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高いところから見ると景色も変わる
普段は私は床を歩いているにゃん。
時々、テーブルの上に上るにゃん。
ピアノの上にも上るにゃん。
一番高いところは冷蔵庫の上にゃん。
私は猛ダッシュして壁に飛びつくにゃん。
柔らかくて、でこぼこしたビニールクロスなるものに爪を引っ掛けて、壁をダダッと駆け上って、冷蔵庫の上に飛び乗るにゃん。
ころにゃんの登り方は違うにゃん。
カウンターキッチンのカウンター部分から壁に飛び移るにゃん。
そして、そこから壁でダッともう一度ジャンプして、冷蔵庫の上に飛び移るにゃん。
最初に登った時には、ふわふわしたグレーっぽいものがいっぱいあったような気がするけど、今は無いにゃん。
なぜなら、そのふわふわしたものは私たちの身体にまとわりついたからだにゃん。
そんな私たちにここの人間たちはちょっと困惑気味だったにゃん。
でも、それも今は遠い話にゃん。
今はもうそんな事はないにゃん。ふわふわしたものはもう無くなってしまったからにゃん。
そんな冷蔵庫の上から見る景色は違うにゃん。
やはり世の中、立場を変えると違うものが見えてくるみたいにゃん。