表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界召喚〜勇者(偽)を用意して隠れて私が殲滅する!私は引きこもり主婦ですが?なにか?  作者: 抹茶きなこ
第一章《各国を襲うモンスタースタンピート編》
21/77

二十話 他国の現状〜な、ガルド王国よ!他力本願って知ってる?お前らのことだよ(怒)

残虐な表現があります、平気な方のみどうぞ!


色々キュートに聞いてみて、力もなんとなくわかってきて、

『禁止事項に抵触したため回答できません。』

が出てくるというなんともフラグな問答もしたが、今は関係ないと思うことにした。こう、置いといて、ってした。


そんなん知りたいことあっても時間は過ぎていくんですぜ?

おにぎり片手に茶しばきながらの朝の質問タイムでした。


まぁ、昨日正義がこの国を救ったわけで、大々的に勇者召喚のお話を国民とかにしなきゃいけないわけだ。

国民には噂で勇者のおかげでスタンピートが終わったことは伝わってる、影からの国の誘導もあって歓迎ムード一色です! 


しかし、こちらに向かっているエルフ、竜人、魔族の援軍の皆さんにもその報告はあげられる。

どう思うだろうね?自分たちが助けに向かっている国が異世界から勇者たち拉致ってるって知ったら。(。-∀-) ニタァ!!

まぁこっちの国に寄ってたら時間の無駄だからね!

それよりもまだ援軍が到着してない国、特に他の人間をトップに置く2カ国に今の状況をどう報告するかが問題なのだ。

ドワーフや獣人の国はなんやかんやで、そこそこの距離に魔法が得意な他種族の国があるし、それぞれ国としては一つしかないのでそんなに問題はない。


情報収集した結果、獣人の国なんて肉弾戦に持ち込んで一番近い竜人の援軍を迎え入れて撃退したらしい。

すげー!!肉弾戦にて!

私的には自分たちで考え対策を立て戦いに出た所が評価が高い!すごくすごく高く評価するよ!

お前たちに言ってんだぞ!

ガルド王国上層部と聖教会ガルド支部上層部!!

キサマァラダ━m9(゜Д´)ノ━ァァァァッ!!


物理特化の獣人にも、魔法がうまい人はもちろんいるので補助魔法や回復魔法に人数を振って民間人もポーションとか投げて(笑)援軍と連携して合流、という流れみたい。

援軍が近くに来ているってのは簡易の電話みたいな魔道具で連絡を取り合ったらしい。

え?携帯電話Σ(●゜∀゜)ノノってなったが、まぁ固定のもの以外も異世界人呼んでる世界なんだから発想はあるだろう。

いつ、どんな時代の人召喚したんだろ?そこんとこも知りたいね!


ドワーフの国は優秀な鍛治職人が多い。

つまり外壁とかその門とかは他の国と比べると雲泥の差なわけで。

そこを突破するとなると飛べる魔物か、ものすごく力のある魔物、知能の高い魔物とかに限られる。

でドワーフの国に現れたのはウルフ系の魔物、スピード特化切り裂き、噛み付き系魔物だったわけだ。

うん、相性が悪い。ドワーフの国が負けるはずないな!

まぁ明らかにおかしな反応がウルフ系魔物の後ろにはあるらしいんだが、まずウルフが外壁を突破できない。

そんでまだまだ時間稼ぎは可能らしく

「他の国優先していいよーこっちは塀の上からチクチク攻撃しとくから!」

みたいな連絡があったみたい。

なんか髭面のイケオジがウィンクしてサムズアップしてる絵が浮かんだよね、かっこええわ!

それに比べて人間の国は順番競うは、他の世界から誘拐するは。クソだな!!!!!


という訳で、問題は人間の2カ国への援軍として勇者たちを送るか、否か、ということになったのである、ガルド王国上層部で。

いやいやいや、なんで真希さんと桃香さんを危ない目に合わさないといけないの?馬鹿なの?

( ゜Д゜)ハァ?


という感じではあるのだが。

ほら、ほぼ一発だったじゃん?同時発動とはいえさ、あの数を。

ざっと2〜30000はいたと思う。

詳しく知ることもできるが知らないでいいことも世の中にはあるもの。


ガルド王国的には確かに恩を売りたいのもあるけど、本当の思惑はそこではない。

人の口に戸は立てられないわけで、人間の国の行き来はそこそこ多いわけで、そこでそんだけ強力な戦力を独り占めしたとバレたら。


袋叩きにあう可能性が高い!

しかも勇者召喚しちゃってるからそれでも叩かれる!

それならなんとか勇者様に頑張ってもらえれば。というまたしても他力本願なことを言い出したわけだ。


これには私達召喚者も得がないわけでもない。

ここで何かとアピールが出来れば他の国にも帰還の方法を探す手助けを頼めるのと、ガルド王国からの過剰な干渉に牽制をかけることができるわけだ。

でもな、損のが大きい気もしないでもない。

原因不明のモンスタースタンピートが長期化していることが、ここで引っかかってくるわけで。

そこまでの戦力をみすみす帰還させるか?逆に絶対遵守の契約魔法でせっかく縛ってるガルド王国を妨害しかねない。

過剰な干渉に待ったをかけるんじゃなくて、自分の国に取り込もうとしてくるかもしれない。

他の人間の国なら戦争への対抗戦力だと勘違いして簡単に消そうとしてくるかもしれない。

その可能性は愕然とするほど高いとみている、私がね。

キュート的にはどう分析する?


『主人の意見にほぼ同意します。

意見を付け加えるならば、もし加勢に出なくとも同じことが起きる可能性が高いことを挙げます。』


まーな、どうせ勇者召喚の話はただ漏れるだろうしね。

国民からも国からも聖教会からも。


そうなれば少しでも恩を売るが吉か?


