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異世界召喚〜勇者(偽)を用意して隠れて私が殲滅する!私は引きこもり主婦ですが?なにか?  作者: 抹茶きなこ
第四章《最初の勇者とオフィーリア〜誰も彼も不気味すぎる!》
56/77

【一番有名な御伽話〜禍と勇者達の戦い〜】

テンプレ勇者召喚のテンプレ御伽話ver.(笑)前回ですでに書いてあるので、読まないで大丈夫です!

短いです!

【有名な御伽話〜禍と勇者達の戦い〜】


༻༻༻༻༻༻༻༻༻༻༻༻༻༻༻༒༺༺༺ ༺༺༺༺༺༺༺༺༺༺༺༺


昔々、この大陸を大きな大きな禍が襲いました。

その禍は人々を苦しめ、自然さえも壊していきます。


そんな中エルフ、ドワーフ、竜人、獣人、普人、魔族の王達は力を合わせて、禍と戦うことを決めました。

それぞれの国で一番強い戦士と魔法使いを禍と戦わせたのです。

しかし禍はあまりに強く、戦士と魔法使い達は負けてしまいます。


そのことを哀れに思った神オフィーリアはこことは違う別の世界《異世界》から、禍に打ち勝つ力を持った者を呼び出す魔法陣を授けました。



人々はそれに感謝し、神オフィーリアの言う通りに異世界から力を持つ者を召喚しました。


その時、召喚されたのが《禍に打ち勝つ力を持つ者》勇者とその仲間達でした。


勇者の仲間達は三人いました。


この世界の者より多彩な術を使う大魔導師である賢者。

傷つき疲弊した人々全てを癒す力を持つ治癒魔導使いである聖女。

そしてこの世界の誰よりも打たれ強く、他者を守ることに長けた大楯使いである守護者。



彼らをこの世界に召喚した王達は言います。


「この世界を禍からお救い下さい」



知らない世界に、いきなり呼び出された勇者達は驚き戸惑っていました。

しかし王達の悲痛な願いを聞き、城の外にいる疲れ傷ついた人々を見て、その願いを叶える決意をしたのです。


勇者達は禍に勝つ力をより高めるための旅に出ます。

それは各国を回る旅でした。


エルフの国、ドワーフの国、竜人の国、獣人の国、普人の国、魔族の国。


それぞれの国で聖女は人々の傷をその治癒魔導の力で癒し、壊れた家々をその多彩な術で賢者が元に戻します。

力持ちの守護者は倒れた木々の片付けを手伝い、勇者はその不思議な力で人々の心にある怖い思いや嫌な思いを消しました。


その後勇者達がその国の城を訪ねると、その国一番の剣や盾、鎧や兜、杖や槍を勇者達に授けてくれました。


全ての国を周り、強い武器や防具をもらい、更なる力をつけた勇者達は禍に勝負を挑みました。


禍は守護者の大楯を抜けることができません。


禍は賢者の多彩な術から逃れられません。


禍は聖女の清らかな結界を壊すことができません。


禍は勇者の不思議な力に勝つことができません。



そして禍はこの世界から去りました。


それを祝福して神オフィーリアが勇者の頬にくちづけを送りましました。

すると勇者は一瞬で神オフィーリアに恋に落ち、結婚を申し込みました。


神オフィーリアも勇者達の姿をずっと見てきたのです。

そしてその勇敢さや優しさ、そして人々の言葉に真摯に向き合う様子に胸打たれていました。


彼らの姿に王達は感動して拍手を送りました。

人々も恩人達の幸せに拍手を送ります。


こうして勇者達と神オフィーリアはこの世界でいつまでも幸せに暮らしました。


༻༻༻༻༻༻༻༻༻༻༻༻༻༻༻༒༺༺༺ ༺༺༺ ༺༺༺༺༺༺༺༺༺


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