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カード顕現~眷属だけが頼りです~  作者: えでぃ
2章 世界の状況
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『聖域』の異名

予約投稿の日程を1日間違えてましたすみません。

『それでは、国内の状況を見ていきましょう』


『はい、こちらをご覧ください。現在モンスターの襲撃により破壊されたダンジョンビルはダンジョンを囲み要塞化されることが閣議決定されました。それに伴い、ダンジョンビル周辺の地価の下落、関連株の下落が相次いでおります。また、氾濫後の調査にて、ダンジョン内から食料の持ち出しが可能となりましたので、ダンジョン関連株や、食料品輸入株の高騰が相次いでおります』


『食料の持ち出しは氾濫前から可能だったとの見解もありますが、どう思われますか?』


アナウンサーが有識者に話を振ると近くにいた渡辺さんが誰ともなくつぶやいていた。


「可能だったでしょうね。ただ、そこまでする労力と対価が釣り合わなかったからQ(クエスト)型ダンジョンの隠蔽にもつながったんでしょう」


Q型ダンジョンを知っている私たちからすれば可能だったと言い切れるが、Q型ダンジョンの存在を知らなかったか、もしくは当時の隠蔽を表建てしたくない有識者は違う見解を話だ出した。


『私はそうは思いません。今までのダンジョンといえば、内部が迷路みたいになっており倒すと魔石を落とすことがあるくらいのものでした。いろいろな小説に書かれる通り、氾濫の可能性は政府としても認識しており、建物を見た目とは反して強固なものにし、警備会社へ民間委託できる体制を構築しておりましたが、あのようになってしまいました。そのための要塞化となっておりますが、今回食料を確保できる可能性が出てきたことにより、要塞化をどの程度進めることになるかの課題も見えております。最初から今回のことが分かっているのであれば食料自給率の低い我が国の追い風になることを政府が10年間隠し続けることはしないでしょう』


『田中さんはどう思われますか?』


今度はQ型ダンジョンを知っている田中さんにも話を振ってきた。


『これは可能性ですが、あったのかもしれません。ただ、その場合魔石以外の例えばこの、魔道具と呼ばれる力を加えると動作する道具などは、深い階層でしか手に入れることができませんでしたので、食料関連も同じことだと思われます。そう考えると、隠蔽していたのではなく、労力に成果が合わなかったのではないでしょうか?』


「あら?田中君うまいこと言ってるけど、これ多分台本ありそうね」


「田中さんの考えじゃなさそうですね。いつもの田中さんならQ型ダンジョンをばらしてしまいますから」


渡辺さんと藤沢さんが田中さんをこき下ろしている。


「これはテレビ局ではなく佐藤さんからの指示ですね。私にオファー来た時にもし出演するならと、いくつか回答集をもらいましたから」


私が裏話を暴露すると、皆が納得したようにうなずいていた。


『ありがとうございます。続きましては、政府が表明してい。各国に対する支援に関する情報をお伝えします』


『こちらの画面をご覧ください。各国に対し、日本は以下のような支援を行うと表明いたしました。とはいえ、食料などの物資に関しましては、乾パンやカップ麺などの非常食を放出いたします。ただ、先ほどもありました食料自給率の低い日本では、到底全世界の食料を賄えませんので、ダンジョンに飲まれた世界の食糧庫と言われていた国の解放にダンジョンウォーカーや警備会社を派遣することを表明しております』


『この作戦に田中さんも参加されるのですか?』


『私は警備会社所属ですので、基本依頼があればと、言わざる負えない立場ですが、今回は、急を要することです。一時的にでもダンジョンウォーカーに所属してでも、参加いたします』


スタジオに歓声と拍手が巻き起こっていた。


「社長、この依頼来てないんですか?」


東さんがたまたまコーヒーを注ぎ来ていた社長に話しかけた。


「来るに決まっているだろ?この会社には、『炎鎧(えんがい)』と『聖域』の異名持ちが2人もいるんだから」


「え?『聖域』って誰ですか?うちの会社にいつの間に新人が入ったんです?」


私が、疑問に思い質問すると


「お前のことだよ。知らなかったのか?」


いつの間にか私にも異名が追加されていたのだった。






日本全域のモンスターを排除した実績で異名がもらえなかったら、ほかの異名持ちが過去にやったことが想像できなくなるでしょうね。

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