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「それでは、どちらからの鑑定になりますか?」

 お姉さんは苦笑いを浮かべながら聞いてくれた。


「はい、僕からぜひお願いします」

 シュバはそういうとお姉さんの手を握って鑑定を依頼した。


「は、はい・・・・」

 お姉さんはちらちら、用心棒のおっさんの方を見ている。

 シンはまた、おっさんが来ないか不安だった。こんな理由で出入り禁止なんて・・・・


「それでは、この水晶に手をかざしてください」

 お姉さんは、そういうと強く握られているシュバの手を必死に引きはがした。

 水晶に文字が浮かんできた!


 名前     シュバ=バイン

 種族     人間

 性別     男

 年齢     10

 身分     貴族

 職業     魔導士

 レベル    10


 魔法

 ブラックボール改

 ストーンクラッシュ

 ストーンボム

 ロッククラッシュ


 スキル

 暗黒魔法 土魔法


 ステイタス

  体力    65

  魔力    79

  攻撃力   39

  防御力   42

  精神力   71

  素早さ   47

  器用さ   32

  賢さ    67

  魅力    32


「おお、魔法が増えている! ステイタスも!」

 シュバは再びお姉さんの手を握り喜びを表現していた。

 

「おそらくストーンクラッシュは使えない! ロッククラッシュも怪しいな! 気になるのはブラックボール改だな!」

 シンは直感で感じていた。

「もう一つ気になるのは、他のステイタスが上がってるのに、魅力が1しか上がってないことだな」

「シュバにはあえて、言わないであげよう・・・・」

 シンは心に誓った!


「まだ若いのに、すごいですね!」

 受付のお姉さんは純粋に褒めてくれた。


「ありがとうございます。あなたのために頑張ってきました!」

 シュバは再びお姉さんの手を握り、おかしなことを言っている・・・・


 シンはいつまでも手を握っているシュバを突き飛ばし席を変わった。

「次はオレでお願いします」

 シンは水晶に手をかざした。

 水晶に文字が浮かんできた。


 名前     シン

 種族     人間

 性別     男

 年齢     10

 身分     平民

 職業     破壊者

 レベル    18


 魔法



 スキル

 鬼化レベル2


 ステイタス

  体力    121

  魔力    51

  攻撃力   131

  防御力   110

  精神力   87

  素早さ   68

  器用さ   17

  賢さ    70

  魅力    50


「おお、鬼化のレベルが上がってる! それにステイタスも!」

 シンは浮かない顔をしていた。

「これだけ上がっても、あの首なし鎧には全く通用しなかった・・・・」

「くそっ、一体あいつの強さはどれくらいなんだ!」

 シンは大きく上がったステイタスを見ても全く浮かれなかった。

 ただ一つの数値を除いて・・・・


「オレの魅力は、シュバを大幅に抜いたな!」

 シンは心の中でほくそえんでいた


「お姉さん、オレのステイタスすごいよねー」

 シュバは浮かれていた。


 シンは、ますます不安になったのである。


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