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追放された貴族は《再構築》の力で世界を直す  作者: 自ら(Youtubeで朗読ver投稿中‼️)
第6章「新世界の創造」

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第57話「新たなる旅立ち」【最終話】

春の朝日が、カーテンを通して部屋に差し込んできた。柔らかな光が、まるで祝福のようにベッドを照らす。


レオンは、ゆっくりと目を覚ました。隣を見ると、ルリアが静かな寝息を立てている。結婚して五年。毎朝こうして目覚めることが、レオンにとって何よりの幸せだった。


廊下から、小さな足音が聞こえてきた。パタパタと軽やかに走る音。レオンは、思わず微笑んだ。


「お父さん!起きて!」


扉が勢いよく開き、小さな人影が飛び込んできた。金色の髪を揺らし、緑の瞳を輝かせた五歳の少女。レオンとルリアの娘、アリアだ。


「もう起きてる」


レオンは、娘を抱き上げた。アリアは、きゃあと嬉しそうな声を上げる。


「今日は特別な日でしょ?お祭りなんでしょ?」

「そうだな。よく覚えてたな」

「だって、昨日からずっと楽しみだったもん」


アリアの無邪気な笑顔を見ていると、胸が温かくなる。五年前、この子が生まれた日のことを思い出す。初めて抱いた時の感動、重さ、温もり。そして、父親になるという実感。


「ルリア、起きろ」


レオンは、優しく妻の肩を揺すった。ルリアが目を開け、まだ眠そうな顔で微笑む。


「おはようございます」

「おはよう、お母さん」


アリアが、ルリアに抱きついた。


三人で朝食を食べながら、アリアは止まらずにおしゃべりを続けた。学校で習ったこと、友達と遊んだこと、今日見たい出し物のこと。


レオンとルリアは、娘の話を聞きながら顔を見合わせた。こんな何気ない時間が、何よりも大切だ。かつて追放され、絶望の中にいた自分が、今、こんな幸せを手に入れているなんて。


「行こうか」


朝食を終えて、三人は町へ出た。




通りに出ると、町はもう活気に満ちていた。


五年前と比べて、町は驚くほど成長していた。新しい建物が次々と建てられている。学校は二つに増え、図書館も新設された。劇場では毎週のように演劇や音楽会が開かれている。


「おはよう、アリアちゃん」


通りすがりの人々が、笑顔で挨拶してくれる。


「おはよう」


アリアは、元気よく手を振った。町の人気者だ。


市場は、かつてより何倍も大きくなっていた。各地から商人が集まり、見たこともないような商品が並んでいる。東部の織物、南部の海産物、北部の農作物、西部の工芸品。大陸全土が、ここで繋がっている。


