六十話 陰謀渦巻くアバロン帝国〜《その一》来たのは皇帝、ほぼ決まり自称神との対話。
次の日、真希達は帝都の街中へ出掛けていった。今回は昼食のついでではなく、朝から何人かに分かれての本格的な行動だ。
まず真希と桃香そしてカイウスと正義は帝立図書館へ向かう。
こちらは帰還方法についての手がかりを知るため、様々な本を読んでいくつもりだ。
勇者関連、魔法陣関連、異世界関連とにかく何でも知っていかなければ、特に真希達はこの世界の常識すら疎いのだから。
次にエーリカ、アンネリーネそしてマックスだ。こちらは帝国ですでに結成されている召喚者達の帰還方法の特別調査チームと合流する。
アンネリーネを中心にガルド王国に現存する勇者召喚の魔法陣についての情報を提供し、現在分かっている情報をもらうつもりだ。
その後、アンネリーネ達は城の書庫で色々と調べる予定である。
アンネリーネはそこでルクレウスが、昨日の件がどうなったかを知らせてくるだろうと思っていた。そうしなければアンネリーネが動き出す事くらい予想できるだろう。
本人では大袈裟になるので、第二騎士団団長程度の地位の者にでも文を持たせるか。
どちらにしろ、それでこちらも何処まで潰すか決める。
それにルクレウスがすでに潰している可能性もある。
まぁその時はルクレウスの今回の不手際を真希達が欲した神セフィラケトルとの対話を対価に見逃してやろう。
何処までも上から目線のアンネリーネである。相手は皇帝なのに。
まぁ弄ぶ系女子で女狐王女アンネリーネだから仕方ない。
そしてアンネリーネの予想通り、城の書庫での調べもの時に第二騎士団団長が文を持って参上した。
内容はマルスダルト侯爵家の一族郎党の死罪の決定、そしてすでに主だった者の身柄が牢屋に移されているというものだ。
この調子では罪状や証拠は適当に捏造でもしたのだろう。
今まで放置していた割に、一族郎党死罪では展開が早すぎる。
アンネリーネは暫し思案し、第二騎士団団長に言伝を頼む。
今回の件を見逃して欲しいなら、神セフィラケトルとの対話を対価に差し出せ、と言う意味のことをものすごく遠回しかつ丁寧な言葉で、言葉を飾りに飾って、けれど有無を言わさぬ圧力とともに。
第二騎士団団長は決して逆らわず、ただのメッセンジャーになることを選択した。正しい判断である。
例えアンネリーネがたかが隣国の王女であっても、皇帝が優先するのは勇者一団全員だとすでに指示されているのだ。
自分が忠誠を誓う相手に傲慢な態度を取られれば腹は立つが、ここまで遠回しに言われては騎士には真意がわからない。
結果、なんの問題も疑問もなく第二騎士団団長は言伝を受け取った。
それを計算して、言伝が皇帝に伝わって初めて意味がわかる様にしているアンネリーネである。
自分の立場が、たかが王女であることはちゃんと理解しているのだ。それが譲ることと同意にならないのが女狐王女である。
第二騎士団団長が皇帝ルクレウスに言伝を伝えた場所は皇帝の執務室である。
それは団長の気遣いとルクレウスの意思だ。アンネリーネからの言葉を聞いて、ルクレウスは吹き出し、爆笑した。周りに人がいなくてよかったと団長が思った瞬間であった。
ルクレウスが笑った理由は簡単である。
アンネリーネがあまりにらし過ぎたからだ。あの、国を救う対価を要求した時と同じで皇帝相手に非を指摘しそれ相応の物はもらうと宣言する。
普通なら対等では無い相手の要求など突っぱね、逆にその態度を非難して何かしらの罰を与えるところだ。
しかし、アンネリーネの場合地位がないなら、功績で、それも無いなら相手の選択肢を奪って、とあらゆる方法を講じて必ず要求が通る様に立ち回るのだ。
今回もこれをこちらが何もなく断ったら、慈悲もなく潰しに来るだろう。皇帝相手に剛気なことだ。
しかも今回は第三者を介したために、剛気な彼女の要求にかなり言葉が飾られているのがルクレウスのツボにハマった。
