登場する国々
随時追加していきます。
●水と緑の繁栄の国 ヴァレンシア王国
エリュマン大陸中央部に位置する『四大国家』の一つ。首都はイグレーン。高い城壁に何重にも囲まれた街で、中央にはヴァレンシア王家の居城であるヴァルハラ宮殿が聳える。王権議会制だが、かつて封建制であったためか、その名残で現在も貴族が存在する。四季はあるが、気候は至って温暖。魔道学の祖、エリュマンの出身地であることからも魔道技術は比較的盛ん。今から千年以上前に初代国王、ウーサー・ヴァレットによって建国された。現在は代八十ニ代目であるアレクシード国王が国を治めている。
●氷と鉄の生まれる国 グルセイル帝国
大陸北部に位置する『四大国家』。国の規模では『四大国家』の中で最大の領土を誇る。年中寒冷な気候に覆われているため、毎年深刻な食糧難に陥っている。鉱石や貴金属が豊富な鉱山が多く、それを大量に輸出して主な財源としている。今から三十年前までは大小さまざまさな小国家からなる連合帝国であったが、国家解体ののち、封建制の一大帝国へと生まれ変わった。
●荒野と炎を崇める国 ディニール皇国
乾燥地帯である大陸南部一帯に領地を構える『四大国家』の一つ。その起源はとある遊牧民が都市国家を形成したことが始まりとされているが、長きに渡る内戦や反乱が影響でその詳細な歴史は失われている。“楼王”と呼ばれる国主が代々国を治めており、その継承は世襲や選出など時代によって異なる。
●山と日輪を頂く国 神聖レイフォン教国
ヴァレンシア王国と領土を接する大陸西部の宗教国家にして『四大国家』の一つ。大陸最大の宗教団体、ソーサラー教会の総本山が置かれており、大陸各国への影響力は大きい。国の指導者は教皇と呼ばれる。信仰対象が『時の賢者』であることからも、其の使徒古代魔道士は神聖視されている節がある。
●ランスロット王国
大陸東端に位置する王国。かつては周辺国と手を取り合う平和的な中立国家であったが、十年前密かに起きた帝国の裏工作により一変。現在は軍国主義を掲げる。国土のほとんどを湿地や平原が占める。首都はアロンダイト。
●リディア王国
大陸東部の小国家。首都はデュルパン。ヴァレンシア王国に次ぎ古い歴史を持つ伝統的な国だが現在は衰退している。中立国家としての威厳を保ってきたが、ランスロット王国の侵略によって脆くも体制が崩壊する。
●アロン同盟連合
リディア王国南東にある三国からなる小国家。中立国家の集まりだが軍隊を持たず、傭兵ギルドを護衛として雇い他国と貿易を行っている。他大陸の交易品を多く取り扱うことからも、大国にもその商業を認められている有名な小国。