第4話:足軽デビューとハーレム候補急増
松平元子の屋敷に連れてかれた俺は、さっそく足軽装備を渡された。
ボロい槍と藁の草鞋、でも俺には宝物だ。
「これで俺も戦国の一員! ハーレムへの第一歩だぜ!」
元子が「うるさい。黙って働け」と冷たく言うけど、その声すら俺には甘く聞こえた。
屋敷の庭で槍の訓練が始まった。
俺、運動神経はイマイチだけど、図太い根性でなんとか振り回してみる。
すると、横から「何だ、そのヘタクソな槍さばきは!」と声が。
振り返ると、また別の美少女が立ってた。
ショートカットの髪に日に焼けた肌、動きやすい袴姿が健康的で魅力的だ。
胸元が少し開いてて、汗が光ってて、俺、つい目が離せなくなった。
「お前、目つきが変だぞ。私はお涼だ。元子の従姉だよ」
お涼が槍を構えて俺に突っ込んできた。
「うわっ、待て待て!」
俺、慌てて槍で受けたら、バランス崩してドサッと転んだ。
お涼が笑いながら「弱すぎ! これじゃ戦場で死ぬよ!」と手を差し伸べてきた。
その手、意外に柔らかくて、俺の心がドキドキした。
「お涼さん、俺を鍛えてくれ! そしたらハーレムに・・・・・・いや、出世に近づける!」
「ハーレム!? 何!?」
お涼が目を丸くして槍を振り上げた。
「誤解だ! 夢だよ、夢!」
俺、必死に弁解しながら逃げ回った。
その夜、屋敷の裏で水浴びする元子とお涼の姿を偶然見てしまった。
木の陰から覗くと、濡れた髪が首に張り付いて、水滴が肌を滑り落ちる。
「うおっ、これは・・・・・・戦国ハーレム最高!」
鼻息荒く呟いた瞬間、「誰だそこに!」と元子が叫んで刀を抜いた。
「見間違いです! 俺、何も見てねえ!」
俺、命がけで逃げ出したけど、心の中じゃ「ハーレム候補、また増えたぜ!」とニヤけた。