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命拾い

「ワシはそろそろ行くが、せっかくだから、少し力を分けてやろう!」

 首なし鎧はそういうと、シュバに向かって闘気をはなった!

 シュバを青黒いオーラが包んだ。


「おおっ!」

 シュバは力が湧いてくるのを感じた。それと同時にどこか懐かしいものも感じていた。


「では、また会おうぞ!」

 首なし鎧は次の瞬間にはシンとシュバの前から消えていた。



「ばたばたばた」

 デンとクニが2人のところに駆け寄ってきた。

「2人とも、大丈夫だか?」


 シンとシュバはしゃがみこんだ。

「どうやら助かったようだな・・・・」

 シンは一気に体中の緊張が解けた。

「シ、シュバ大丈夫か? 何かされたよな!」

 シンはシュバに急いで声をかけた。


「ああ、なんともない。大丈夫だ」

 シュバはどこか呆けているようだ。


「本当に大丈夫か・・・・」

 シンはそんなシュバを見て少し不安になった。


「とにかく、二人とも馬車で休むだ」

 デンとクニはしゃがみこんでいた2人の肩を担いで馬車に乗せた。

「ここを離れて、次の町に急ぐだよ! 二人はそこでゆっくりするだ!」

 シンとシュバは馬車の荷台でのんびりした。

 こんな時、補助者の2人は本当に助かる。シンは改めてデンとクニの存在の大きさを感じた。

 

 何日かが過ぎたころ、この旅で一番大きな町に到着した。

 4人は疲れもあり、すぐに宿にチェックインして直ぐに眠った。


 翌朝目を覚ました。朝食を宿屋の1階の食堂でとっていた。

「3人ともお疲れ様。 数日はこの町でゆっくりしようと思う! みんな疲れをとってくれ!」

 シンはパーティメンバーをねぎらいながらも、大きなこの町でやらなければならないことを考えていた。


「オレは、今日この後冒険者ギルドで買取依頼と鑑定に行こうと思う」

「みんなは今日は休みにするからのんびりしててくれ!」

 シンは1人でギルドに行くつもりだ。


「おい、オレも行くよ! オレも鑑定してほしいからな」

 シュバはギルドに一緒に行くという。


「買取りならオレがいかないと!」

 クニもついてくるようだ・・・・


「じゃあ、オレは馬車の整備するだよ」

 デンも休む気はないようだ!


 結局、誰ものんびりする気はなかった


「わかった! それじゃあ、それぞれ必要なことをやるということだな!」

 4人はすっかり冒険者パーティーになっていた。


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