八話 ぼっちこそ至上〜引きこもりには完全に1人になれる場所が必要なのだ!
短いです!
誠意を示し、裏なんてありませんよーって示すのならば話し合いを邪魔するようなことはしない。
契約魔法での大失敗により少しは学んだのか、王は今は私達の邪魔をする気はないようだ。
例の契約魔法で私達に下手なことが出来ないとも言う。
真希さんの部屋とその両隣その真前が私たちの部屋だ。部屋の大きさが大きさなだけに残り二つと合わせてワンフロア全部使ってる。
まぁ同じ階に誰かいたら安心できないからな。空いてる部屋にも誰もいないのは確認した。
私は左隣を、桃香さんが右隣を真前は奴にすることになった。
私の部屋はさっきの部屋とはまた違ってシックにまとめてある。
深緑の毛長の絨毯、壁の色も黒に近い深い赤。
絵画も大人しめで小さくワンポイントにしかない。
ソファーも暗い赤と緑、そして暗い紫。
ゆっくり座ると体を少し押し返すくらいの丁度いい硬さだ。
背もたれに体を預けて、ため息を吐く。
「疲れた」
他人とこんなに長時間一緒なのって何年ぶり??
しかもメンバーが濃いよ!
猫被りも疲れるんだよー!!!!!
それにしても、異世界か、、、、。
いや、絶対来たくなかったわ。
小説の中だから面白いんだよ。
普通に死ねと言われているようなもんだよね?なら気付く間も無く御陀仏がよいよ。
、、、結界張ろう、この部屋に誰も入れないように。ノックとかは聞こえるくらいで、こちらの音は漏れないように。
そう考えると音もなく結界が張られるのがわかる。
「あーホント、魔法なんて使えてるんだが!
チートなんだが!!!
俺tueeeeeすればいいんか!!!!
興味ないんだが!!!小説の中だけでいいんだが!!!!」
ストレスのあまり叫びました(遠い目)
結界張って正解だわ。
この大声で誰も反応してないのがMAPで分かる、
ァ,、'`( ꒪Д꒪),、'`'`,、
なんか、快適ぼっち生活できるようなスキルないかな。
オーク?とかと戦うとか嫌だ。
他人と話すのやだ。
ずっとひとりで本読んでたい。
私の完全偽装さん今だけ、お仕事なしでお願いします。
あとなんか良さげなスキルとかあったら説明してほしいなー
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職業:主婦(自由設定可能)
名前:(自由設定可能)
種族:(自由設定可能)
LV.(自由設定可能)
HP :(自由設定可能)
MP : (自由設定可能)
生命力:(自由設定可能)
精神力:(自由設定可能)
筋力:(自由設定可能)
防御力(物):(自由設定可能)
防御力(魔):(自由設定可能)
俊敏力:(自由設定可能)
知力:(自由設定可能)
運:(自由設定可能)
スキル
戦闘用
弓道、全魔導
一般
料理、話術、隠密、覇気、詐術
ユニークスキル
完全看破、完全偽装、完全模倣、インベントリ
エクストラスキル
Q&A、ネット通販、MAP、メール機能、最適化、全自由設定、変幻自在、多重人格、#知全能
称号
《異世界人》《勇者》《絶対者》《存在する非存在》《すべての最適者》
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『スキル隠密により、誰にも気づかれず城で生活可能。この部屋を隠蔽可能。他の人々にはこの部屋を認識できなくできます。
また、エクストラスキル変幻自在により主人の存在自体も消すことが可能。
スキル全魔導の時空魔導で空間の狭間に主人だけが知覚できる家の制作が可能。
家の創作は全魔導の自然魔導を使うことでどんな建築物も再現可能。
家屋内のインテリア、庭、魔道具も再現可能。
(完全模倣によるイメージの補完)
インベントリにこの家の入り口を設定することでいつでもどこでも家に移動可能。
インベントリに家を創作可能。上記と同じ方法で建築物、インテリア、庭、魔道具の再現も可能。
また、インベントリから外に出すことも可能。』
この音声回答はエクストラスキルのQ&A?
『肯定、主人のどんな疑問、質問にも答えるのがエクストラスキルQ&Aです』
おーーーーーーー
さっきの情熱大◯の声だね!
