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作戦

「もういいか?」

 首なし鎧は待ちくたびれたようだ。


「もうちょっとだけ、おれ達弱いので相談させてください」

 シンは再びお願いしてみた。


「早くしろよ」

 やはり待ってくれるようだ


「シュバ、こうなったらとりあえずたたくしかない!」

「おれ達もそこそこは強くなったけど、多分あいつには勝てない」

 シンは小声でシュバに話している。


「じ、じゃあ、どうするんだよ!」

 シュバは声が大きかった。


「おーい、聞こえてるぞ! 早くしろよー」

 首なし鎧は注意してくれた。


「逃げるのか?」

 今度はシュバも小声で話している。


「いや、おそらく逃げられない・・・・」

 シンは何か決心していた。


「気は進まないが、アレをつかう!」

 

「あ、あれか! なるほど、オレはどうする?」

 シュバは少し元気が出たようだ。


「アレを使っても勝てるかどうかわからない。いつもと、逆で行く!」

 シンはさらに小声で話した。


「わかった!」

シュバは元気よく答えた。


「あ、もう大丈夫です」

 シンは首なし鎧に伝えた。


「おお、やっとか。寝るとこだったぞ!」

 首なし鎧はいきなりシン達に突進してきた。


「鬼化」

 シンの額から角が生えた。


 シンは鉄斧を大振りで首なし鎧にふるった。


「カシン」

 

「えっ」

 シンの一振りは簡単に首なしよりの盾にとめられた。


「ほおっ、その角が生えた後、急に攻撃力が上がったな! 面白い、もっと色々見せてみろ」

 首なし鎧は、シンの鉄斧を盾で振り払い、槍で攻撃してきた。


「ぐわっ」

 シンは何とか斧で直撃は防いだものの、大きく吹き飛ばされてしまった。


「さっき時間かけて相談していただろう、早くそれをやっていいぞ」

 首なし鎧は楽しみにしているようだ。


 しかしシンの立てた作戦は、いつもと違いシンが鬼化を使い相手の隙を作り、シュバのブラックボールでとどめを刺すというものだった。

 すでにシンの攻撃が全く通用しない今、その作戦は使えない・・・・


「くそーっ」

「ブラックボール!」

 シュバはブラックボールを放った!


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