オマケ回 キャラ解説4
「と、いう訳で今回こそ円卓編キャラ解説ですわ!」
「おお、張り切っておるな、パーシヴァル卿。」
「勿論ですわ、陛下。今回は私が仕切らせていただきますもの、これで張り切るなと言う方が無理ですわよ?」
「大丈夫かねパーシヴァル卿? テンション上がりすぎて何かやらかす前振りにしか見えんのだが?」
「顔グラ一種類しかない方は黙っていていただけますこと?」
「おま!?」
「ではまず一枚目から行ってみましょう、ゴー!」
「あら!? 早速仕切りそこねましたわよ!?」
「…………」
「なんですのその視線は! はい! 行きますわよ!」
アーサー王 ラフ
「うむ、儂の特徴がよく表れているのう。」
「……改めて見てもむさくるしいな、アーサー。」
「否定できませんわねー……」
「えと、その、ナイスバルクです?」
「モードレット卿のフォローが一番ダメージデカイ気がするが、まあ良いか……。」
「いいのか……そうそう、本編中ではキチンと言及するのを忘れていたが、現アーサー王は本名もアーサーだ。これはアーサーを含めた円卓の騎士関連の名をあやかりとして付ける者が多いためだな。」
「たまに父親がガラハッドで息子がランスロウとか、それでいいんですの? って親子もいますわねー。」
「まあその辺りは個人の自由であろう。それで儂に関しての解説だが、まあ見た目はよくある王様的外見だな。」
「一般的な王様は片腕丸出しでは無いと思うのですが……。」
「あれ、聖剣が宿っている関係で鎧を付けるより素手の方が固いと言うのはあるにしても、丸出しなのはアーサーの趣味だからな……」
「個性だ個性。実際鎧を着けていても戦闘の度に割れるのでは割にあわんからのう……」
「――戦闘時だけ外せばいいのでは?」
「それだとこの筋肉を見せれんだろうが!」
「やっぱり趣味じゃないですの――!!」
「――もう無視して解説を進めるが、何か疑問点などあるかねパーシヴァル卿?」
「そうですわね……あ、そういえば完全に忘れてましたけど、蜜希が持って来た贈り物って何でしたの?」
「ああ、アレは希殿からアージェ殿が入手した地球側のスイーツ詰め合わせだな。普段は転送術式で送って来るのだが、今回は蜜希嬢に王城へ入る口実として預けたのだろう。」
「なんか釈然としませんわ……」
「ぶっちゃけ今更わざわざ描写挟むものでは無いからのう、いや描写入れるの忘れていただけだが。」
「まあそんなところだな、それでは次に行くとしよう。」
アグラヴェイン ラフ
「次はアグラヴェイン卿ですね。陛下が2メートル越えなので並ぶと小柄に見えますが、アグラヴェイン卿も192センチあるのでかなり大柄ですね。」
「アグラヴェイン卿の場合は細身ですので、鎧を着けていないとスラッとした老紳士ですわね、現状円卓最古参の傑物ですわ。公の場を除いて陛下とタメ口なのもその辺りが影響してますの。」
「なに、運よく生き残っているだけだとも。」
「と言っているが、千年の寿命を全うできる襲名者は数が少ないのが現状だ。これは敵性存在との戦闘もあるが、どうしても襲名が長引けば肉体が衰えていくが故だな。」
「その点、俺の『忠義』は純粋な身体強化が主だからな、実は体への負担が最も少ない武具でもある。」
「いや、アグラヴェイン卿の場合は反応速度等が並外れてますもの。ぶっちゃけ先代レベルの規格外の先読みでも無いと有利を取れませんわ。」
「そうは言うが、範囲攻撃で諸共に叩き潰されれば何も出来ないのが現実だがな。」
「……数秒あれば一キロは移動できるのですから、誤差では?」
「……それ以上をぶちかます規格外が山程いるのが神格だからな……」
「だなぁ……因みにアグラヴェインが片眼鏡な理由だが、これは五百年前の戦乱で片目を負傷し、そちらの視力が衰えたのを補助する為だな。純粋な補正の他に索敵術式などの表示先にもなっているぞ。」
「武具の効果に関しては、自身の忠義……ようはテンションで身体強化、それも主に速度への補正が掛かる。ワイルドハントの様な敵性存在との戦闘時には最高速度を常に維持できるが、先代との戦闘の様に迷いが生じればその分補正も弱くなる。」