チートだなぁ(遠い目)
しかもぼっち計画が三つも存在する件(笑)
何があるかわからないからなぁ、まず後者二つは作っておこうかな。
この部屋気に入ったからここと同じような家と、あとは、、、考えるの面倒。
なんかないかな?Qさん、、、いや流石に安直だわ、失礼だわ!
キュートさん??どう?だめ?いや?
『Q&A改キョートにアップデートしました。
今後スキル名をキュートに変更。
第一案モデルを現在地、王城の客室に設定。インテリアなども模倣します。
完成しました。
こちらは空間の狭間に設置しました。
入り口をインベントリ設定、いつでも出入り可能です。
庭はモデルがないので未設定です。
名前を設定してください。』
おお!なんか名前変わったぜよΣヽ(゜Д゜○)ノ
でもなんか安心するな、ぼっちもテレビくらいはつけることもあるのよーな感じだな!
名前、こことおんなじ感じなら、城?いや、今や日常会話に出てくるレベルの単語だしな。
あっ、なら《自室》でお願いしゃす!
こっちの世界にゃわしの部屋なんぞないからな(涙)
『第一案の名前を《自室》に設定しました。
第二案のモデル候補
①元の世界の自宅
②元の世界の実家
③住◯林業のモデルハウス
④ユニバー◯ルホームのモデルハウス
.
.
.
.
.
』
多い、、、自宅と実家はないな。
同じ建物なのに誰もいないとか、心抉れるよ!
住友◯業のモデルハウス、何軒か行ったが。
あの大きい吹き抜けのとこ良かったなー。
『第二案モデルを住友林○のモデルハウスに設定。主人の記憶を完全模倣で補完します。
完成しました。
こちらはインベントリ内に設置、いつでも出入り可能です。
また、こちらも中庭以外のモデルがないため庭は未設定です。
名前を設定してください』
、、、うん、そのままモデルハウスで!
『第二案の名前を《モデルハウス》に設定しました。』
おーこれでいつでも引きこもれる!
、、、今思ったがインベントリてなんぞ?
小説では生物入れないとかあった気がするのだが??
『説明。
《インベントリ》
スキル空間魔法の一種であるアイテムボックスを時空間魔法で再現したもの。
アイテムボックスとは違い、制限なくものを収納可能。
また内部の時間経過もエクストラスキル最適化により、それぞれ最適な時間に設定される。
任意での設定も可能。
エクストラスキル最適化、全自由設定、変幻自在との併用で命のあるなし関係なく何でも収納可能。
そのため、インベントリ内での快適生活も可能です。
また例としてオークを一度に無限に生きたまま収納可能。任意で血抜き設定しておけばオークをそのまま殺すことも可能です。
またこれにはオークだけでなく生きているもの全てが当てはまります。』
色んなスキルが助け合ってよりすごくなってる気がするよ?!
なんかただのスキルとかいらないんでない?ってくらいすんごいよ?
てかインベントリていうか大量殺戮兵器じゃないの!?絶対に私からは血は抜かないでくださいね!お願いだからここの設定間違えないで!!!
ということで、まずは行ってみよう!
行ってきた。うん。あれだ、すげかった。
《自室》はあれ?移動したかな?て感じに全く同じ部屋だったし、ソファーとかも同じ座り心地だしビビった。
ただ窓からは何にも見えなかったわ、設定されてないからさ。そこだけしか違わなかった。だから違うとわかった、っていうね、、
そんで《モデルハウス》!
懐かしかったーやっぱモデルハウスだから色んな会社的売りが押し込めてあるんだよねーでかいアイルランドキッチンとか、リビングのだだっ広さよ(笑)
そしてそのまま全部吹き抜けとか、エアコン効きづれーーーっていう、あれな!
めっちゃ広いお風呂とか、無駄に広い階層の間の物置とか、大きすぎる屋根裏部屋の寝室とか!
全部あった。すげかった。
あと思ったが、《自室》にキッチンねーわ(笑)
ま、いっか!《自室》から《モデルハウス》に直で行けるしね!
何よりわざわざ自分のためだけに料理するか?って言うね、、、。
ぼっち計画もとい、避難生活準備の基地はできた!
これでもしもの時でも逃げ込める!思うだけで!
すんばらしいーーー!!!!
他人が怖いときは逃げていいんだ!逃げていいんだ!逃げていいんだ!!!!
ああ、逃げ場が確保されてるだけで少し安心できたわー。