暑さにやられてます。
暑さにやられて更新の予約ができてませんでした。
今日からは、15時更新です
「よっしゃ次は俺ですね」
田中さんがそういうとスコップの持ち方がしっくりこないのか手を入れ替えたり逆手にしたりと、構えを取りながら首をかしげている。
「次のグール来ましたよ。構えてください」
小岩井さんがフライングレフトを打ち落としながら、声をかけた。
「え?もう、っちょっとま」
あわてて振り上げてしまう。
慌てて振り上げてしまったスコップはグールには当たらず天井に当たった。その後、跳ね返ってグールの頭上へと振り落とされた。
「あれ?結果オーライ?」
「気を抜くな」
小岩井さんと佐藤さんが同時に動き、小岩井さんのレーザーが下半身を消し飛ばし、佐藤さんが首をはねた。
「1-1ダンジョンの敵が弱くて、引率者がいたとしても死を招く行動をするな。初期には死者が出ているんだ。遊びのつもりなら今すぐ帰れ」
「す、すみません」
本気で怒っている佐藤さんの背後が揺らめいて、ダンジョン内の気温が上昇し始めた。
「隊長落ち着いてください。このままだと新人さんたち暑さにやられてしまいますよ。それと田中君だったかな?君も今後、こういうことが無いようにしてくれると先輩としてはうれしいんだが」
優しく言っているのに迫力がのある笑顔に何度もうなずいた
うなずいたのを確認した小岩井さんは、いつもの屈託のない笑顔に戻った。
「わかってくれてうれしいですよ、隊長ほどじゃないですが、自分もダンジョンで仲間を看取ったことあるので、さっきみたいな不真面目な態度は許せないんですよ。そのスコップを使いつつづけたいのであれば、きちんと練習してください。そうでなければ他の人の邪魔になるので元の職場に戻ることをお勧めしますよ」
言葉を紡ぎながらもモンスターに対して的確に攻撃を加える。
「ふぅ、すまなかった、ダンジョン内で感情が高ぶるとスキルの影響で周りの気温を無意識に上げてしまうから、気を付けているのだが、過去に同じようなことをして負傷した部下を思い出したら抑えが効かなくてな」
そういって謝る佐藤さんに、自分の考えが甘かったことを正直に田中さんが謝り、帰還後武装の見直しについて話し合うことでこの場を収めた。
「それでは、最後安藤さんの戦いが終わったら帰還して、今日の反省会とスキルの確認をしましょう」
そういって、グールを探すために先頭を歩き始めた佐藤さんの後に続いて、自分の番が来たことに心臓が爆発しそうなほど緊張し始めて、逃げ出したくなるのを抑えながら進んでいく。
死者や負傷者が目の前ででると、神経質になってしまいます。
安全のために行っていることは守るようにしましょう。