「すごいな」


レオンは、その光景を見て感慨深げに呟いた。


「ええ。本当に」


ルリアも、同じ思いだった。


広場では、子どもたちが遊んでいた。元貴族の子も、元平民の子も、他国から来た子も、区別なく一緒に。笑い声が、空に響いている。


「行ってくる」


アリアは、友達を見つけると駆け出した。


「気をつけてね」


ルリアが声をかけると、アリアは振り返って手を振った。


「これが、俺たちの作った世界だ」


レオンは、町を見渡した。


完璧ではない。まだ問題もある。だが、五年前より確実に良くなった。人々は、自由に生き、笑っている。


「あなたの夢が、叶いましたね」

「いや」


レオンは、首を振った。


「俺一人の夢じゃない。みんなの夢だ」


二人は、手を繋いで広場へ向かう。


広場には、巨大な舞台が設置されていた。花や旗で飾られ、まるで祝祭の神殿のようだ。


住民たちが協力して準備している。ある者は椅子を並べ、ある者は料理を運び、ある者は楽器の調整をしている。町全体が、一つの目的のために動いている。


「レオン」


背後から声がかかった。振り返ると、カイルが立っていた。防衛隊長の制服を着て、堂々とした姿だ。


「準備は順調か」

「ああ。もうすぐ始まる」


カイルは、空を見上げた。


「五年か。早いものだな」

「ああ」


二人は、しばらく黙って広場を眺めていた。共に戦い、共に笑い、共に泣いた日々。言葉はいらない。


広場の一角に、石碑がある。


「世界を救った英雄、マルコ」


アリアが、その前に立っていた。小さな手に、花を持っている。


「この人、英雄なんでしょ?」

「ああ」


レオンは、娘の隣に膝をついた。


「俺たちの、大切な仲間だ」

「どんな人だったの」

「優しい人だった」


レオンは、マルコの顔を思い出した。


「家族を愛し、仲間を愛し、世界を愛していた」

「そして、みんなを守るために、命を捧げた」


アリアは、花を供えた。小さな手を合わせる。


「ありがとう、マルコさん」


レオンの目に、涙が浮かんだ。娘の純粋な祈りが、心に染みる。


「レオンさん」


エレナが、二人の子どもを連れて来た。マルコの妻と子どもたち。ティムは十歳、リリィは八歳になっている。


「お久しぶりです」

「元気そうだな」


ティムとリリィは、しっかりした顔つきになっていた。父の死を乗り越え、前を向いて生きている。


「お父さんに、報告します」


ティムが、碑の前で語りかけた。


「僕、学校で一番になったよ」

「私も、歌の大会で優勝したの」


二人の声は、明るい。悲しみは、もう乗り越えた。


レオンは、その姿を見て安堵した。マルコ、お前の家族は、こんなに強く、優しく生きているよ。


やがて、各地から来賓が到着し始めた。


王都からは、エリーゼが来た。議長の正装を身にまとい、以前より堂々としている。


「レオン、久しぶり」

「元気そうだな」

「ええ。王都は順調よ」


エリーゼは、微笑んだ。


「議会も安定して、人々は自由に生きている」


辺境連合からは、ダリウス卿が来た。


「レオン殿、お久しぶりです」

「ダリウス卿も、お元気そうで」

「はい。辺境も発展しています。魔物との共存も、進んでいますよ」


北部、東部、南部、西部。各地域の代表が、次々と到着した。みんな、明るい表情をしている。


「大陸連合、五周年か」


セリアが、資料を確認しながら言った。


「感慨深いですね」

「ああ」


レオンは頷いた。


緩やかな連合。各地域が自治を保ちながら、協力する。それが、今の世界の形だ。


「そろそろ、始めましょう」


村長が、時計を確認した。


正午。式典が始まる。




舞台の上に、村長が立った。


「皆さん」


村長の声が、広場に響いた。


「ようこそ、世界再生五周年記念式典へ」


拍手が起こる。


「五年前、世界は変わりました」


村長は、ゆっくりと語り始めた。


「一人の青年と、その仲間たちによって」

「彼らは、世界を少しだけ良くしました」

「完璧にはしませんでした。なぜなら、不完全だからこそ、私たちは成長できるからです」

「今日は、その功績を讃え、平和を祝います」


