四号館。 階段。 作者: caem 掲載日:2026/06/03 その階段は たいした階段ではなかったのに それ以上 登ってはいけない気がしていたのに 「なんにもないよね~」 それが浅はかであった ゾクゾクと ブツブツと 鳥肌が立ってきて その階段を上がるたびに 異世界の扉が開いていた 一階から二階へ 二階から三階へ そして四階へと 「うわあああああっ!?」 「きゃあああああっ!?」 ただ 階段を登っていただけなのに 悲鳴が轟いていた 心霊現象なんて確かめていけないと つくづく感じた それは 階段にいた。