表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カード顕現~眷属だけが頼りです~  作者: えでぃ
1章 教育、講習そして契約
3/113

世界を我が手に

「それじゃあ基本的なルールの説明しながら対戦しようか」


白檀が机に1つのデッキを置きながら説明し始める。


「まず可能性(ポシビリティー)。この中には無限の可能性が「白檀さん公式設定紹介してたら閉店までに説明終わりませんよ」


こんな感じで公式設定を説明しかけた白檀さんを止めて簡潔に紹介していく。




眷属(リレイション)

『ワールド』に召喚してプレイヤーの代わりに戦う存在。『眷属』がいなくなった時点で敗北。


魔法(マジック)

『眷属』の『魔力』を消費して使用可能。


(ソウル)

『一門』や『図書館』に置かれた『眷属』に対して発動。相手のターンでも作用可能。


ワールド

『眷属』を召喚する場。


一門(キンドレッド)

召喚前の『眷属』専用のデッキ。10枚まで入れられる。


可能性(ポシビリティー)

『魔法』と『魂』を入れておくデッキ。30枚から60枚まで入れられる。




「ここまでが必要になる名称だね。わからない部分はあるかい?」


「まだ大丈夫です。」


「設定を知らないと面白くないだろ」と、不満を漏らしている白檀をほかの常連客が慰められているのを横目に見ながら少年にルールを説明していく。


「では、次にターンの流れから説明していくね」


「はい」


「まず対戦が始まる前に眷属を1枚召喚しておく。」


ワールドに『聖女レイセ・ファンカレ』を出しながら次の説明に移っていく。


「ターンの流れとしては、『魔力回復(スタンドアップ)』、『手札補充(ドロー)』、『メイン』、『エンド』となっていく。まずは『魔力回復(スタンドアップ)』だけど、このフェーズでは『眷属』が持っている魔力をすべて回復します。次に『手札補充(ドロー)』このフェーズは『眷属』の魔力2つにつき1枚ドローできるけど、ここでドローしすぎると、このターン『魔法』の発動ができなくなるので注意しすること」


「はい、わかりました」


「それでは次に『メイン』に入っていくよ。ここでは魔力を消費し手札の『魔法』を使用したり、『一門』や『図書館』にある『眷属』に対して『魂』を使用することにより『ワールド』に召喚したり、相手の『眷属』に攻撃行い、相手の眷属を『消失(ディサピアー)』させるフェーズだね。決めきれるときはいいけど、相手のターン開始時の『魔力回復』では自分の眷属の魔力は回復しないので、そこの駆け引きが大事だよ。」


説明しながら白檀が出してきたカードと自分のカードを並べて、対戦準備を整える。


「ねえねえ、なんで斬汽君は自分のデッキをセッティングしてるのかな?」


「はははは、それはね白檀君少年の対戦相手になるために決まってるではないですか」


「はははは、遅れてきた分際で説明役も取り上げてなおかつ、対戦相手も取り上げるとはいい度胸ですね」


「それは早い者勝ちというやつですよ。これが終わったら変わりますので待っててくださいな」


「しょうがないですね、このGTWのレフリー資格を持っている私、白檀がレフリーをしてあげようじゃないですか」


そんな茶番をしながらもセッティングをすませ、白檀の合図を待ちます。


「いつもなら先行、後攻を決める『コイントス』をするとこですが、少年に動きを見せるために斬汽さんが先行にします。ちゃっちゃと負けやがれ」


悪態つく白檀に苦笑いを返しながら少年にとっては初の対戦を行う。


「GTWの開始時は『世界を我が手に』と言って始めます。これは場がワールドと「話長くなりそうだから始めようか少年」


「はい、わかりました」





『世界を我が手に』


TCGを新しく作るときはルールよりも各カードを考えるほうが大変です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