53話
「ふあー。疲れた」
ベッドの上、大の字に横たわる。久々のベッド、超気持ちいい。あぁ、こんなにも違うか、地面の上とは。
大通りの宿屋を二部屋借りた。
一室8,000ゴールドなり。
高いのか安いのかわからん。だが、清潔な所で寝たかった。大通りを外れれば安い宿屋があるんだろうが安い=不潔のイメージ。だから探しもしなかった。どうせ盗賊の金だ、思い切って使ってしまおう。
「やっぱし・・・」
だいたい1ゴールド=1円と考えてもいいのかな。そんな気がする。それにしてはパンが高いが。
明日からは大通りから中に入ってみよう。次の旅の準備でいろいろと揃えていかなければいけない。目指すはこの国で一番大きな街、王都。
「いや、」
とりあえずこの街を起点にしてモンスターを狩ってレベルを上げてからの方がいいか?悪魔なことがばれたら人間が襲い掛かってくる可能性がある。
「いや、」
どうせなら人が多い所に行ったほうがばれないんじゃないか?そっちのほうが優れた武器も情報も入ってきやすいだろうから、早めに王都に行くという考え方もある。
うーむ。
「いや、」
金。金をどうやって稼いでいくか、どっちにしてもまずそれが問題だ。いや、まずはこの世界について知ることが重要。法律とか。そうだ、モンスター、モンスターについても知りたい。何がどれくらいの強さなのか、というか名前を覚えるとこからスタートだな。
「いや、」
地図、地図も必要だ。というかコンパスはあるのか?東西南北が分からない事には地図だけあっても難しいんじゃないか?というか、魔法で王都まで飛んでいけたりしないのか?
「いや、」
対モンスターだけを想定していたら駄目だ。対人間、そっちも想定しなければ。一般的なスキルはもちろんの事、特殊スキル、それは脅威だ。今、だれがどんな特殊スキルを持っているか把握しなければ。対策を事前に考えておけば戦いが有利になる。
「いや、」
まて、今だけじゃダメだ。過去に出現した特殊スキルの事も調べなくては。自分の特殊スキルをわざわざ公言するはずがない。隠すのが普通だ。だから過去のも調べて特殊スキルの傾向を知っておかなくては。
頭がパンクしそうだ。考える事が山ほどある・・・
〇●〇●〇●〇●〇●
スー、スー。
薺は寝る。
パン美味しかった。
明日は何が起きるんだろう。
薺は思う。
楽しいことだったらいいな。
スー、スー
薺は寝た。
評価、ブクマ頂ければやる気が出ます。
よろしくお願いします。