ひとしきり笑いに笑い、涙目になった皇帝ルクレウスは今回の対価に思いを馳せる。
実は最近神セフィラケトルからわざわざ顕在してまで、召喚者について聞かれたことががあったのだ。
あまり我々人間に興味を示さない神が、である。
帝国の政治にすら口を出さず、ただ主神としてあるだけの存在、セフィラケトル。
その時は我が国の救援のときの話をしたのだ。軽い皮肉を込めて。
神がその皮肉に反応することはなかったが、召喚者にひどく興味をそそられている様子であった。
そんなことがあった後での今回の要求、勇者一団とセフィラケトルとの対話である。
アンネリーネ達が何かするとは思わないが、神は別である。
神には神の論理があり、理があるがそんなもの我々人間にはわからない。
つまり神が何をするかはわからない。
ルクレウスはアンネリーネと話す必要性を強く感じた。神の意思が帝国の意思だと思われては困るし、忠告とともに対価についての話し合いもしたい。
ルクレウスは皇帝だ。失態を見逃してもらえるのはありがたいが、対価だけ渡して終わりではあまりに不甲斐ないではないか。
ここは一つ共同戦線でも張らせてもらいたいな。
ルクレウスはずっと考えていたことがあるのだ。それは実行に移すには今までならあまりに非現実的だった。
しかし、モンスタースタンピートが勇者達により退けられた今ならば。
ルクレウスは第二騎士団長を置いて、一人物思いにふける。
その顔はいつになく楽しげで、まだ二十歳であるルクレウスが年相応の青年に見えた。
時は夕暮れ、すでに勇者一団は皆高級宿《精霊の舞》に戻ってきていた。
真希達が帝立図書館に行っている間にアンネリーネが皇帝ルクレウスからの文で得た情報により、妄想系ナルシスト型変態である侯爵家嫡男たちの末路を知った一同。
真希達女性陣はほっとし、男性陣は正義を除いて警戒レベルをどうするか考えていた。
真希達召喚者もこの世界に馴染んできた様だ。
前までなら自分が理由で死罪だなどという話になれば陰鬱な気分になっていただろう。
いや、この世界に来て数多の変態にあい、変態への慈悲も容赦も既に底をついてなくなっただけかもしれない。
今回の不手際の対価として、神セフィラケトルとの対話を皇帝ルクレウスに要求していることをアンネリーネは他の皆には言っていない。
まだ決まったわけでは無いので、黙っているのである。
真希さん達のガッカリした顔など見たくありませんわ!
アンネリーネはいつもお友達の気持ちを考えているお嬢さんなのだ!
だから決まったらすぐに知らせるというサプライズが待っているわけである。
アンネリーネ初サプライズの成功することを祈る!
そしてそんなこんなな勇者一団を見守る私がいるわけだ!
(๑• ̀д•́ )✧+°ドヤッ
いやーまさかルクレウスが自称神排除に動いているとは思わなかった。
我々は無関係だ!関係無かったはずなのだ!
しかし!皇帝が真希さん達を巻き込む気満々だった!
ァ,、'`( ꒪Д꒪),、'`'`,、
まぁね、モンスタースタンピート殲滅のことを考えたら偉大なる存在シュフとその使徒勇者たちはアバロン帝国主神セフィラケトル排除には重大なピースとなる。
つまり助けてもくれない神より、助けてくれた力強い英雄である。
しかもその人間には自称神のような大きな存在がついているのだから、まずはセフィラケトルの座を取って代わってもらって、後はこちらでなんとかします的な行動に出る作戦もわからないでも無い。
でもそれ、わしらに関係なくね?っていう気持ちの方が大きいし、お前自分の身くらい守れるんだろうな?っていう不信感しかない。
俺が自称神に逆らったらすぐさま刈り取られそうなルクレウスの命を散々心配していたその横で今回の様なことを考えていたのである。
やってられっか!ヾ(*`Д´*)ノ
こいつは後でボコる!基本放置!まだ奴の発案には障害は残っている様なので、放置で!
