計画線

手野鉄道は、これからも発展する。

そう会見で社長が切り出した話題は、新たな延長計画であった。

手野鉄道は、新潟、名古屋、豊岡、岡山を末端として、さらに四国新幹線の経営に参画している。

今回の計画では、岡山から広島方向へ、そして新潟から秋田や青森方向へと鉄道を伸ばすという計画だった。

新潟の先の線は仮称手野東北線、岡山から先の線は仮称手野山陽線ということも併せて発表された。

実際、これが作られるかどうかは、今のところ判断できないとされる。

国土交通省へと申請をしているものの、認められておらず、審議中のままで止まっているからだ。

だが、だからといって準備を怠ることはできない。

すでに、着工へと向かって、様々な準備は整えられつつある。

あとは、実行されるのを、じっと待つだけだ。

問題は、それがいつになるのかが分からないということだけだった。