『肯定。危険はありますが主人のサポートがあれば、ほぼ正義で片がつきます。

また、人間の国以外の助力を請える立場を得るためと考えれば非常に有用です。

特に魔術特化のエルフ、竜人、魔族に顔が効くと考えれば帰還の足がかりにもなり得ます。』


一国家の英雄で終わるか、異世界の英雄となるか。

正義がね、正義が(笑)


どうせトラブルには巻き込まれるんだから、立場向上を目指しますか!

もちろん正義がよ、正義が。

なんかこう帰還の方法を探すって言質を私が絶対遵守の契約魔法並みので魂に刻み込むことできないかな?


『肯定。

主人ならば簡単に可能です。

やり過ぎた場合、違和感を与えることになり、下手をしたら異分子として隔離される恐れはあります、正義が。

それも主人にかかれば脱獄可能、またその後の逃走生活からも脱出可能です。』


わおΣ(⚙♜⚙ )

ほほほ、そんな人を脱獄犯の首謀者みたいに、、、

冤罪なら絶対するし、冤罪じゃなくても納得できないならするわ、わし!

Σ(⚙♜⚙ )

、、、絶対遵守までいくと周りが怪しむのか、なら発言の履行くらいの軽い魔法ってない?言質を取る時にかけるのにちょうどいいやつ!


『肯定そして肯定。

絶対遵守の契約魔法並みの強制力はその人間の性格では行わないことも行わせることが可能なため、第三者からすると違和感を覚える可能性が高いです。

ガルド王国国王カントが召喚者たちを帰還させる方法を探させている。

第三者視点からすると、召喚者のような高い力を持つものを王が帰そうとするなんて耄碌したのか、となります。この世界には魔法があり、また重鎮の殆どが自身にも同じ魔法がかかっている認識があるため大事になっていないだけです。


また普通の契約魔法は存在します。

ほとんどが書面のもので、国家間の条約、大きな商談、専属護衛騎士の宣誓などに使われます。


そして隷属の腕輪など奴隷に該当する人族を肉体的に支配する魔法や魔道具はお互いの同意が不可欠であり、また魔法陣による補助が必要です。


この同意というのが曖昧で、隷属の魔道具をそれと知らずにはめた、はめられた場合は無理やりでなければ魔道具は効果を発揮します。はめることに同意した、同意の意思があった、というのが関係しているようです。

また犯罪奴隷や借金奴隷がこれに同意しなかった場合、売り物になりませんので奴隷より扱いの酷い職場に回されそのまま死ぬか、殺されます。

これは広く知られているため殆どの奴隷は同意を拒否しません。


主人の場合どんな魔導もイメージ出来れば使えます。

主人の使いたい魔導の内容を登録してください。』


あ、やっぱあの王、帰す気なかったんだな!?

あれ?もしかしなくてもあの謁見の間での俺の発言ってかなり英断じゃね?

それがなかったら帰れなかったんじゃね?!


王を甚振るのはあとにしよう、後で絶対しよう!


普通の契約魔法は書面か、妥当だな。

隷属の腕輪みたいなのが普通に無詠唱でできたら怖すぎて引きこもるだろ、みんな。


出ました隷属シリーズな!

異世界あるあるですわな!

自分ではめたらアウト!相手にはめてもらってもアウト!

鑑定って大事だ、しみじみ思います。知らなかったらほぼほぼアウトだからね?


奴隷拒否の話が怖いよ!

なんとなくだが最期がな、わかってしまうって言う。


私は私の道を行く!!!

閑話休題ってこういう時に使うのか??


【発言履行】

発言したことをきちんと履行することを強制する魔導。周りに怪しまれないように動くこともその内容の範囲内。


ど?大丈夫?


『魔導【発言履行】を登録完了しました。

相手の発言前、もしくは相手がその発言を否定する前の一定時間内に、この魔導を発動することでその効果を発揮します。

また【発言を履行】するか?と魔力を伴い問いかければその答えに魔導の束縛が生まれます。

この魔導でならば怪しまれず、履行を強制できる可能性が高いです。魔導発動時にも主人ならばその魔力を相手に感知されることもありません。

また、束縛された内容を履行するよう思考や行動が誘導されるので本人にも魔導の存在は気づかれません。

誰も知らない魔導ですのでその効果は絶大です。』



、、、私が今登録した魔導以外で言葉だけで相手の行動を強制支配するものはある?


『否定。

この世界の人族に使用可能な魔導には言葉だけで、他者の行動、精神、思考を強制的に支配するものは存在しません。

絶対遵守の契約魔法も、魔法陣の補助、非常に長い詠唱、常人1人では賄うことができない莫大な魔力が必要な上にその魔法を使うには最低でも1人適性のあるものがいないと使用できません。

その適性はユニークスキルに属します。』



?この世界の人族以外なら??


『禁止事項に抵触したため回答できません。』


答えているようなものなのだが、、、

なるほど、上の上の方の方々には可能なわけか。


キュート、私をどんな存在にも支配されないようにして下さいな?

そうだな、登録名【天上天下唯我独尊】。

どんな存在にも支配されない、私は私以上でも以下でもない。


『登録名【天上天下唯我独尊】を定義し、確定しました。

現時点より主人には称号に【天上天下唯我独尊】が加わります。』


待て待て待て!なんで称号なんだよ!

俺様みたいじゃね?自意識過剰な人間みたいじゃね?

Σ(Д゜;/)/…エエ!?ナニソレ?ヒドイ‼︎


待って!シリアスにわしの厨二心がくすぐられただけなんや!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