十三話 正義は勇者(盾役)にランクアップした 〜人を守ってこそ、勇者だぞ❁.*⋆✧°(●´ᆺ`)
気絶した姫とその仲間たちはさしより放置して。
顔にいたずらしたい、でも我慢するよ!
インベントリからコンビニおにぎり各種とお茶3本出してテーブルへ。
腹が減っては戦はできぬ、せめて食事くらい安心して食べたいやねー
「これ、こっちくる前に買ったやつ。アイテムボックスに入ってたんだ。
賞味期限大丈夫だし、なによりこの国のもの以外を食べたくない?」
私は苦笑いしながらペットボトルのキャップを外して飲み始めた。
ぷはーキレるのも疲れるわ、ぐびぐびだぜ!
これには媚薬入ってないんだぜ!
普通は入ってないもんだと思うがな!?
ァ,、'`( ꒪Д꒪),、'`'`,、
おにぎりは昆布で、もうあっさり目がいいお年頃なんよー。
うめーコンビニ最高ー自分の分なら毎日コンビニで全然オッケーだわ!
「ははっそうね、この国のもの以外が食べたいわ!
もうウンザリ!私は海老マヨもらうわね!お茶もありがとう。」
笑ってるのに涙目だよ?もうなんか、まだ2日目なのに心の疲労が半端ない。
うんうん、食べて少しでもストレスを減らすんだ!
甘いものもあったがいいな、、、エクレアとプリン、アイスボックスクッキー袋入りを三十個ずつポチってください!
んでインベントリから5個ずつ、すかさず出す!
「甘いものだーーー!これも、もらっていいの?
あたしは甘いのからもらうね、ホントにありがとう」
桃香さんも食欲なくしたあかんで(இɷஇ )
食え食え!
食べれるだけ、食べてしまいなさい!(இдஇ; )
「余ったらそれぞれアイテムボックスに収納して好きな時に食べてね〜」
私は鑑定あるから、なんだかんだ面倒なだけですんでるけど、二人はな、、、、。
甘く見てたかもな、二人で一緒に寝てるくらいだ。やはり精神面のフォローなしにはもう長くは続かないかもね。
キュートさん、ふたりに密かに鑑定系スキル持たすことって出来る?勘でわかるくらいの強いやつ!
今覚醒したら流石に不自然だし。
『肯定。隠蔽状態でふたりに鑑定スキル(極)が覚醒しました。この鑑定(極)があれば異物混入などの食事問題から品の良し悪し、人間の良し悪し、魔物の強さなど勘でわかります。
また、時間がたち次第自然な形で発現したように偽装されています。』
よーし。
ここまでこの国が、というか今まであった奴らの常識が私達に合わないとは思わなんだー
、、、誰かに盾になってもらいたい。
変態や常識知らずの異世界人からの攻撃をその体や心全てで受ける、傷だらけになっても私が全く罪悪感を抱かない、そんな盾役が!!!!
( ✧Д✧) カッ!!
そしてここには!
私が敵と判断した英雄願望な男と!
ステータスを弄れて性格も矯正出来そうな私が!いるわけです。
(๑• ̀д•́ )✧+°ドヤッ
よし、盾役もとい壁役くんを創ろう!
人道的にどうとか知りません!
今のままではおかしくなるよ!
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職業:勇者(魔法剣士)
種族:人間
名前:基山正義(白:睡眠、矯正中)
年齢:16
状態:ただの睡眠中。魔法は解けている。
魅了無効、毒無効、混乱無効、麻痺無効、
精神支配無効
性格:
元の性格は自己中、押しつけ型お人好し、自分が正義の正義漢。
しかし、矯正されたことにより召喚者達のために体を張り、その心も守ろうと気を配る、心からの盾役になった!
しかし性格を反転させたような矯正の弊害により召喚者三人の心身を守る痛み苦痛に快感を覚えるようになる。主人の命令は絶対遵守。真希さん桃香さんのいうこともそれなりに聞く。
LV.15
HP : 4000
MP:1000
生命力:4000
精神力:250
筋力:2000
俊敏力 2000
知力:500
運:30
スキル
戦闘用:
剣術、火魔法、風魔法、
一般:
カリスマ
ユニークスキル
アイテムボックス
称号
《異世界の勇者》《召喚者達の守護者》
(《巻き込まれた者》《異世界の魔法剣士》
《勇者の勇者(盾役)》
《召喚者が認めたクソ野郎》)
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わあーーーお!Σ( ꒪□꒪)‼
弊害は仕方ない。よね?え?元の世界に帰るときに戻せるよね?
『肯定。エクストラスキル多重人格により、元の性格は保管されています。帰還時に今設定されている《勇者(盾役)》は消去されます。
消去後は夢を見ていたように感じるだけで違和感はありません。
この世界にいる間も元の性格に戻すことが可能です。
また元の性格も《勇者(盾役)》も性格を追加、変更可能です。』
ほうほう、好都合。この性格のままで問題があったら、あとで変更できるならありがたい!
攻撃力はいらない、君は防御力に極振りだ!
間に合わないと意味ないから俊敏力もあげるが、基本壁だ!