シンデレラストーリーを桃香さんとやらかしたかったはずの侯爵家嫡男カルロス。
通称息子君は自分が出る前に、その従僕が媚薬を盛るという真希さんたちのトラウマを盛大刺激するという愚行を犯した。
普通に自信満々な己で落としに行けば良かったのかもしれないが、従僕的にはうちの坊ちゃんじゃ無理!薬でなんとかしなきゃ!という感じだったようだ。ある意味現実が見えていたのは従僕の方だったんじゃね?
ここで言っとくと、確かに息子君は美形だが保護ユダほどではない。保護ユダ圧勝(笑)
比べる相手が悪いのかもしれないが、皇帝ルクレウスにも負ける。ルクレウスもかなりの美形なのでこれも比べる相手が悪いのだが、真希さん達が接してきた相手ってほぼほぼ息子君より魅力的な方々ばかりなのだ。
見た目もそうだが、だいたい重要な要職の人ばかりだからね!内面から滲み出る出来る男感が違うよ(笑)
例えばジパンヌの銀髪美中年宰相スケさんとか、ワイルド系金髪第二騎士団団長カクさんとか、大陸会議の面々とかね!
まぁ従僕君の懸念は当たっていたわけです。見た目も中身もね!
坊ちゃんこと息子君は見た目だけならド神官にも劣る。変態度ではド神官の圧勝だがな!
と、まぁ従僕君が薬に頼ったのは真希さんたちを手早くかつ坊ちゃんが落としたかのように見せたかったのだろう。あと侯爵家の粛清が近いからかね?
どんだけ坊ちゃん想いだよ!Σ( ꒪□꒪)‼
てか何故に集団を狙った?それはすでにヒロイン志望が憧れるシンデレラストーリーではないぞ?
逆ハーならまだしも勝手にハーレムに入れらるなんて女性には恐怖でしかない!
( ゜Д゜)ハァ?
そしてそれにキレていくスタイルを貫く俺氏は、息子君の息子君がねじ切れるという幻覚をひたすらに見せ続けている、というのはちょっとだけ過った願望である。
そうしてやりたいくらいなのだが、俺氏はあの変態ストーカーなド神官でさえそれはしていない。
そう変態度で言えばMAXであるはずの奴でさえ放置しているのだ。
目には目を、歯には歯を。
ならば変態には変態を、しかしド神官にはそれがご褒美になる。なってしまうのだ。
痛みもご褒美なら、辱めさえご褒美だ。
もはや罰になるのが放置か死、ある意味最強生物である。
そして俺はあいつの命に責任を持ちたくない。故の放置。
ですので、部下の罪は上司の罪。というか不甲斐ない坊ちゃんだから従僕が影で動いたんだろーが!
(#`Д´)ノゴルァァァァァ!!
なので同じように息子君にも媚薬には媚薬的効果を。
好きでもない、キモい相手を好きだと思わされる恐怖を体験していただいている。
客観視できるよう彼の正気はエクストラスキル多重人格で保護してあるので、さぞや自分の心情に恐れ慄いていることだろう。確認はしてない。
キュートさんに聞いたらそう言ってたからきっとそうなんだろう。
俺は覗かない、だって怖いじゃないか!
媚薬的何かで息子君が懸想している相手は尋問する騎士56歳、筋肉質で屈強な男性(髭がとてもダンディ)にしておいたのだ。周りにいないからさ、女性なんて。
人様に媚薬など盛ろうとするからそうなるのだ。従僕がだが。
自分の好みではない相手、あり得ない相手に惚れる(媚薬で)を体験してろ!
ちなみにその男性に危害(意訳)を加えることはできない。全て脳内で完結するようにしてある。
皆さん安心してください、大丈夫ですよ!いきなり襲い出したりはしません!
これと同じようなことを従僕にもおこなっている。だって実行犯兼発案者だよ?
