第41話:ステータス画面と己の道
俺、木下藤吉郎は、織田信長の命令で山賊と忍の残党を潰した後、宿の裏にある小さな丘に一人で座ってた。
夜、空は晴れて星がキラキラと輝き、月が淡い光を投げかけてる。
丘の周りは静かで、草が風に揺れ、土と夜露の匂いが鼻先に漂う。
遠くで虫の声がチチッと鳴り、木々の葉がザワザワと揺れる音が耳に届く。
宿の明かりが遠くにぼんやり見えて、木造の軋む音が時折響いてくる。
俺、体臭フェチの癖が全開で、「うおっ、この夜の自然な匂い......たまんねえぜ......!」とニヤけた。
山賊戦での綾乃の柔らかい感触や、遊郭での花梨の記憶が頭にちらつき、股間が疼く余韻が抑えきれねえ。
俺は背が低めで、体格は細いけど、動き回るうちに少し筋肉がついてきた。
髪は黒くて短く、乱雑に伸びてて、顔に掛かるたびに手で払う癖がある。
顔はまあまあ整ってるつもりだが、目は小さくて鋭く、口元にはいつもニヤけた笑みが浮かんでる。
着物は織田からもらった簡素なもんで、動きやすさを優先して裾を短くしてる。
風が吹くと、俺自身の汗と土の匂いが漂ってきて、「うおっ、自分の匂いも悪くねえな......!」と呟いた。
ここまで織田信長に仕えてきた俺、どれだけ成長したか、頭の中でステータス画面みたいに整理してみることにした。
歴史オタクの俺なら、こういう風に考えるのもお手のものだ。
目を閉じて、頭に浮かんだ画面をじっくり確認した。
【ステータス画面:木下藤吉郎】
年齢: 18歳
俺、18歳だ。
若いけど、信長に仕えてから濃い経験を積んできた。
「うおっ、18でここまで来たぜ......!」
まだまだこれからが勝負だ。
若さは体力と勢いがあるが、経験不足が仇になることもある。
戦闘力: D+
最初は槍を手に持つだけで震えてた俺が、今じゃ運良く敵を倒せるくらいにはなった。
山賊のリーダーを綾乃の援護で仕留めたのも、実力っちゃ実力だ。
「うおっ、俺、強くなったぜ......!」
でも、正直、運とスケベな状況に頼ってる部分がデカい。
元子やお涼みたいに安定した強さはまだまだだ。
知恵: C
歴史オタクの知識が活きてきてる。
信長の野望に沿って動けば、天下への道が見えるって分かってるし、綾乃の情報を活かして山賊を潰したのも俺の頭が働いた証拠だ。
「うおっ、頭脳もそこそこだな......!」
でも、信長や元子みたいな冷静な判断力には遠く及ばねえ。
スケベな考えが頭を占めることも多いし、集中力が足りねえ。
体力: C+
山道を走り回っても息切れしなくなってきた。
昔はすぐ疲れてた俺が、今じゃ戦いの後でも宿まで歩いて帰れる。
「うおっ、体力も上がってるぜ......!」
若さのおかげで回復は早いけど、お涼や綾乃みたいなタフさにはまだ追いつけてねえ。
信頼度: C-
信長が「お前、使えるな」と認めてくれたのはデカい。
綾乃が家臣になったのも、俺の実力を認めたからだ。
「うおっ、信頼も少しはあるな......!」
でも、元子やお涼にはスケベ野郎扱いされてるし、小夜やおまつ、さよには心配されてる。
仲間全員の信頼を得るには、まだまだ頑張らなきゃならねえ。
経験人数: 2人
遊郭での花梨と、もう一人の遊女との絡みが俺の経験だ。
「うおっ、2人か......18歳ならまあまあか......!」
スケベ力は高いのに、実際の経験はそこまで多くねえ。
信長に仕えて忙しくて、遊郭に行く機会が減ったのもある。
でも、ラッキースケベのおかげで感覚的にはもっと味わってる気分だ。
スキル
ラッキースケベ: S
「うおおっ、これが俺の最大の武器だぜ......!」
くノ一の綾乃を仲間に引き込んだのも、お涼や元子の柔らかい感触を味わったのも、このスキルのおかげだ。
山賊戦で綾乃の乳房が顔に当たった瞬間、敵が動揺して勝てたし、遊郭での花梨との接触も戦意を高めてくれた。
スケベは強みだけど、信長にバレて笑いものになってるのも事実だ。
天下を取るには、使いどころを考えなきゃならねえ。
嗅覚・犬並み: A
俺の体臭フェチは尋常じゃねえ。
お涼の土と草、元子の花と革、綾乃の薬草と花、小夜の花と布、おまつの土と花、さよのかすかな花の匂い......全部嗅ぎ分けられる。
「うおっ、この嗅覚、犬並みだぜ......!」
山道の自然な匂いや敵の気配を感じ取れるのも、このスキルの賜物だ。
でも、スケベな気分を抑えるのが難しくなる欠点もある。
性欲: SSS
「うおおおっ、これが俺の真の力だぜ......!」
スケベな状況に遭遇するたび、股間が疼いて抑えきれねえこの衝動。
綾乃の乳房が顔に当たった時、お涼の谷間が揺れた時、小夜の甘い匂いが漂った時、俺の性欲は限界を超える。
遊郭での花梨との絡みも、この性欲が俺を突き動かした。
18歳の若さでこのSSS級の性欲、天下への道に役立つ時もあるが、戦いの最中に頭を占めるのは危険だ。
「うおっ、この性欲、抑えなきゃならねえ......!」
ステータス画面を頭に浮かべて、俺、ニヤけた。
「年齢18歳、戦闘力D+、知恵C、体力C+、信頼度C-、経験人数2人、スキルにラッキースケベS、嗅覚・犬並みA、性欲SSSか......!」
戦闘力はまだ低いけど、スキルのおかげでなんとか戦えてる。
知恵と体力は平均的で、信頼度はこれから上げなきゃならねえ。
18歳で経験人数2人は、まあまあ頑張ってる方か。
特にこの性欲SSSがなぁ。
「うおおっ、俺、天下への道を歩んでるぜ......!」
信長の野望に仕えて、出世の階段を一歩ずつ登ってる実感が湧いてきた。
でも、この性欲が強すぎるのが問題だ。
綾乃の乳房が顔に当たった感触、お涼の谷間が揺れる姿、小夜の甘い体臭が漂う瞬間が頭に浮かぶと、股間が疼いて我慢できねえ。
「我慢しろ、俺!」と自分を叱った。
天下を取るには、ラッキースケベと性欲を活かしつつ、戦闘力と信頼度を上げなきゃならねえ。
嗅覚・犬並みは敵の気配を探るのに役立つし、ラッキースケベはピンチをチャンスに変える。
性欲SSSは戦意を高めるけど、18歳の勢いで抑えきれねえ衝動が足を引っ張る。
「うおっ、俺のステータス、強みと弱みがハッキリしてるぜ......!」
丘の上で立ち上がり、星空を見上げた。
信長の試練を乗り越えてきた俺なら、次の敵も倒せる。
「次はもっと強く、賢く、性欲を抑えて......いや、少しは活かして、天下に近づくぜ!」
夜風が吹き、俺の汗と土の匂いが漂い、俺は一人で笑った。
宿に戻る道すがら、槍を握る手に力を込めて、次の戦いに備えた。




