残念盗賊団
盗賊に囲まれたシンとシュバは、それぞれ武器を構えた。
「お前たちなんかに渡すものは何もない! この魔石を見ればわかるだろう、おれたちは強いぞ! 今なら見逃してやる、とっとと逃げろ」
シンははったりをかました!鬼化が使えないシンはできるなら戦わずに済ませたかったのだ。
「オレは魔導士だ! もしお前たちがやる気なら、オレの大魔法で殲滅することになる」
シュバはシンのはったりに乗った。
「・・・・」
盗賊団は迷ってるようだった。
「わかった! 魔石は半分でいい! それで引いてやろう」
盗賊団のボスケイは意外と、すぐに妥協してきた。
「はぁ、ダメに決まっているだろう!」
シンは少し強気で切れてみた。
「わ、わかった。じゃあ3分の1で」
盗賊団はさらに妥協してきた
「なんだこいつ!」
シンとシュバは一気に盗賊団に違和感を持った。
「お、お前たちの仲間は、漏らしてるじゃないか! それくらいで許してやるっていてるんだ」
盗賊団はこれ以上は妥協してこないらしい。
「シンこいつら」
シュバは目でシンに合図した。
「ああ、弱いな」
シンとシュバは、勝てると確信していた。
「おい、お前たち弱いだろう!」
シンは盗賊団のボス、ケイにドスの利いた声で問いかけた。
「えっ、えええっ。そ、そんことはないぞ!」
ボスは明らかに動揺していた。
「そうなんだな! おいお前たち金目の物を置いていけ! そうすれば、許してやる!」
シンは大声で盗賊たちに檄を飛ばす。
シュバは少し驚いた様子で一瞬たじろいだが、すぐにシンとともに脅しをかけた。
「えーーーー、私たちは盗賊だぞ! 盗賊から金銭を奪うって!」
盗賊たちは腰を抜かして驚いた!
「ボ、ボス! さすがに舐められすぎですぜ。ここは戦いましょう」
ボスの隣にいた盗賊が、ケイに戦いを促した。
「わ、わかった! い、いくぞ!」
「うあああああああああああああああああああああああああああああああっ!」
盗賊団は全員でシンとシュバに襲い掛かってきた。
「シュバ、来たぞ!」
シンとシュバはそれぞれ武器を構えた!
「フドガッ」
「キン」
「がしゃっ」
シンとシュバが武器を振るうと、盗賊たちは全員吹き飛ばされた!
「よ、弱い! 弱すぎる」
2人はあっけにとられた。
「どうだ、みたか! 観念しろ!」
腰を抜かしていたイオは突然立ち上がって盗賊団に気を吐いた。




