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35話 -喋らないから思ってないは全然違う-

 



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「通学路にいる犬と遊ぶのが楽しかった・・・そうか・・・・・」



 相当つらい日々を送っていたようだ。聞かなければよかったかもしれん、こっちまで暗い気持ちになってきた。


「・・・・・・・・」


「汚れてる大型の雑種犬、、、、」


「・・・・・・・・・・・・・」


「家の前を誰かが通り過ぎると絶対に吠える、か・・・」



 なずなの気持ちがだんだんと明るくなってきた。よほどこの犬の事が好きだったんだろう。



「・・・・・・・・・・・・・・」


「食べ物をあげようとするとビビりながら近寄ってくる」


「・・・・・・・・・」


「バイバイするとまた吠えるか、、、、けっこうなバカ犬って感じだな、そいつ」


「・・・・・・・・」


「ストレス?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「あんまり可愛がってもらってなかったのか、その犬・・」



 全然いう事を聞かないから嫌われたのかな、そいつ。


 また暗い気持ちになってきたようだ。もう二度と会えないと思ってるんだろう。



「飼うか?ペット」


「!!!」


 出会ってから初めての反応。


 大きく目を見開いて口も開いている。これまで、感情を表に出さなかった少女が初めて大きく表情を変えた。



「この世界にいるかわからんから、犬を飼うとはいえないが」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「ま、まあ、ある程度ここの生活に慣れてからな、、、」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「お、、おう」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「そうだな、、」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「ま、まあ」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「ああ、、、」



 表に出ていないだけで、かなり感情はあるようだった。



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