再び、拍手。まず、子どもたちの合唱が始まった。セリアが指導した、美しいハーモニー。


「平和の歌」


透き通った声が、空に響く。アリアも、舞台の上で一生懸命歌っている。


観客の中には、涙を流す者もいた。この五年間の、すべてを思い出しているのだろう。


次に、各地域の代表がスピーチをした。


北部農業共同体の代表。


「五年前、私たちの地域は飢えていました。だが、今は違います。豊かな収穫があります」


東部商業都市の代表。


「交易が活発になり、経済は繁栄しています」


南部漁業組合の代表。


「海との共生が進み、豊かな漁獲があります」


西部工業地帯の代表。


「技術革新が進み、平和の道具を作っています」


それぞれが、五年間の変化を語った。希望に満ちた声だった。


カイルが、舞台に上がった。


「俺は、レオンの最古参の仲間だ」


カイルの声は、力強い。


「彼と共に、多くを経験した」


「戦い、苦しみ、失い、そして得た」


カイルは、マルコの碑を見た。


「今、ここにある平和は、多くの犠牲の上にある」


「マルコは、世界を守るために命を捧げた」


「彼の犠牲を、決して忘れない」


広場全体が、黙祷した。静寂が、重く、そして尊く響く。


エリーゼも、スピーチをした。


「私は、かつて敵でした」


エリーゼの声は、少し震えていた。


「だが、レオンは私を許し、道を示してくれた」

「今、私は自由です」

「それは、彼の優しさのおかげです」


ルークが、軽い調子で登場した。


「俺は難しいことは言えねえ」


観客が、笑った。


「ただ、今が最高ってことだ」


ルークは、拳を掲げた。


「平和万歳!」


大きな拍手と歓声が起こった。


そして、村長が言った。


「では、レオン・アーデルハイト」


観客が、静かになる。


「壇上へ」


レオンは、深く息をついた。緊張している。手が、微かに震える。


ルリアが、微笑んで頷いた。アリアも、前列から手を振っている。


レオンは、舞台に上がった。


広場を見渡す。五千人を超える人々が、レオンを見ている。


「皆さん」


レオンは、口を開いた。


「五年前、いや、もっと前のことです」


レオンは、過去を思い出した。


「俺は、貴族の家から追放されました」

「ゴミギフトを授かったとして」


アリアが、びっくりした顔をしている。初めて聞く話だろう。


「でも、それが始まりでした」


レオンは、微笑んだ。


「追放されなければ、この町にも来なかった」

「仲間にも、出会えなかった」

「今の幸せも、なかった」


レオンは、カイルを見た。


「一人では、何もできなかった」

「カイル、ルリア、セリア、ルーク」


一人ずつ名前を呼ぶ。


「エリーゼ、マルコ、そしてここにいる皆さん」

「みんなが、俺を支えてくれた」

「みんなが、俺を人間にしてくれた」


レオンの声が、少し震えた。


「旅の中で、失ったものもあります」


レオンは、マルコの碑を見た。


「マルコは、世界を守るために命を捧げました」

「彼がいなければ、俺たちは生きていなかった」

「この平和も、なかった」

「彼のような犠牲があって、今がある」


レオンは、観客を見た。


「決して、忘れてはいけない」

「彼の死を、無駄にしてはいけない」


広場は、静まり返っていた。


「でも、得たものも多い」


レオンの声が、明るくなった。


「仲間、家族、この平和」


レオンは、ルリアとアリアを見た。


「何より、愛する人たちと共に生きられる」

「それが、何よりの幸せです」


レオンは、深呼吸をした。


「世界は、完璧ではありません」

「まだ、問題もあります」

「争いも、起きるかもしれない」

「でも、五年前より確実に良くなった」


レオンは、力強く言った。


「それは、皆さん一人一人の努力のおかげです」

「俺は、世界を少し変えただけです」

「本当に世界を変えたのは、皆さんです」


拍手が起こり始めた。


「そして」


レオンは、アリアを壇上に呼んだ。


「これから、この子たちの時代が来ます」


アリアは、恥ずかしそうにしている。


「俺たちの役目は、道を示すことです」

