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68話 -お言葉-

 


「聞きなさい、クレイ・モントドール。言霊を授けます。心して聞きなさい」


「今から1月後、西の地より災いが降りかかります。災いは強大な力を以て襲い掛かり、あなたの大切なもの全てを奪い去っていくでしょう」


「それを阻止する方法はひとつだけです。赴き、戦うのです、クレイ・モントドール。仲間を集いすぐに西の地へと向かいなさい」


「貴方と共に災いへと共に立ち向かうものたち、それは貴方の心が知っています。それは簡単ではありません、けれど炎のように熱いあなたの心をもってすれば実現できるはずです」


「さあ行きなさい、加護を与えしもの。あなたの情熱こそが災いへと立ち向かう最強の矛となるのです」





「これが私が炎の神から授かったお言葉だ!」


 モントドールの夢に出てきた炎の神。そしてこの旅に来ることを決意した理由を語った。



 ほう、ほう、ほう、


「って!俺、関係なくねえか!?」


 てっきり自分の名前が出てくるのかと思っていたら全然違った。


「それは違う!私の頭に思い浮かんだ仲間、それは君たちなんだ」



 すっ、


 手を出してきたので躱した。


 それを言われて俺が感激して、心が熱くなって、力強い握手をするとでも思ったか。なぜわからないんだ?ありえないだろ。


「ところで、、、作戦はどうなってる?まさか真正面から勝負する気じゃないだろうな?」


「そんなわけないさ!ちゃんと考えてある」


「声を落としてください、オークの足跡が多くなってきました。オークの群れに近づいているかもしれません」


「さすがウサイト君だ」



 全く喋っていなかったウサイト。どうやら地面を観察して足跡を見ながら歩いていたらしい。


 気付かなかった。言われてみれば地面には足跡がある。ただ、それははっきりとしたものではないし、何の足跡なのかの知識もないから、全く分からなかった。


 そうか、それが出来ればこの道に何のモンスターがいるのかを知ることが出来るのか。


(居ました、オークの群れです)


 蚊が鳴くほどの声量だった。だがそこに含まれていた強い緊張感のせいで、はっきりと聞こえた。



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