「とはいえ、先代との戦闘でアグラヴェインが速度を落としていたのは、最高速度で突っ込むと先読みで置かれた攻撃に反応できずに両断されかねないが故、意図的に速度を落としていたのが事実だな。」
「つくづく先代が規格外すぎるのだよな……」
「ですね……ええ、転移先読んで先読み置き斬撃とかエスパーか何かですか。」
「はいはい話が脱線してきましたし最後行きますわよー。」
アリス ラフ
「流れ的にモードレッド卿かと思ったか? 私だよ!!」
「おいアグラヴェイン卿、化けて出おったぞこの女。」
「振るなアーサー、俺は空気の摂取で忙しい。」
「呼吸! 呼吸してるだけですのそれ!!」
「おいこら貴様等、纏めて超越ぶっぱなすぞ? ん?」
「さて、先代に関しての解説だが、まあ見ての通り露出狂の気がある変態だな。」
「おい。」
「全身タイツに各所だけ鎧とか、現実世界では通報待ったなしだぞ師匠。」
「そうか? これでも最初はインナースーツだけだったのをモルガンに怒鳴られて鎧を足しているんだがな。」
「なんでそんなに薄着にこだわるんですか……」
「いや、馬鹿弟子みたいに全身鎧とか動き辛いだろ、基本的に接敵と同時に叩き伏せるから被弾すると言う事も無かったしな。」
「存在自体がボスキャラですわね……」
「当時から火力だけなら他国の主神とタメ張れていたからな……一回アイルランド系と小競り合いになったことがあるのだが、高笑いしながら侵攻して来た連中を聖剣連打で消し飛ばしてる絵面はこちらから見ても恐怖を感じたぞ。」
「ああ。あの時は傑作だったな! 連中こっちを甘く見て兵と太陽神のルーだけで侵攻して来たもんだから、夜更けに放物線軌道で射出された私が上から超越ぶっぱしたら綺麗に吹っ飛んで行ってなぁ!」
「ただの蛮族じゃありませんの!!」
「いや、一応名乗りはしたぞ? 遠すぎて聞こえてなかったと思うが。」
「不意打ち一発で向こうの陣形壊滅させたあと、速攻でモルガンの権能で体調整えて高笑いしながら二発目ぶっぱなして太陽神をホームランしてなぁ……」
「あれでも加減してた上に、致命傷だった連中はモルガンが回復させたから、兵に死者は出なかった筈だがな。ああ、太陽神の方は三発目叩き込んだらピクピクしてたぞ。」
「そりゃ無防備な状態であんなもん連打されたらそうなるだろう……一応ルー神の名誉の為に言って置くと、不意打ちかまさず正面から戦って居れば勝敗は分からなかっただろうな。」
「だから奇襲したわけだがな。太陽神の奴が『勇士としての一対一』とか言ったもんだから、『勝手に侵攻して来てどの口がほざくんだおお? この口か? この口なんか?』って尻に聖剣叩き込んだら真顔になってから動かなくなったんだが、新しい扉開けてしまったのかな?」
「あの時の事後処理本当に大変だったんだからな!!」
「そうか? それよりもむしろ――」
「アリス様、アリス様、どうかその辺りで、その辺りでお願いいたします!」
「む? アイリスに言われては仕方ないか。それで解説だったな? もう特に言う事も無いが……ああ、私がしているこのヴェールだが、これは昔モルガンと互いに贈り合った物だ。」
「母様とですか?」
「ああ、領地を見て回っている時に、ウェールズで質のいい仕立て屋を見つけてな。互いに相手に似合うと思ったものを選んだんだ。」
「ふふ、素敵なエピソードですわね。」
「まあ、その時の仕立て屋の店主がアージェでな。その後災厄との戦乱で再開した時は驚いたものだ。」
「あの人昔からそういうことばっかりなんですのね……」
「さて、今回はこんなところだな。先代、この場で何か言って置きたいこと等あればどうぞ、これで出番最後でしょうから。」
「ははは! 何、いずれ必ず復活してやるとも! 覚えてろ諸兄等!!」
「本気で復活しそうだから困るな……まあ、期待せず待っているさ、アリス。」
「ああ、そうしておけ、アーサー。」
「では皆様、次回の解説まで暫しのお待ちを。」