ついでに侯爵家当主の方には、喋れない、眠れないという状況にいてもらっている。
誰かが隷属させられていたら、もしかしたらあったかもしれない未来である。
奴隷に自由に話をさせるとも思えないし、寝ずに働かせることも絶対あったろう。
他人を隷属させようとしたのだ。ご本人もそうされる覚悟くらいはあるだろう。まぁ私はその覚悟がないと知っているのだが。
こちらも正気は以下略。
あと尋問時はすべてべらべら罪を認める仕様です。
何故か当主であるパパの方が死に繋がりそうな扱いなのに、息子君の扱いの方が俺氏の酷さが如実に出ている気がする。
俺は腐女子でもあるが、今回のは趣味でやったわけではない。ホントだよ?
そしてこんな侯爵家と婚約していたモンティーヌ公爵家だが、深夜の謁見を申し出て皇帝ルクレウスに何の話かと思えば、侯爵家の死罪が決まる前の婚約解消の話だった。
理由は侯爵家の他国の貴賓に対する蛮行である。
つまり媚薬事件を指す。
これ以上の証拠を待たずに、ただの解消としたのは英断であった。下手に欲をかいていれば、罪人の婚約相手として家もろとも泥をかぶることになっただろう。
ルクレウス曰く、ギリギリを見極められる嫌な方向に賢い面倒なやつの面目躍如と言えよう(笑)
侯爵家の刑が公にされる前に、婚約解消の噂をガンガンに広めている様である。
そだね!知らしめておかないと意味ないもんね!
どうやらモンティーヌ公爵家の首も繋がったまま行くようだ。
ルクレウスの意外な崇拝を知ってしまった身としては、よかったな、下手に勇者一団を悪者にしないで、としか言えない。
その時は敵対相手に私も加わるので同情もしないがね。
そんで現在アンネリーネがルクレウスに頼んだ自称神セフィラケトルとの対話で、何故か発生した例の件が意外な盛り上がりを見せている。
例の件とは勇者一団と偉大なる存在シュフを使った、アバロン帝国の宗教総入れ替え作戦である。
発案は皇帝ルクレウス!余計なことを!Σ(⚙♜⚙ )
そして皇帝ルクレウスと数人の側近VS現宰相ハクス=タリヌスカとその他側近で意見が分かれている。
別に仲間割れではなく、ルクレウスを諫めている感じな!
まぁ結構、地位は置いといて的な言い合いである。なかなかの絆(笑)
ルクレウスと数人の側近は、遠見の魔道具で先のモンスタースタンピートの結末を見てた組。
現宰相ハクスと他側近は、その頃まだ今の地位にはいなかったのでそのことを見てないから信じられない組である。
信じられないというかルクレウス達の話を話半分に聞いてる。
たしかに第三者としては至極真っ当だ!
家臣に我儘を言うんじゃない!ルクレウス!Σ(⚙♜⚙ )
彼ら的には勇者達それぞれ一撃で殲滅はないでしょ?盛ってるの?見間違い???
てか人間が自称神に勝てるはずないよ!っていう意見である。本当に真っ当だ。
俺的には現宰相組の言い分が現実的だと思うよ!
なによりこっち巻き込むのやめて欲しいから彼らの意見に勝ってもらいたい!
あと真希さん達だけでは、まだ自称神には勝てないのだ!残念なことにな!
だからこの話を持っていっても無駄だ!
♪~ ゛(´д`*)゛~♪オレタチ~♪ ムカンケイ♪ ~♪~♪
まぁ強くなってほしくて真希さん達には称号での補正を与えてみたが、モンスタースタンピート殲滅の時ほどレベルアップしないからね。今後もそうだろうさ!
倒す桁が違うよ!なんか時期を見誤った感がすごいわ。
( ꒪Д꒪)( ꒪Д꒪)( ꒪Д꒪)( ꒪Д꒪)
まぁないより良いよねっていう。あと真希さん達に安心を与えられてよかったよねって、これも今更感がすごい!Σ( ꒪□꒪)‼
いいんだ。あの頃はまさか生身で戦うフラグが建設されるとは思わなかったし。
それに下手にいきなり強くなって調子に乗って自爆したりされたら嫌だったのだ!Σ(⚙♜⚙ )
初期は命大事に!で行きたかった!
