表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
278/350

ミト王出陣

「ミト王出陣されました!」

 カチンのところに、兵が報告にやってきた。


「やっと出てきたか」

 カチンの横に控えていたマグマグが側近に何やら指示を出した。

「将軍それでは、手筈通りお願いします」

 マグマグはそういうと一人で馬に乗ってカチン軍を離れていった。


「やっと、オレが王になる時が来たな!」

 カチンは馬にまたがり前線に出ていった。


 

 一方、マウント軍本部でもミト王のことが報告された。

「セロ将軍、よろしくお願いいたします」

 セロは1軍を率いて前線に向かった。


 ラオ軍師はセロ将軍を見送ると何やら忙しく準備を始めた。


「パカパカパカ」

 ミト王がマウント国軍の居並ぶ軍の眼前までやってきた。

 前線にはセロ将軍率いるマウント国精鋭部隊が布陣していた。

 マウント国軍をはさむようにカチン将軍率いる数千の軍も布陣していた。


「かかれ!」

 ミトは、そのまま全軍でマウント国軍に突っ込んだ。ミト王としては適当に戦って一旦城に退却しようと考えていた。そのため、速攻そして撤退というリズムの良い戦いを想定している。


「まだか! 魔導士隊?」

 セロはアトミックイクスプロ―ジョン発動を待っている!


 ミトは時間をかければ、前回の上級魔法が来るのが分かっていた。

「全軍かかれ!」

 ミトはゴブリン軍と騎士団が入り乱れるように全軍を前進させた。


「くそゴブリンめ!」

 セロはいまだ魔法を放てば、味方も含めて攻撃してしまうため、魔法の指示を出せずにいた。


 ミトはその剣技で、騎士たちを次々となぎ倒していく。

「オレが相手だ!」

 上級騎士のゴトンがミトに立ちふさがった!

「お前がゴブリンの王だな!」

 ゴトンは槍を構え、ミトに飛びかかった。同時に左右から2人の騎士も攻撃した。


「はあああっ!」

 ミトは大剣を横なぎで大振りした!


「うああああっ」

 左右の騎士たちはミトの攻撃で腹部を大きく切られ血しぶきをあげた。


「やっぱり、すげえな!」

 ゴトンは大盾でミトの攻撃を防いだが、体中がしびれて動けなかった。


「ひけ―っ!」

 ミトはゴトンのこと等、全く気にもせず、全軍に撤退の命令を出した。






 いつもお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