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ホブゴブリン戦3

「ブォン! ブォン!」

 突然ホブゴブリンが大斧を大きく振り回した。ニッカとシュバはなんとか後ろに飛んで無傷であった。

「ドンドンドン」

 ホブゴブリンはニッカ達が下がったのを確認すると、全速力で逃げだした!


「クソッ! またか!」

 シュバはシンシン村でのホブゴブリンとの戦いで追い詰めながら逃がしてしまったことを思い出した。


「追うぞ!」

 考え事をして呆けていたシュバにニッカが声をかけた!

 2人はホブゴブリンの後を追った。しかし骨折や打撲など満身創痍の2人は、ホブゴブリンについていけない・・・・


「ドンッ」

 ホブゴブリンは突然膝をついた。


「エッ・・・・」

 ニッカ達はその姿に困惑したが、立ち止まったホブゴブリンのところまで走った。


「ハァハァハァ」

 どうやらシュバ達以上に満身創痍だったのはホブゴブリンのだったようだ!全身からの出血でもはやホブゴブリンは走ることさえもできない状態だった。


「ブォン ブォン」

 シュバ達が近づくとホブゴブリンは最後の力を振り絞って膝をつきながら大斧を振り回した。


「シュバ!」

 ニッカはシュバの目を見て確認した。シュバは黙ってうなずいた。


「ドシュッ! バシュッ!」

 ニッカとシュバはホブゴブリンの大斧を避けながら何度もホブゴブリンを剣で突いた!


「ぅおおおおおお」

 ホブゴブリンは最後の咆哮をあげて前のめりで倒れた!しばらく小さな息をしていたが、やがて完全に息絶えた。本来なら戦えなくなった相手をなぶり殺しのように殺すのはニッカ達もしたくはなかったが、これは戦争である!今やらなければ、今度は自分たちがやられるのである。


 ニッカとシュバはコンのところに戻ってきた。アヤたちも集まってきている。

「この状態では任務を継続するのは無理だ! 一旦、本部に戻ろう!」

 ニッカ達はコンを全員で担いで、本部に戻った。


 コンを医療テントに運ぶと、釣領担当の騎士がポーションを使ってコンの治療を始めた。シュバとニッカもポーションをもらって、それぞれ飲んだ。


「我らも、一旦戻ることにする!」

 ユークレオとアヤは魔導士専用テントに戻っていった。


「大丈夫か?」

 報告を聞いたイオ達が医療テントにやってきた。


「なんとかな・・・・」

 シュバは力なく、椅子に座りこんで天井をみて、シンの事を思い出していた。



 いつもお読みいただきありがとうございます。

 引き続き頑張って書いていきますので何卒よろしくお願いします。

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