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ケイの鑑定

 ギルド長は奥の棚から水晶を持ってきた、このギルドには個室がないためカウンターでやるようだ。個人情報は気にしないみたいだが、他には誰もいないため、このギルド自体が個室のようなものである。


「この水晶に手をかざしな」

 ケイはギルド長に言われるまま水晶に手をかざした。

 水晶に文字が浮かび上がる。


 名前     ケイ

 種族     人間

 性別     女

 年齢     16

 レベル    1

 身分     平民


 選択可能職業

 盗賊 棒使い 奴隷


 魔法

 なし


 スキル

 なし


 ステイタス

  体力    15

  魔力    3

  攻撃力   16

  防御力   17

  精神力   6

  素早さ   12

  器用さ   10

  賢さ    7

  魅力    9

 

 やはり盗賊って出てしまった。それに奴隷ってなんだ! シンはドキドキしながらギルド長の顔を見た。


「なんるほどね! そういうことか・・・・」

 ギルド長は、黙り込んでしまった。


 シンとケイは、ギルド長の態度に声も出さずに固まった。


「で、どうする?」

 ギルド長はぽつりとつぶやいた。


「ど、どうするとは?」

 オレはどぎまぎして聞いてしまった!


「職業選択に盗賊と出たからには、このお姉ちゃんは、実際に盗賊をやってたってことになる」

「ギルドの規則では、そういう手合いがいた場合、騎士団に報告することになっている」

「そうなるとこのお姉ちゃんは、罪人となり奴隷身分に落とされることになるね」

 ギルド長は淡々と説明した。


「そ、それで・・・・」

 シンはギルド長が何を言いたいのかわからなかった


「これ以上は私の口からはいいにくいから、あんたらから提案するしかないね」

「幸い、このギルドにはわたしと、あんたら二人しかいないね」

 ギルド長は、そういうと口を閉ざした。



「お金ですか?」

 ケイはギルド長に尋ねた。


「・・・・まあ、それでもいいんだけれど、一つ私の依頼を受けてほしいとこだね」

 ギルド長はにやりと笑い、シン達をみた。


「い、依頼? どんな依頼ですか?」

 シンはカウンターに両手をついてギルド長に顔を近づけた


「ここから数キロ離れた草原にグレートホーンっていう巨大な牛の魔物がいる、そいつを狩ってきてくれないかね」

 ギルド長は目を輝かせながらシンに説明した。


「グレートホーン?」

 シンはピンときてないようだ。

「わかった、いいだろう」

「任せてくれ!」

 シンとギルド長はがっちりと握手をした。


 シンとケイはギルドを後にして、宿屋に向かった。

 途中でケイは申し訳なさそうにシンに話した

「すまないシン、私たちのために・・・・」


「気にするな! 魔物を倒せばいいだけのことだ!」

 シンはすっきりとした笑顔でケイの肩をポンポンと叩いた。


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