【第一章 第一話 目覚めの村】
書き溜めしていたので一気に出します。
ストックが無くなりましたら週一にしますm(_ _"m)
――まぶしい。
瞼を開けると、そこには青空が広がっていた。
湿った土の匂い、遠くで鳴く家畜の声。
誠人は上半身を起こし、呆然と周囲を見回す。
「……え? え? ここ……どこ?」
そこは小さな畑の広がる農村の一角だった。
石造りの家、土埃の舞う道。どこかの古い絵画で見たような光景。
「夢……? いや、これ現実?」
混乱する誠人の耳に、チリン、と鈴の音が響いた。
振り返ると、あの妖精の少女が宙に浮かんでいる。
「やっと目を覚ましたのね、マコト」
「ま……誠人って、俺の名前……?」
「ええ。わたしが呼んだから、あなたはここに来たの」
信じられない。
だが、目の前の小さな存在は確かにこちらを見つめていた。
そのとき。
「おい、見ろよ! 変な格好したやつが倒れてたぞ!」
声に振り向くと、数人の青年が駆け寄ってくる。
……人間? いや、耳が長い。獣の尾が揺れている。
一人は肌が青白く、瞳が金色に光っていた。
「……うそだろ。ファンタジーの住人……?」
まさに、なろう小説で読みふけった「異世界」の住人たち。
誠人は思わず笑ってしまった。
「妖精さーーーーーん!? ここって……日本ではないよね……」
「ええ。ここは、日本とは別の世界」
妖精は静かに告げる。
――異世界。
そう認めざるを得ない。
だが、胸の奥が妙に高鳴っている。
いろんな方が読んでくれたら嬉しいな。




