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得ると失うの狭間にあるのは  作者: 皆麻 兎
世界旅行で得たのは
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プロローグ

人とは、大いなる知識を求めて切磋琢磨する。


知識を得る事は喜びとなり、その時協力した人々との間には様々な”絆”が生まれる。


時を遡りながら旅する私には、知識は得られても”絆”がない。


他の子とは変わらない普通の女の子であるにも関わらず人々と繋がれない自分は、まるで感情のない機械人形(ロボット)だ。


人々と触れ合えても、それをずっと記憶の中に眠ることなく消去される。


私の相棒が自分のためにしてくれている事とは解っていても、こんな想いをしてまで私が知識を得るという使命は、本当に意味があるのだろうか?


そして、自分がこの世に生まれてきた意味を、この旅の中で得る事ができるのだろうか…?




これは、メンテナンスのために戻った故郷にて、私が書いた日記の一部分に当たる。この時はヴィンクラを装着していなかったので、相棒たるAI(=人口知能)・セペンティアムもいない。

また、今時珍しい紙による日記なので、実物を盗まれない限り、他人の目に触れる事はない。

日記を書き終えた私は”それ”を誰にも見つからないような場所にしまいこんだ後、自分の部屋を後にする。

これから待ち受ける、新たな”智”を得るために―――――――――――――




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