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三姉妹方程式  作者: 蝉時雨
一学期
21/133

case:19.5 【×中間考査への場合(番外)】Act.2

これは私の地獄の一か月を書き記したものである。



事のはじめは着任して一か月がたったある日のこと、教頭先生とふたりで渋茶をすすっていた時のこと。


「貴女も妹さんが心配なのはわかりますがもう教師なのですから、家族だからと贔屓せず全生徒に平等に接していただきたいものですよ!それに数か月後には中間考査が待っているのですから、妹さんの成績から答えを教えたりといった問題行為はないとは思いますが!!それでもきちんとしたテスト作成をお願いしますよ!!」


いつもと変わらない他愛のない世間話をしていたはずが教頭先生の口からショッキングな一言が飛び出してきた。


「ちゅ、ちゅうかん・・・こうさ・・・!!」


そ、そうだ私は大事なことを失念していた。

学校なのだからテストがあるだろう、そしてそのテストを作るのは紛れもなく教師である。

そう私だっ!!!!!!


んなんという大問題!!


『・・ま・・せ・!!!』


京ちゃんは天才だからテストを作ること自体は普通に作ればいい。

問題はそこではない。


テスト製作期間を含めテスト期間は愛しの京ちゃんに近づいては京ちゃんが迷惑する!!

そんな・・・そんなことが・・・・・・


『・じま・んせい!!!!!!』


何という地獄・・・もう教師辞めてしまいたい。

でもそうしたら京ちゃんと一緒にいる時間が減ってしまう。


「藤間先生!!!!!!!!」

「はっ!!??」


「聞いているのですか!?まったく!!いい加減、教師としての自覚をお持ちください!!!!」


教頭先生の声で現実世界へと引き戻される。

そうだ私に迷っている時間はない。


「ありがとうございます!!教頭先生!!」


「は?ちょっと藤間先生!?」


そうと決まればさっそくテスト範囲の洗い直しだ。


数か月、数か月我慢すれば京ちゃんとのハッピータイムが待っていると思えば安い。

そう時には我慢も必須!!

その我慢が私の愛を強くする!!



なんて思ってた時期もあっという間。

数週間過ぎてもはや京ちゃん不足による禁断症状がっ。

だが耐えて見せる。私の愛は本物だから!!


なんて我慢して帰宅すればくそ下の妹が京ちゃんと勉強会だとか抜かしている始末。

その発端はどうやら宝月のよっちゃんが関係しているらしいのだが。

まぁ、どっちみちあの二人は後で締めるとして。


あと数か月、数か月我慢すれば私のハッピービューティーフォーライフが待っているのだから。

だから頑張るのよ藤間智。


そして待ってて、マイラブリースイートハニー京ちゃん!!!!!!!!!!!




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