではあるのだが。
だがまぁ、その事に納得いっていない人物も少なからず存在するわけで。
教頭先生とかがその最たる例なのだが、先生の中でもそうなのだから生徒のなかにいてもおかしくはないわけで。
その一人が新崎さんであり、運悪く目撃保健室での行為を目撃されてしまった。
というわけである。
そこからは見ての通り新崎さんの口撃が始まっているということではあるが、今のところその矛先は我が姉である藤間教師へと向いている。
おそらくだが終業のチャイムと同時に私がさらわれることで完全に授業が中断されることに彼女の中でもうっぷんがたまっていたのだろう。
ちらりと保健室の時計を見やる。
昼休みはよ予鈴含め45分、現在昼休みのチャイムから15分経っている状況だが説教が始まってからは10分ほど経っている。
このままいくと説教だけで昼休みが終わりそうだ。
と、考えたとき新崎さんお昼食べなくていいのかな?と呑気にも考えていた。
その態度が新崎さんの逆鱗に触れたのか姉の説教を中断してまで私に白羽の矢がたった。
「ちょっと藤間京!!貴女聞いているのかしら!?ボケっとしてだいたい貴女だって藤間先生を甘やかしすぎじゃなくて!?・・・もしかしてそうやって勉学に有利に?いやでもそれだと去年からずっとっていうのはおかしいわ・・・そうよ私は正々堂々とやればいいのよ!!いいこと、藤間京!!!!」
後半何のことかはさっぱりだが前半は確かにとうなずくことしかできない。
でもわかってくれ委員長。
これしか私の平穏を保つ方法はないのだよ。
「まぁ、それは申し訳ないけどさ委員長、お昼終わっちゃうよ?」
と、いことで適当に流すことに。
しかし
「は・・・・・・はぁぁぁあああ!!??あ、貴女、貴女達のせいで時間をとられているんでしょう!?何自分は悪くないみたいなっ」
火に油だった。
そこからは見事見事の正論に次ぐ正論説教で見事に我々のお昼時間は無くなったのである。
しかし翌日からも姉の昼休憩時に私をさらう行動は休まることなく続いた。
お陰で新崎さんとのかくれんぼが続いたのは言うまでもないことであろう。




