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カード顕現~眷属だけが頼りです~  作者: えでぃ
2章 世界の状況
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海外旅行したことないです。

『輸送機の隣に着陸してください』


飛行場について1時間、想定外の龍での着陸をするために調整を行ってもらった。

本当なら、ほかの人たちと同じように輸送機に戻ればいいのだけど、いつも通りスキル『不器用』が器用に発動して、3回のチャレンジがすべて失敗に終わってしまうという事態が起きた。

そして現在、飛行場に着陸して降りた方が安全だということで特別に着陸させてもらうことになった。


「あの輸送機の横に降りて、そう、そこ。ありがとう」


アンダルシアが着陸すると、降ろしてもらった。


「じゃあまた呼ぶね」


そう言って手を振ると、そこには最初からいなかったかのように消えていった。



「安藤さん強いね」


空港職員に連れられてラウンジに入ると、徳永さんが飛び跳ねながらテンション高く話しかけてきた。


「私は強くないですよ。眷属が居なければ輸送機にも戻れないくらい弱いですから」


「そんなことないですよ。スキルだって安藤さんの力ですから。それより、この腕に巻いてるの何ですか?それになんかこの手袋焦げてません?」


「まあまあ、そんな一気に話しかけても答えられないですよ」


輸送機に置いてきたリュックをわざわざ持ってきてくれた田中さんが止めてくれた。


「ごめんごめん。つい興奮しちゃった。じゃあ一つずつね」


「えーとまず、この腕にあるのは、『アームデバイス』と言って『GTW』のアニメに出てくる公式のおもちゃなんだけど、スキルの影響か使い終わったカードがここの『図書館』に戻ってくる素敵使用なので、使わざる得ないんですよ」


「え?これおもちゃなの?そう見えないんだけど」


「すごいでしょう。これは、アニメ5周年記念の特別版で、限定100個しか制作されなかったレアもので、ここにシリアルが入ってるんですよ。しかも7ですよ。注文開始の1時間前から張り付いたかいが」


「ちょいちょい」


「何ですか田中さん」


「しゃべり足りないのはわかるけど徳永さんひいちゃってるよ」


さっきまでの興奮はどこに行ったのか、ひきつった笑顔をこちらに向けていた。


「ごめん、つい」


「いや、私が振った話だから、こっちこそごめん」


「ところで、その手袋なんで焦げてるの?着替えたときなかったよね」


空気をぶった切るように触れてほしくない話題を田中さんがふってきた。


「あーこれ?ちょっとね」


「上空で何かあったの?もしかして怪我したの?」


勘違いした徳永さんが大事にして、心配して手を取ってきた。


「怪我は大丈夫ですよ。なんて言ったらいいか」


「ミーティングはじめますのでこちらにお願いします」


自爆で焦がしたことをごまかすために頭を回転させていると、ミーティングの開催を知らせに来た人に心の中で感謝をしながら、ごまかすため2人を促してミーティングルームに移動することにした。



『それでは皆様そろいましたね。現在コート・ダジュール空港にいます。通常は日本からの飛行機はこの空港には来ないのですが、今回特別に使用許可をいただきました。正直ここは海が近すぎて、ほかの飛行機が着陸するにはあまりにも危険ということで、半分閉鎖されているため許可が出たようなものですが』


外を見ると確かに海が見渡せた。


『この先は海を進みます。出発前のミーティングの時に伝えた通り、大型のモンスターが出ますので、徳永さん、三国さん、安藤さんよろしくお願いします。それでは本日はこの空港周辺のホテルに宿泊となります。外に繰り出すのも構いませんが、現在海岸沿いに避難勧告出ていますので、治安がものすごく悪くなっています。一人での行動は控えてください』


そういうと、解散となり割り振られたホテルへと向かうこととなった。



だいぶ回復しましたが、咳がひどく外を歩けません。



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