表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
117/350

デレデレ

 シン、シュバ、クニの3人は冒険者ギルドにやってきた。これまでシンが訪れたことのあるギルドが比較にならない巨大な建物である。

 中に入ると数十人の冒険者らしき人がいる。人族だけではなく獣人やエルフ、ドワーフ。

 3人は目を丸くしてあちこちを見渡している。


「いらっしゃいませ、本日はどのようなご用件ですか?」

 受付のお姉さんが声をかけてきた。彼女の頭には猫耳がお尻にはしっぽがある。猫の獣人だ!


「おおっ!」

 シンは感動した。

「本当にいるんだ!」

 シンは受付のお姉さんの頭の耳やしっぽをじろじろ見ている。


「ちょ、ちょっとやめてください!」

 受付のお姉さんがそういうと、ごついおっさんがシン達の前にやってきた。


「うちの受付にいかがわしいことするのはお前たちか!」

「そんな奴は出入り禁止だ! とっとと出ていけ!」

 おっさんは用心棒のようだ。


「申し訳ありません。誤解です。僕たちは鑑定と買取りをお願いしに来ただけです!」

 シュバが見たこともないくらいの低姿勢でおっさんに誤った。

「ほらシンも謝れ!」


「ごめんなさい」

 シンはどこか納得いかない気分である。


「よし、とりあえずは許してやろう! 2度目はないからな」

 おっさんはそういうとシン達を通してくれた。

 おっさんの横には汚いものを見るような目でシン達を見ている受付のおねえさんがいる。


「はあ・・・・シン気をつけろよ!」

 シュバがシンに注意した!


「う、うん」

 やはりシンは納得できないようだった。


 4人はまず買取りカウンターに向かった。

「すみません、魔石や素材の買取りはこちらでよろしいですか?」

 買取り担当はクニなので、シンとシュバは後ろで見ている。


「はい、こちらで大丈夫です」

 問題なさそうなのでシンとシュバはクニに任せて鑑定のカウンターに向かった。


「鑑定お願いします」

 シンはカウンターのお姉さんに声をかけた。

 今度のお姉さんはメガネっ子だった。

 20歳くらいのさわやかな本が好きそうな女の子だ。


「かわいいー」

 どうやらシュバのタイプのようだ!

 シュバはお姉さんをじっと見て目を離さない


「おい、またお前らか」

 用心棒のおっさんが再びやってきた。


「いえいえ何もしてないですから」

 今度はシンが、丁寧に接した。


「そうか! お前らのことは見てるからな!」

 用心棒のおっさんはそう言い残して去っていった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