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1階層ボス部屋

 シン達パーティーは3度目の正直で0時にダンジョンの入口にいた。今回はイオも一緒だ。

「やっぱりオレがいないとダメみたいだな」

 シンやシュバはイオの言葉も耳に入らないほど集中していた。


「シュバ、今日は何が何でもボス部屋をクリアするぞ!」

 シンは0時になると同時にダンジョンの中に駆け出した!

 シュバやデン達も、それに続いた。


「ちょ、ちょっと待って」

 イオだけは遅れたようだ!


「ここだな!」

 シン達は今までで最短の1時間30分で、ボス部屋に到達した!

 シンの前には、それでも7組の冒険者パーティーがいた。


「よし! この順番なら今日は確実だな!」

 シンは軽くガッツポーズをした。


「じゃあ、待ってる間に腹ごしらえをするだ」

 デンは持参したパンをパーティメンバーに配った。

 シン達が食事をしていると、前日にシンを出し抜いた男がいるパーティが最後尾に並んだ。どうやら彼らも、まだ1階層をクリアしていないようだ!

 シンとシュバは何も言わず、ニヒルな笑みを浮かべたのであった。


 9時くらいになったころ、ようやくシン達の順番が回ってきた。

「いよいよだな!」

 初めてのボス部屋に皆ドキドキが止まらなかった。

 ボス部屋の扉をシュバが押してシン達パーティは中に入った。


「バタン」

 シンのパーティが全員入ると同時に入口の扉が大きな音を立てて閉まった。


「真っ暗だな」

 扉が閉まると、完全な暗闇になったが、1分ほどで部屋全体が明るくなった。


「どんな仕掛けなんだ」

 イオは明るくなると同時にあたりをキョロキョロして落ち着かないようだ。


 次の瞬間、ボス部屋の中央に魔法陣が出現し、その中央に何かが現れた。

「気を引き締めろよ!」

 シンは鉄斧を構えて、警戒した。


「ようこそ、ダンジョンへ!」

 シルクハットに、タキシードの紳士がお辞儀をして、シン達にあいさつした。手にはステッキを持っている。


「行くぞ!」

 シュバは剣を抜いて紳士に飛びかかった!


「バンッ!」

 シュバは見えない何かにはじかれた。


「痛っ! こいつ魔法を使うぞ! 気をつけろ!」

 シュバは1歩下がって警戒した。


「1階層から、強敵だな!」

「鬼化!」

 シンは、ためらわずスキルを使用した。

 鬼化したシンは、勢いよく斧を振りかぶり紳士に突撃した。


「バンッ」

 シンは勢いよくボス部屋の壁まではじき返された。


「ちょっとまって」

 紳士は何か言おうとしている・・・・


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