「でも、歩くのは彼らです」


レオンは、広場の子どもたちを見た。


「君たちが、次の世界を作る」

「俺たちより、もっと良い世界を」

「だから、恐れないで」

「失敗してもいい」

「間違えてもいい」

「大切なのは、諦めないこと」

「より良くしようと、努力し続けること」


レオンは、最後に言った。


「五年前、俺は世界を少し変えました」

「でも、本当の変化は、これからです」

「皆さんが、毎日少しずつ、世界を良くしていく」

「それが、本当の再構築です」


レオンは、深く頭を下げた。


「ありがとうございました」


一瞬の沈黙の後、大歓声が響いた。


スタンディングオベーション。拍手が、鳴り止まない。


アリアが、レオンに抱きついた。


「お父さん、かっこいい」


レオンは、娘を抱き上げた。


「ありがとう」


涙が、頬を伝った。




スピーチの後、祝宴が始まった。


楽団が演奏し、人々が広場で踊る。料理が並び、笑い声が響く。まるで世界全体が、祝福しているかのようだ。


レオンとルリアも、踊りの輪に加わった。ゆっくりと、優しく。


「緊張したでしょう」


ルリアが、囁いた。


「ああ。死ぬかと思った」

「でも、素晴らしいスピーチでした」

「本当か?」

「ええ。私、泣いてしまいました」


ルリアは、微笑んだ。


アリアは、友達と走り回っている。子どもたちの笑い声が、夜空に響く。


仲間たちが、集まってきた。カイル、セリア、ルーク、エリーゼ。


「いいスピーチだったぞ」


カイルが、レオンの肩を叩いた。


「感動しました」


セリアは、眼鏡を拭いていた。


「俺も、泣きそうになったぜ」


ルークが、豪快に笑った。


「これからも、よろしくね」


エリーゼが、微笑んだ。


「ああ。これからも」


レオンは、仲間たちを見渡した。


「みんな、ありがとう」

「礼はいらねえよ」


ルークが言った。


「俺たちは、仲間だ」


夜が更けると、花火が上がった。


空に、色とりどりの花が咲く。赤、青、黄色、緑。


「綺麗」


アリアが、目を輝かせた。


レオンは、娘を肩に乗せた。


「ああ、綺麗だな」


ルリアが、レオンの腕に寄り添った。


「幸せですね」

「ああ」


三人で、花火を見上げた。


宴会の合間、レオンはマルコの墓前を訪れた。エレナとティム、リリィも一緒だ。


「マルコ」


レオンは、墓石に手を当てた。


「報告に来た」

「世界は、平和だ」

「お前の家族も、幸せに生きている」

「お前の犠牲は、無駄じゃなかった」


エレナが、墓に花を供えた。


「夫も、喜んでいると思います」

「ああ」


レオンは、空を見上げた。


「きっと、喜んでいる」


風が、優しく吹いた。まるで、マルコが答えているかのように。




式典が終わり、夕方になった。


レオン、ルリア、アリアの三人は、町外れの丘に来ていた。かつて、何度も訪れた場所だ。


夕日が、町を照らしている。オレンジ色の光が、家々を温かく包む。


「大きくなったな」


レオンは、町を見下ろした。


「ええ」


ルリアも、同じ景色を見ていた。


アリアは、少し離れたところで花を摘んでいる。


「お父さん」


アリアが、花束を持って戻ってきた。


「これ、お母さんにあげる」

「ありがとう」


ルリアは、花を受け取った。


アリアは、レオンの膝に座った。


「お父さん、聞いていい?」

「何だ」

「お父さん、本当に世界を救ったの?」


レオンは、少し考えてから答えた。


「みんなで、救ったんだ」

「俺一人じゃない」

「お父さん、強かったの?」

「力はあった。でも、本当に強いのは心だ」


レオンは、娘の頭を撫でた。


「力がなくても、強くなれる」

「大切なのは、何を守りたいか。誰を愛しているか」


アリアは、真剣な顔で聞いていた。


「私も、世界を救える?」


レオンは、娘と目線を合わせた。


「もちろんだ」

「君ならできる」

「でも、焦らなくていい」


レオンは、優しく微笑んだ。


「まずは、目の前の人を大切にすることから」

「友達を大切にする。家族を愛する」

「それが、世界を良くする第一歩だ」