そしてすでにそこそこ強くなった今なら力に振り回されず、尚且つ調子に乗ってガンガンに特攻かけたりしないだろう。
うん、いいんじゃない。今後強くなっていけばさ。
ァ,、'`( ꒪Д꒪),、'`'`,、
で、アンネリーネが提案したセフィラケトルとの対話はどうやら実現しそうである。
色々ルクレウスが企んでいるが、そこは現宰相ハクス君が止めてくれるさ!どちらにしろ無理だし!
で、キュートさんからの報告でルクレウスを観察してたら自称神セフィラケトルがわざわざ召喚者のお話のおねだりまでしていた。
興味津々度がすごい!Σ(Д゜;/)/…エエ!?
キュートさんや、称号《偉大なる存在シュフの応援》でなんとかなると思う?
死ななければ、まぁいいかなってとこでさ。
『肯定そして説明。
主人が与えた称号《偉大なる存在シュフの応援》があれば、主人が気づくまで持ち堪える事は可能です。
また、もし精神攻撃系に相手が終始すれば特に被害はありません。
もし肉体に対して攻撃が行われた場合、主人の反則技である称号効果タフネスでギリギリずっと生きてはいます。』
あーね(๑•̀ㅂ•́)و✧
いや!死んで欲しくないからさ!
タフネスなんてだいたい一度致死の攻撃をギリギリ死なない状態で持ち越すみたいな効果なんだが。
俺氏の付与したタフネスはずっとギリギリ持ち越し続ける。
うん、それタフネス?って感じにチートな効果なんだが俺が気付くまでずっと瀕死だからさ。
チートかチートじゃないかでは、チートだが復活には規格外の回復が必要という、ね(笑)
だからか全然付与可能だった(笑)
そんなのが与えられてると気づかれないように名称タフネスになってるし、その説明にも致死の攻撃にギリギリ耐える、としか書いてない。
ほら嘘じゃない!(๑• ̀д•́ )✧+°ドヤッ
といわけで、精神面も肉体面も対策はできたと考えていいよね?
『肯定。称号《偉大なる存在シュフの応援》があれば、ほぼどんな存在と戦っても死にはしません。』
そんな化け物みたいに言ってはいけません‼︎Σ(⚙♜⚙ )
そんな話はいいのだよ。化け物上等だ!
でだ。なにより対話にアンネリーネがついてきそうな件。
まぁね、話といえば駆け引き、アンネリーネが行くに決まってるやね。
気づかなかったよ!Σ( ꒪□꒪)‼
いや、今気づけてよかったよね。気づいたというかアンネリーネが自然と行く気満々なの見て、あっ!てなっただけだ。
アンネリーネにも称号付与る?でもアンネリーネに特に恩もない。
アンネリーネは色々してるけど、結局のところ加害者、拉致犯であることに変わりはないしね。しかもうちらを余興として拉致ったからね、アンネリーネは。
まだまだマイナスですよーだって俺ら帰れてないじゃない?そのせいでめっちゃ大変じゃないか!
勇者一団で仲良くしてるのは俺に関係ないのでかまわんが、馴れ合う気はない。都合よく使わせていただきますよ!
それでも交渉面と地位、信用性とかで今アンネリーネに居なくなられると困る。各国言質とりの旅もあるしね!
、、、バレないように付与っとくか!しゃーねーっすわ!
面倒ざんす!いちいち気にするのが面倒ざんす!
ってことでキュートさん、勇者一団全員に称号バレないように付与しといてくれたまえ。もうやっちゃってください!
『肯定。ユニークスキル、完全偽装、エクストラスキル、全自由設定、最適化をもちいて勇者一団全員に称号《偉大なる存在シュフの応援》をバレないように付与、完了しました。』
まぁこれで誰かが死んで闇堕ちとかないやろ。
転移あるある、恋人、親友を無残に殺されて、闇落ち復讐モード!
そんなのいらーん!そんなあるあるいらーんのです!
自称神セフィラケトルが何してくるかわからんのが嫌だが、奴の頭を覗くのは面倒くさいのだ!
それに思いつきで行動されたら結局意味ないしな!
まぁちゃんと自称神セフィラケトルの対策はしたし、なんかあったら速攻動こう!
めんでぃーーーーー!!!!!もうヤダ!めんでぃーーよーー!!!
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