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精神科医への手紙  作者: 新兎和真
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逃避行その1

先生へ


病院やメンタルヘルス関係の機関では辛い症状を治したいという気持ちが強いので「しっかり伝えなければ!」と極度に緊張してしまい、頭が真っ白になりながらも自分なりに一生懸命伝えようとするのですが、他の人からすると変に興奮していて話す内容が滅茶苦茶なので「こいつは手に負えないキチガイだ!」と口では言わずとも、内心思っているのではないかと落ち込んでいます。

日本は本音と建前の国ですから。


先生には何度かお話を聞いてもらいましたが、いずれも調子がかなり悪いときで、どうにか状況を改善したくて必死でしたので、先生の目には狂気に映ったかもしれません。


なので、電話で先生が「人間関係がうまくいかなくなるのはなんでだと思う?」「嫌われるのはなんで?」と聞いてきたとき、実は先生の中で「それはこれだけ人間関係がうまくいかないのは本人がおかしいからだ(問題があるからだ)」という答えがすでに用意されていて、私がそれ以外の答えを言うと自分の答えに近づくまで誘導尋問してくるのではないかと、すごく怖かったです。


先生は私の精神状態がずっとこんな感じに興奮状態だったと思われてるかもしれませんが、それなりに落ち着いていた時期があり、その時にバイトをしたり資格を取りにいったり出かけたりしていたのです。(そこでもひどい災難に遭った結果、今のような状態に近づいていったわけです。その時はちゃんと精神が安定してから次の行動へ移していました。信じてくれないでしょうね)

先生の中で私は物事を計画したり、順序立てできない人ということになっているかもしれませんが。


だから先生が案山子(障害者向けの事業所)で私が精神不安定になって他人に迷惑をかけるかもしれない、と言ったとき私は「そんな時は無理せずに休むし、それではまるで私が手に負えない問題児のようだ」と思い、傷つきました。

どうしようもない人に思われているのだな、と。


先生は私の落ち着いている状態を見たことがないので信じてくれないかもしれません。

先生がはじめネットストーカーや通っていた専門学校が潰れたことを非現実的だと言って信じられなかったように、人間関係でもありえないようなことばかり起きた結果ここまで病んでしまったのですが、途中経過を見ていない人間からしたら、そんなことありうるわけがないから本人に問題がある、という結論になるのが普通でしょう。

話してまた妄想だと思われるのも辛いです。


基本的に私は人が怖いです。

すごくショックなことを言われても顔に出ないのか相手は気付かないので、もっと傷つくことを言ってきます。

そういうときは頭が真っ白になっていて自分の意見が言えない状態になっていることが多いので、私は相手に合わせるしかなくなってしまうのです。


2017年12月15日

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