力を持たせるのが怖いので!筋力のみあげてある!
例え矯正しても奴は奴だからな!
反撃はせず、体で攻撃(意訳)を受け止めろ!
正義に隠れて攻撃は俺がする!(๑• ̀д•́ )✧+°ドヤッ
しかし、名声は丸投げだ!喜べ!英雄!(๑•̀ㅂ•́)و✧
知力低いままにしてるけど、言い訳とか説得とかの盾役には高い知力必要か?
でも無駄にハイスペックにしても中身知ってるとイラつくし、奴は奴だからなんかヤダ!
それなら、、、それなら、、、、
、、、キュートさん、真希さん桃香さんに催眠かけてください。
そんで、私に関する記憶を消去。
ふたりに一年分くらいのコンビニ食料と、飲み物をあげて。
隠密と変幻自在使ってこの世界の人たちからも私の存在と私の部屋の存在消して。
ここから私が解除というまで私自身の存在を消します。
『肯定。エクストラスキル自由設定、変幻自在、#知全能により主人の存在は真希さん桃香さん正義の記憶から消去され、違和感のないように改竄されました。
この世界から主人の記憶を消去、この世界に存在する者の記憶も改竄済みです。
部屋の存在を隠蔽、二度と意識上にその存在は浮上しません。
また主人の存在をスキル隠密、エクストラスキル変幻自在、称号《存在する非存在》により世界から消去、その存在を見つけることは神にさえも不可能なります。
ふたりのアイテムボックスに干渉可能。
一年分の各食料、飲料を収納。また先ほどの甘味も一年分収納しました。
また一定数減り次第補充されます。
記憶の改竄により元からこれらの備蓄が存在したことになります。』
ここまで来たら他の人のステータスにも干渉しようかな。
今までなんとなく忌避感があってしなかったけど。(正義は人ではない(真剣))
( ・`ω・´)キリッ
ああ、さっきの鑑定(極)はふたりのステータス載せといて元々持ってたことにしよう。
私の役割をふたりがやったことにしたらいいんじゃね?
『肯定。スキル鑑定(極)の隠蔽を解除、他は主人の指示を待ちます。
媚薬を鑑定(極)で見つけ出したのは真希さんとなり、またそれの確認に桃香さんもスキルを使ったことにしてふたりにスキル鑑定(極)を印象づけました。』
私は催眠状態のふたりの頭を撫でてお別れの挨拶をする。
もう私は裏方に回るから、二人と会話することもなくはないだろうけど、今までみたいにはいかない。
寂しいっちゃ寂しいが、引きこもりは部屋に引きこもります!((๑✧ꈊ✧๑))
表は任せた!頑張るんだぞ!
そそくさと、部屋から出ていく。
ドアが閉まるまで二人の無事を祈る。
さぁ!ここからは私一人だ!ぼっち満喫!
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自分の部屋に戻った私はおにぎり片手にそのまま色々画策することにしたのである。
姫たちのことをこのまま放置も出来ないし、時間は有効活用せねばね。
うんうん、、、姫とその他の記憶を改竄。
“真希さん桃香さんから以下のような報告を受ける。
【スキル鑑定を使ったところ、昨日のサンドウィッチと今日の朝食のサンドウィッチに媚薬が入っていた。】
姫は侍女のメリーに鑑定をさせ確かに異物が混入されていることを確認した。また、昨日の分のサンドウィッチには多量の異物が混入していたことが判明し媚薬であっても致死量であると判断。
ふたりに深く謝罪し、毒や媚薬などの薬物耐性が付与されたアクセサリーを贈ることを申し出る。二人はその申し出を受けた。そして、なぜこんなにも食事に異物混入が起きるのかの調査と食事を出す直前の鑑定を頼んだ。次、目の前に異物入りの食事が出たら何をするかわからない。ふたりの殺気は姫たちに恐怖を刻み込んだ。もちろん、調査と食事の安全の確保も快諾した。”
こんなとこかな?2人を恐怖の代名詞にしたのはごめん(笑)
あと真希さん桃香さんも
“媚薬の件を報告したら侍女が確認して、確かだとお墨付きをもらった。姫から毒耐性魅了耐性のアクセサリーをもらうことになった。また調査と今後の食事の安全は確保してもらえるらしい。”
うん、こんなもんだろ!喧嘩のことはもう忘れてね!
どこかでやり返しとくからΣd(´∀`o)
あ、正義には2人のそばにいてもらわねば盾役なんだから。
MAPで起こして、まぁこんだけHPありゃすぐにダメにはならんだろう
↑人でなし (-`д´- 。)
えーと、おやおや(゜д゜)<あらやだ!
姫様ったら先ほどの殺気で粗相してらっしゃる、、、
( ̄∀ ̄*)イヒッ ザマァ!!!
クリーン!
おーテンプレした感がすごいな!٩(◦`꒳´◦)۶
姫を椅子に座らせて、オッケー!
待て待て、真希さんたちのご飯をアイテムボックス仕舞わなきゃいかんな。よーし!
正義は基本黙っとけ、ドアの前待機。
みんなの意識を覚醒させて、、、、