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ゴブリン城偵察

 シュバ達はデリ隊長に呼ばれた。

「やあ、この本部はどうだい? 快適に過ごしてますか?」


「はい、ここは天国のようです」

 イオがニコニコしながら答えた。


「それはよかった! 君たちの任務だが、やはり偵察隊になりました。シュバ君はゴブリン城のもとになった街の出身だし、これまでの経験から判断されたようだよ」

「通常は、偵察任務について細かく指示が出されるんだけど、君たちには、もっと自由に動いてもらおうということになりました! 方法は君たちに任せるので、我々に役に立つ情報を集めてきてほしい!」

 デリはそういうと、ニッカ達の元を離れていった。


「自由って言われると、かえってやりづらいね!」

 ニッカは顎に手を添えて考えている。


「ニッカさん、行ってみたいところがあるんですが!」

 シュバはそういうとニコニコして何か思いついたようだ!


 シュバがニッカ達を連れてきたのは、以前ゴブリン城が街だった時に隠し通路でつながっていた遺跡であった。


「なるほど、ここか!」

 クニも遺跡の事を思い出したようだ!


「だけんど、さすがに通路は埋められてるんじゃないだか?」

 デンの言う通り、ニッカ達が確認すると、通路はゴブリンたちによって完全に埋められていた。


「ああ、それはわかってる!」

 シュバはニッとわらってニッカ達をつれて、100メートルほど移動した。

「ここだよ!」

 そういうとシュバは草や木で覆われた茂みの中を5メートルほどニッカ達を連れて進んだ。

 そこにはひょっこり空いた1メートルほどの穴が開いていた。

「ここから、あの城の地下までつながっているはずです!」

 かつてシュバとシンが最初に見つけた通路はこの小さな穴だった。しかしこの穴を通ると泥だらけになるし、途中に虫や蛇など小動物が多くいたのでそれ以降使用することはなかった。

「シンは虫が苦手だったから、1度通って使わなかったから忘れてたけど、偵察任務の事を考えていて思いだしたんだ!」

 ニッカ達は穴の中を覗き込んだ、子供のころのシュバ達と違って、今のニッカ達が通るにはほふく前進で進むしかなかった。


「おい、シュバ! ここ通るのはかなり勇気いるぜ・・・・」

 クニをはじめ、ニッカ隊のメンバーはかなり引いているようだ。


「確かに厳しい通路だが、偵察任務には絶好の場所だ! ここに住んでいたシュバ君がいたからこそだよ」

 ニッカも虫は苦手だったが、このチャンスを利用しない手はないと決断したようだ!


 いつもお読みいただきありがとうございます。

 引き続き頑張って書いていきますので何卒よろしくお願いします。

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