職業・街・名所まとめ
※随時更新致します。
=職業=
●古代魔道士
変わった魔術を用い、膨大な魔力を体内に保持する伝説的な魔道士。世界でも数えられるほどしか存在せず、その実体を知る者は極稀。互いの利害の一致を条件に、国家運営に協力する古代魔道士もいる。その名声や称号の数は計り知れない。
●魔道士
ヴェラと呼ばれる魔力を利用し、魔術を行使することができる職業。魔術を発動させるためには、『呪文』を唱え、『印』を結ぶことが絶対条件。
魔術行使レベルに応じて階級が存在し、一番下から『下級魔道士』『中級魔道士』『準上級魔道士』『上級魔道士』『大魔道士』となる。
組合や国家に属する魔道士もいるが、基本的に魔道士内での身分的階級は存在しない。
●神聖祈祷師
森羅万象に宿る精霊たちに祈りを捧げることにより、精霊の恩恵や加護を対象者に奇跡を与える。主に戦闘の後方支援や怪我人の治療に祈祷術を行使する。祈祷師と略称で呼ばれることが多い。魔道士に比べて数が少なく、世界でも貴重な人材として重宝されているため、従軍祈祷師は戦場で殺してはならないという無言の鉄則がある。
●飛竜騎兵
ワイバーンと呼ばれる飛竜の背に乗り、空中を自由自在に飛び回って敵を奇襲する兵科の一つ。
俊敏な動きと正確な攻撃が求められるため、乗り手の騎兵は攻撃範囲の広くリーチの長い槍系の武器を多く用いる。彼らの集合体の呼び名は地方によって異なり、本作の舞台となるエリュマン大陸では『騎兵隊』と呼ばれている。
●竜使い
飛竜騎兵の乗り物となる飛竜を、忠実な人のしもべとして育てる事を目的とした専門職。
●近衛騎士
国王とその親族を命を懸けて守護する精鋭。
国の指導者を守るという重大な使命を背負っており、近衛騎士団員は皆並外れた強さと国家への厚い忠誠心を持つ。軍部には属さず国王直属であるため、その待遇の良さは一般騎士と比べ物にならない。
エリート意識が非常に高く、同じ王城警備の兵士には疎まれがちな部分も。
=街・名所=
●ラズルクの森
ヴァレンシア王国の最南端に位置する森。キリヤが異世界で最初に目を覚ました場所。
源泉と呼ばれる魔力の湧き出る箇所が存在し、世界的にも有名な聖域として知られている。そのため濃い魔力を主食とする魔獣が集まりやすく、凶暴化した魔獣が多く徘徊する。
●慈愛と発展の街グィアヴィア
レンガ造りの家が目立つヴァレンシア王国南部の街。
人の往来が多く、多種多様の人種や種族が住んでいる。そのため種族間の軋轢はなく、比較的温和。
他方の街に比べて発展が著しく、近年では庁舎に執政官を招いて独自の内政を行っている。
●夢と栄光の王都イグレーン
ヴァレンシア王国中部で栄える大陸最古の城壁街。
巨大な城壁が街を何重にも囲まれているため、四方八方からの外敵に備えることができる難攻不落の街。王都の心臓部には“ヴァルハラ宮”と呼ばれる王の宮殿が聳え、今日のヴァレンシア王国の象徴となっている。
●ランスロット方面ヴァレンシア東部戦線基地
ヴァレンシア王国東方方面軍が詰める対ランスロットの前線基地。最高責任者はダンテ・ファーボルグ少将。
幾重にも張り巡る塹壕と電撃網が敵の侵入を拒む。
かつてはファーボルグ将軍率いる第六師団が前線の防衛を任されていたが、東部領土奪還を目前にアレン・キムナー中佐率いる第八旅団が合流。東方方面軍の全兵力数は一万五千に上った。現在はキリヤが最高司令官の位に就いている。
●古都デュルパン
リディア王国の首都。城壁街。
創立八百年という古い歴史を持つ。
●トーテム山地
リディアとランスロットを隔てる秘境の山岳地帯。
大陸有数の高山として知られるが、人の迫害を逃れた凶暴な魔獣が住み着く魔獣の巣窟となってしまっている。リディア侵攻を進めるランスロット軍と迎撃するリディア軍との戦いで激しい戦場と化す。
●鉱山都市ミルウォール
グルセイル帝国領内に創られた鉱山の街。
魔道士ギルド“聖夜の羽兎”の本部が置かれている。
●王都アロンダイト
平原地帯に位置するランスロット王国の首都。
十年前に軍事国家として変貌してからというもの、主要な街で経済的な衰退が発生し、国民の活気は日に日に落ちぶれている。