アリアは、真剣に頷いた。


「わかった」

「いい子だ」


レオンは、娘を抱きしめた。


アリアが、また花を摘みに行った。


レオンとルリアは、二人きりになった。


「あっという間でしたね」


ルリアが、呟いた。


「ああ」

「でも、充実した五年でした」

「これからも、よろしく」

「こちらこそ」


二人は、手を繋いだ。


「これから、どうなるんでしょうね」

「わからない」


レオンは、町を見た。


「でも、きっと良くなる」

「人々が、自分たちで世界を作っていく」

「俺たちは、それを見守る」

「それが、俺たちの役目だ」


夕日が、沈んでいく。空が、茜色から紺色に変わる。


「帰ろうか」

「はい」


三人は、手を繋いで丘を降りた。




その夜、アリアが寝た後、レオンは一人で城壁の上に立っていた。


星空が、美しい。無数の星が、輝いている。


「すべては、あの日から始まった」


レオンは、独り言を呟く。


追放の日。家を追われ、絶望の中で歩き出したあの日。


雨が降っていた。冷たい雨が、体を打った。


「あの時の俺は、何も持っていなかった」


だが、それが転機だった。


カイルとの出会い。最初の仲間。


ルリアとの出会い。愛する人。


セリア、ルーク、エリーゼ、マルコ。次々と増える仲間たち。


「一人じゃなかった」


笑い、泣き、戦い、勝利し、失った。


「マルコ」


レオンは、空に向かって語りかけた。


「お前の犠牲は、無駄じゃなかった」

「世界は、平和だ」

「お前の家族も、幸せに生きている」


風が、答えるように吹いた。


世界再構築の日。七つの断片を統合し、世界を少しだけ変えた日。


あの痛みを、今でも覚えている。だが、後悔はない。


「あの時の選択は、正しかった」


世界は、完璧ではない。まだ問題もある。だが、五年前より良くなった。


「それで、いいんだ」


再構築の力を失った日。


最初は、不安だった。だが、今は違う。


「力がなくても、生きていける」

「それが、本当の強さだ」


レオンは、町を見下ろした。


明かりが、家々を照らしている。温かい光。人々の暮らしの光。


「愛する家族がいる」

「信頼できる仲間がいる」

「守るべき町がある」

「それで、十分だ」


レオンは、微笑んだ。


「これから、どうなるかわからない」

「新しい問題も、出てくるだろう」

「でも、恐れない」

「次の世代が、また世界を良くしてくれる」


レオンは、アリアの寝顔を思い浮かべた。


「お前たちに、託すよ」




翌朝。


レオンが目を覚ますと、隣にはルリアとアリアがいた。アリアは、昨夜寝る時に間に入ってきたのだ。


「幸せだな」


レオンは、二人の寝顔を見ながら呟いた。


やがて、ルリアとアリアも目を覚ました。


「おはよう」

「おはようございます」

「おはよう、お父さん」


三人で、朝食の準備をする。アリアも手伝う。


「お父さん、これでいい?」

「完璧だ」


パンを焼き、スープを作り、果物を切る。


食卓を囲んで、朝食を食べる。


「今日は、学校で遠足なの」


アリアが、嬉しそうに言った。


「そうか。楽しんでおいで」

「お弁当、作らないと」


ルリアが立ち上がった。


「俺も手伝う」


三人で、お弁当を作った。


アリアが、玄関で靴を履いている。


「行ってきます」

「気をつけてね」

「いってらっしゃい」


アリアは、元気よく走っていった。友達と待ち合わせしているのだろう。


「行っちゃいましたね」


ルリアが、寂しそうに言った。


「大きくなったな」

「ええ」


二人は、手を繋いで町を歩き始めた。


「幸せだな」

「ええ」

「この日々が、ずっと続けばいい」

「きっと、続きます」


ルリアは、レオンに寄り添った。


「私たちが、守り続ければ」


二人は、穏やかに町を歩いた。


特別なことは、何もない。だが、それがいい。


日常の幸せ。それが、何よりも大切だ。


読んで下さりありがとうございました!

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