神罰の日
先日の大騒動から1週間が過ぎやっと日本では落ち着いてきた。
名古屋だけだと思っていたモンスターの氾濫は、全世界で同時多発に起きており混乱していた。
それは神託の通り、地獄の窯のふたが開かれそこから現れた怪物に蹂躙されているような光景が広がっていた。
日本だけは他国と違い私が発動した『神聖領域』により被害は他の国から比べたら、微々たるものとなっていた。
この『神聖領域』は私の国と認識している場所に張られたとのことで、その領域内のモンスターが塵となったようだ。
なぜ、他人事かというと、『神聖領域』を発動後外に出るとモンスターの姿は消えた後だったため人づてでしか確認できなかったからである。
あえて名乗りを上げなかったがどこから『神聖領域』を張ったのが私だと突き止めたのか国から賞状と特別手当を受け取ることとなった。
またレイセ・ファンカレはカードに戻るまでの間に私のスキル『カード顕現』についてわかる範囲で教えてもらった。
『カード顕現』の発動条件はカードに描かれているものの知識を発動者本人か、近くにいるものが持っていることで顕現可能になるとのこと。
そしてここからが大事で、カードに書かれていることやカードに係わるルールに顕現されたものは縛られる。
例えば、『聖女レイセ・ファンカレ』はGTWのルールに縛られているため、今回の『神聖領域』みたいな魔法も自分では発動ができず、私がGTWのカードを使用しなしなければならない。
と、いろいろ
新事実が発覚したが、この『カード顕現』がこれだけではない気がしているが、それよりもティラントとの知識の差がありすぎることを聞いたところ。
「それは、私があなたのカードであなたの知識により顕現したからですね。現にそのティラントは魔法や技を一切使えなかったのではないですか?」
との答えが返ってきた。確かにその通りで剣捌きは早すぎて見えなかったが、、魔法を一切使ってなかった。
そんなこんなで日本は比較的日常が戻りつつあったが、すべてが元通りというわけにはいかなかった。
1番の問題は食料や石油でそれらの輸入先が軒並み今回のモンスターの氾濫によって大打撃を受けており、日本にまともに輸出しているのはアメリカのみとなっていた。
そして、今回のモンスターの氾濫は『神託者』の声明を受けてきちんと備えていた国は被害を抑えることができ、無視を決め込んだ国は国民が居なくなり滅亡や亡命政府へと変わってしまった。
その滅亡した国はダンジョン化しているためモンスターが跋扈して簡単には侵入できなくなっている。
この日を忘れないようにモンスターの氾濫の日を『神罰の日』と、どこからともなく言われるようになった。
『神罰の日』を境に世界は大きく変わっていくことを余儀なくされた。
そして私を取り巻く状況も嫌でも変化していくこととなった。
これにて1章が終了となりました。
そんなに間を置かずに2章を始める予定です。




