主要登場人物紹介
こんにちは。この小説を眼に留めていただいてありがとうございます。
この作品は『暴虎馮河伝』https://ncode.syosetu.com/n9555gj/の続編となっております。
以下の登場人物紹介は多少のネタバレを含んでおりますので、ぜひ前作も読んでいただけたら幸いです。
黄 龍珠……本作の主人公。龍悟と慶の息子で美男美女の両親譲りの美男子。争いを好まない穏やかな性格で、偉大な父を持った重圧と周囲の期待に思い悩んでいる。
凌 凰蘭……拓飛と凰華の娘。父親譲りの剛毅さと母親譲りの優しさを受け継いでいる明朗快活な少女。顔は父親似。
柳 正剛……青龍派の門人。怜震の甥で叔父直伝の槍の腕前は中々なものだが、少々頭の回転が鈍いところがある。
張 迅雄……青龍派の門人。刀術を使う。
林 秀芳……青龍派の女門人。剣術を使う。
崔 玄舟……玄武派の門人で第七世代筆頭。恐るべき魔技を使う。
玄豺……玄舟の一番弟子。猜疑心が強く、弟弟子の玄狼に対抗心を燃やしている。
玄狼……玄舟の二番弟子。長身痩躯の青年。冷静沈着な性格で、兄弟子の玄豺を上回る実力を持つ。
玄貂……玄舟の三番弟子。ずる賢く陰険な性格の小柄な男。逃げ足はかなりのもの。
玄豹……玄舟の四番弟子。しなやかな肉体を持った女性。弟弟子の玄龍を気遣っている。
玄龍……玄舟の五番弟子。弟子入りは遅いものの、凄まじい速度で技を会得していく新鋭。常に龍を模した面を着けており、他の者には無い不思議な能力を持っている。
凌 拓飛……前作『暴虎馮河伝』の主人公。かつては白髪赤眼の容貌で左腕に虎手を宿しており、各門派から妖怪と敵視されていた。現在は義侠の行いを重ねて『凌雲飛虎』の異名で呼ばれる。
石 凰華……白虎派の門人で拓飛の妻。夫と共に義侠の行いを重ねて『白凰娘子』の異名で呼ばれるほど腕を上げた。
黄 龍悟……青龍派の現掌門。眉目秀麗な天才剣士で拓飛の好敵手。父親との確執から息子との関係性に悩んでいる。
李 慶……暗器術や飛刀術を得意とする青龍派の掌門夫人。絶世の美貌の持ち主。
斉……西方の訛りを話すが、本名や出自など一切が不明な男。元は『斉天大聖』を名乗る一人働きの盗賊だったが、現在はその時に培った目利きを活かして拓飛の実家の商いに精を出している。
焔星・桃花……焔星は半妖の雄馬で空を駆ける能力を持つ。桃花は西方の神獣の血を引く雌馬で、それぞれ拓飛と凰華の愛馬。
星河……焔星と桃花の仔馬で、父親譲りの真っ白な毛並みが特徴の雄馬。
王 月娥……故人。白虎派の前掌門。『西王母』の異名を持ち、『千里眼』や『桃氣』などの不思議な術を操る。
蘇 熊将……かつては白虎派の第七世代筆頭で現掌門。拓飛や龍悟と渡り合える数少ない実力者。寡黙で髭面の偉丈夫。
柳 怜震……故人。青龍派の第七世代筆頭で槍の腕前は『神槍』と呼ばれるほど。正剛の叔父で熊将の好敵手。
黄 志龍……故人。青龍派の前掌門。龍悟の実父で成虎の好敵手。
朱 凰珠……故人。朱雀派の門人だったが、志龍と結婚して門派を抜けた。誰からも愛される不思議な魅力の持ち主。
朱 燕児……朱雀派の門人で現掌門。褐色の肌を持った細身の美女で、拓飛とは浅からぬ因縁を持つ。
朱 子雀……朱雀派の門人で燕児の妹弟子。家事や裁縫などが得意で、武術の腕前も相当なものだが、おしゃべりなところが玉に瑕。
朱 太鳳……朱雀派の前掌門で燕児の実母。成虎や志龍と並ぶほどの実力者だが、とある事情で現在は引退している。
石 桐仁……故人。凰華の父親で、昔気質な性格。若い頃は仙士をしていたほどの手練れだが、妖怪から凰華をかばい命を落とした。
凌 堅宗……拓飛の祖父。清徳鎮の磁器の元締めを務めていたが、現在は隠居して悠々自適に過ごしている。
凌 玲蘭……故人。拓飛の母親。元々身体が丈夫ではなかった事もあり、命と引き換えに拓飛を産み落とした。
孫 小蛍……故人。子供の頃は玲蘭の小間使いで、成長してからは拓飛の世話を任されていた。とある事件で命を落とし、拓飛の運命を一変させた。拓飛の初恋の女性。
易者の老人……行く先々で拓飛を導くような言動をした謎の老人。
岳 成虎……拓飛の師父。元は白虎派の門人で第六世代筆頭だった隻腕の大男。当代随一の腕前だが、相変わらずその行方は誰も知らない。