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人間何考えてるかわからないよね。

どうもここに書くことが無くなってきたよむです。

そろそろ森から出ようと思います。

「フハハハ、私はパイモンから自由にしていいと言われたから前から気になっていたこの森に来たが噂と違い弱いな、いや私が強くなったのかそこまで恐れることではなかったなうんフハハハ」


8番はそう言いながら魔物たちを簡単に屠っていく


「さぁ、出てこい森の主とやらこの8番が引導を渡してやろうフハハハ」


森に何者かが侵入してきたことを魔物たちの喚きで気づいた柊たちはそいつの元へと向かっていた


「大丈夫か?エレイン」

「はい、天夜私はいざとなったら逃げることは容易いですから」

「うん逞しいねエレインはさてとそろそろかな」


すると開けた場所に出た森は木々で生い茂っているはずなのに何故かそこは開けていたもちろん人が開拓している訳では無い木々がなぎ倒されておりそこには無数の魔物たちの死骸が横たわっていた辺りは黒々と魔物たちの血で染まっておりたった”1人”そこにたっている者がいた


「あのすいません大丈夫ですか?」


エレインは魔物たちの血で真っ赤に染まっている人に話しかけ1歩踏み出そうとすると柊とロンドに止められた


「まぁ待つが良いエレインよ其奴は人間であって人間ではないお主が近づいてはならぬ」

「そうゆうことだエレイン君はマールたちといてくれ任せたぞマール、キューレ」

「『はい』」

「あんたちはなんだ一応元人間として自己紹介しようか人間としての名はダン=フォール今は8番という名でパイモンって奴の手下だ」


ダン=フォールと名乗った8番は丁寧にも自己紹介をしてきただがそこには和やかな雰囲気などは微塵も感じさせられない空気があった


「天夜気をつけてくださいそいつは今パイモンと言う魔人の名を口にしました、パイモンは12柱の1柱です多分ですがそいつは王都で人攫いにあった元人間でパイモンの眷属と化しています」

「ロンドお前もエレインたちといてくれ」

「うむわかった柊よ勝ってこい」


おう、返事し柊は8番に向かい合った


「待て、今あんたたちはエレインと言ったか?これはこれはいい手土産ができたパイモンに報告せねばならぬなフハハハ姫以外は皆殺しにしてさっさとここから立ち去ろうとしようかフハハハ」

「なぁ、あんたダンとかって言ったっけ俺はあんたには殺せないよ?」

「フハハハ、人間風情が私に殺せないと?何を言っているのかよく分からないなフハハハ」


8番は柊たにをバカにするように笑っていると


「なぁあんた人間じゃなくていいのか?いいんだな?」

「何を言っているの私は人間を超越したいきものだぞ?人間などではない」

「そうかなら遠慮なく行かせてもらおうか」


その言葉を合図に8番は背中から蝙蝠こうもりのような翼を生やし”片方の手を失くし”て空に舞い上がった


「なっ!何をした貴様っ!」

「これが数刻前までの私か手足をちぎられなくてホッとしてる私がいるな運が良かったのかの?」


ロンドが8番を哀れな獲物として見ながら自分がああならなくて良かったと心底ホッとしてそう言葉を吐いた


「簡単だよ俺がお前の片手を吹っ飛ばしただけだよ」


柊は顔に笑を貼り付けそう言うと


「貴様っ!どうやって私の片手を貴様はそこから1歩たりとも動いていないはずなのにどうやって」


8番は驚愕の表情で空から柊を見下ろしながら


「この森は化け物がいたか私では勝てないというのかいや私なら勝てるはずだ殺してやる」


『ピコン』

「来たか」


柊は小さく呟いた


『スキル「天翔ける者」を獲得しました。スキルを使用しますか?』

「勿論yesだ」


柊がいつものようにそう言いながらスキルを発動させ物理法則を無視して”天を翔けた”まるで空を走るかのようにいや柊は空を走っていた


「貴様っ!やはり人間ではないなまさか貴様は森の主とでも言うのかっ!だが当初の目当ての者ならばやはり殺さなければならないなフハハハ」


8番は大きな勘違いをしている柊は森の主ではない……が森の主をワンパンで倒した人間離れした人間である


「森の主ぃ!死ぬがよい」


8番は残っているもう片方の手で柊に殴りかかるがもう”その腕”も無いすると8番はそのまま地面へと落下して行った


「なっ!何をした貴様っ!」

「あんた少しは落ち着きなよ終始そんなんだからわかんないんだよというか最初に言った筈だけど?俺はあんたには殺せないって聴いてなかった?あとネタばらしすると最初からあんたは生殺与奪権をこっちに握られてるんだよ教えてやるよ俺のスキルのひとつをスキル「操り人形」によってあんたはここで出会った瞬間から俺が操ってたんだよ。……あれ?俺なんか悪者っぽいかな?」

「はっはっはっ柊よお主は森を荒らした奴を消すだけだ気にすることはない」

「うん、ロンドお前に言われると不安になるな、という訳でこれでというか最初からチェックメイトだじゃあな」

「フハハハ成程成程貴様には勝てないということか私はどうやらおごったようだ」

「違うよあんたはただ馬鹿なだけだ」

「フハハハもとより魔人に捕まった時点でほぼ死んだことには変わりない私は死を受け入れよう貴様柊と言ったな王都に行くことをオススメする楽しいことが起こるぞ、パイモン眷属11体が1体8番のフォール今はもう悔いはないさらばだフハハハ」


そう言ってダン=フォールはスキル「操り人形」による呪縛に逆らって自分の身体を灰に変え自殺した


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「おや?おやおや?8番の反応が完全に消滅しましたか、消えかけとはいえあの龍相手では流石に荷が重過ぎましたか仕方ありませんねぇ11体作るの大変だったんですけどねまぁいいですさようなら落ちたフォール、クフフ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「おいおい、清々しく自殺しやがったよ俺のスキルを突破してスキルを解除できるスキルでも持ってたのかな?」

「いいえ、天夜、最後の悪足掻きってやつです。」

「そうなのかでもマール人攫いにあったのは少なくとも100人はいたはずだよななのにさっきこいつは眷属11体って言ってたよなつまり魔人化出来たやつは11人しかいないって事だよな他に攫われた人たちはどうなったんだ?兎に角こいつに言ってた通り王都に行くか。」

「天夜さんが決めたのなら私は冒険という名の家出を辞めてお供します。」

「いやお主それは天夜に護衛を頼んでるのと同じだまぁ私も行くがな」

「君たち自分の事を棚に上げてよく言えるね」

「「……………………」」


こうして柊たちはアレクサンドリア王国王都クリシュナにむかうことになった。

誤字脱字要望等受け付けています。

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