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最初の村で無能追放されたんで「無能」で天誅喰らわしますわ!  作者: 青井銀貨
第3章 怒りの最強ヒロイン VS 屑盗賊軍団
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46話 ー屑には地獄をー

 


 魂。


 黒く薄汚れた魂。


 なずなの清らかなものとは全く違うものに見える。



 手を伸ばす。


 まあまあの抵抗感。



 魂はしっかりと体と結びついている。


 引っ張るとゴムのように伸びる。



「がガぁぁぁぁぁガガあああっがががあああ・・・・・」



 悲鳴、いや、嗚咽か?声にならない声を上げている。


 盗賊。


 口からは血の泡を吹き、体は弓なりに仰け反りながら痙攣している。


「ああぉあぁぁぁああぁああぁぁぁぁぁぁああ、ああ」


 可哀そうなどとは微塵も感じなかった。


 苦しむべきだ。


 最初のやり取りでこいつ等の屑さははっきりと分かっていた。そもそもにおいて魂がひどく汚れている。


 苦しめ。


 どれほどの悪行を過去に行ってきたを魂が証明している。


 自業自得だ。


 苦しめ。


 こいつらが過去、人々に与えてきた苦しみを考えればこの程度の痛みなど何でもない。足りないくらいだ。


 自業自得。


 その言葉を思い知れ。



 ブチッ



 引き千切った。



 糸が切れた操り人形のように、盗賊はその場に倒れた。


 黒部くろべ 圭太けいたは右手に持ったそれを、口元へと運び、飲み飲む。



 一部の悪魔は他者の魂を喰らう事で我がものとし、力を増す。




「集まれ。汚れし魂」



 天高く両の手を広げた。


 スゥ・・・


 盗賊たちの魂。


 黒く汚れた魂。


 天へと上りかけていたものから、体の中に残っていたものまでが、ことごとく圭太の元へと集まってくる。


 ふわふわと漂いながら。そして、圭太との距離が近づくにつれ、どんどんスピードを上げて集まってくる。


 吸い込まれる。


 汚れた魂、どんどんと吸い込まれていく。


 圭太の体へと。




 特殊スキル「狂暴なるラピスラズリ」


 ◎他者の魂を喰らい己の魂へと取り込み、直接的に能力を上げることができる。


 ◎特殊スキル所持者の魂を取り込んだ場合、特殊スキルを取得することができる。


 ◎取り込まれた魂は全ての力を失う。力を失った魂は千日間に渡り、身を焼かれるかの如き苦しみを味わった後で、地獄へと強制的に送られる。




 40あまりの汚れた魂、その全てが圭太の体へと吸い込まれた。




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