第7話:商人との出会いと誘惑の匂い
俺、木下藤吉郎は、松平元子の屋敷で足軽暮らしを続けてた。
朝、庭で槍の訓練中、汗が額を伝って目に入る。
「お涼、毎日これってキツくねえ?」
「お前がヘタレなだけだろ。もっと腰入れて振れ!」
お涼が槍を構えて見本を見せる。
その動きがキビキビしてて、袴の裾が翻るたびに日に焼けた脚がチラリ。
汗で濡れた髪が首に張り付いて、俺、つい目が離せなくなった。
「お前、また変な目だぞ!」
「お涼の動きが美しすぎて・・・・・・芸術だよ!」
「ふざけんな!」
槍の柄で頭をガツンとやられたけど、俺のハーレム心は疼くばかりだ。
その時、屋敷の門に馬車が止まった。
降りてきたのは派手な着物を着た商人風の男と、その後ろに立つ女。
女の方がすげえ美人だった。
歳は20歳くらいか、絹の着物が体にフィットしてて、豊満な胸元が強調されてる。
髪は結い上げてて、歩くたびに揺れる腰が色っぽい。
「うおっ、これは・・・・・・!」
俺、鼻息が荒くなって、槍を握る手が震えた。
「お前ら、松平の足軽か? 俺は近江の商人、浅井藤兵衛だ。この娘は姉貴の小夜だよ」
藤兵衛がニヤリと笑う。
小夜が一歩前に出て、「お世話になります」と頭を下げた。
その瞬間、風が吹いて、彼女の髪から花のような甘い香りが漂ってきた。
俺、クラッときた。
「藤吉、お前何だその顔!?」
お涼に怒鳴られたけど、俺は「小夜さん、ハーレムに…いや、ようこそ!」と慌てて誤魔化した。
元子が現れて、「商人の用件は何か?」と問う。
藤兵衛が「山賊退治のお礼に、米と布を送ってきた。ついでに足軽を雇いたい」と提案してきた。
「お前ら、近江まで荷物を運べ。報酬は弾むぜ」
俺、即座に手を挙げた。
「俺、やります! 出世とハーレムのチャンスだ!」
「お前、ハーレムって何!?」
小夜が目を丸くして、俺をジロリと見る。
その視線すら色っぽくて、俺の心臓がバクバクした。
夜、屋敷で荷造りの準備をしてると、小夜がそばにやってきた。
「藤吉って面白いね。ハーレムって何?」
近くで見ると、小夜の肌が白くて、着物の隙間から覗く鎖骨が艶かしい。
「えっと、俺の夢で・・・・・・美少女たちと楽しく暮らすって・・・・・・」
「ふぅん、変な夢だね」
小夜がクスッと笑うと、その吐息が俺の耳に当たって、頭が沸騰しそうになった。
「お前、顔赤いぞ。熱か?」
小夜が手を伸ばして俺の額に触れてきた。
その柔らかい感触に、俺、鼻血が噴きそうになって「大丈夫です!」と叫んで逃げ出した。
「おまつ、元子、お涼、さよ、小夜・・・・・・ハーレム候補、多すぎだろ!」
寝床で悶えてると、お涼が「うるさい!」と戸を叩いてきた。