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精神科医への手紙  作者: 新兎和真
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逃避行その9*臨床心理士Uさんへ

Uさんへ


先生のお話やUさんのカウンセリングを受けていて気になったこと。


*自分のことについて話してるのに、話を聴いていただいている先生やUさんの表情や言葉ばかりが気になり、相手にどう思われているのだろうかということで頭がいっぱいになってしまい、肝心の会話でお留守状態になってしまう。


病院から出た後でも「どう思われたのだろうか」とか、ちょっとした相手の表情や仕草がずっと気になってしまう(たぶん、表情や仕草から相手の感情を読み取ろうとしているのではないかと思う)


それは先生やUさんに限らず色んな人に対してもです。

あまりに相手のことを意識しすぎて関係が壊れることも多々ありました。



*優しくしてくれる人がいると、嫌われたくない一心で、自分そっちのけで相手のことばかり異常に気遣ってしまうので、自分も相手も疲れてうまくいかなくなることがあります。



*自分勝手だと思いますが、自分から事の経過(たとえばPCの設定がまだできないとか)を話しておきながら、後日、相手に事の進行状態を聞かれると、なんだか急かされているような、見張られているような気持ちになってしまって具合が悪くなってしまいます。



*自分の状況や状態をしっかり自分で把握しなければいけないのに、自分の年齢や置かれている立場について考えると、なんてダメな人間なんだろう、と自己嫌悪に陥って具合が悪くなります。


(先日、Uさんとの会話のなかで「年金がもし払えなかったら母に払ってもらうと考えればいい」と言っていましたが、「いい大人が言うセリフじゃないよなー、情けないし、せこいし、Uさんも引いたかもしれない」と自己嫌悪に陥っていました)



*何故か人に慣れない。

例外は可愛がってくれていた母方の祖父と、中学校の頃に優しくしてくれていた保健室の先生だけ。

親にでも何か話すときは緊張し、オドオドしてしまう。

8年ほど付き合いのある美容師のお姉さんの前でも緊張し、たびたび口ごもったり、噛んだりしてしまう。


あまりに緊張して変なことを言ってしまい、相手に引かれてしまうのが恐ろしく、集団の中ではほとんど話さないです。

そのせいか、無口な人だと思われていたり、プライドが高く相手を見下してる人に見られたりして嫌われたりします。


2018年2月8日

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