作戦00-2 始まる
シンタは目を開け辺りを見回した。
「なんだ?ここ、汚ったねえ部屋だな」
そこは見渡す限りフィギュアや18禁ゲームなどで溢れかえっていた。
(まるで廃人の部屋だな、臭くはないがネトゲばっかやってるみたいな感「起きたんだねー」
「グファァア!?」
驚きその場から飛び退いたシンタに顔を寄せる人物。
「どうもねー、はじめましてねー、僕ちゃんの部屋にようこそねー」
おかしな人物は少し痩せた美形の男だった。
「えーっと…あなたはどなたでやんすか?」
「僕ちゃんは神様ですねー」
(厨ニ?変態?頭㌧㌦人?)
ひどいレッテルを貼ったシンタだが、他にすることもないので男に質問することにした。
「じゃあここは何処ですかね?」
「夢ですねえー」
(マジか?そもそも夢の中の人ってここが夢とか言わんと思うけど)
シンタは確認のため頬をつねる、そこを触っているはずなのに何も感じない不思議な感覚、ここは確かに夢の中なのだ。
「なんてこった、俺の夢の中には変態がいるのか?まあ夢なら強引に起きてやるけど」
ちなみに悪夢ばかり見てしまうので夢が嫌いなシンタだった。
「無理だと思うけど頑張ってねー?」
「?まあ誰も夢の言う事なんて信じないがね。よしっ…ううんっ………んんっ………ふんっ………あれ?マジで起きらんないの?」
「まぁいいでしょうねー、とにかく本題に入るねー。【超機構兵器コントロール・ギア】は……知ってるねー?」
「………うん、まあな」
「僕ちゃんはあのゲームは良作だと思うんだよねー」
「まあ、そうだな」
「君をあれっぽい所に送っから君に言おうと思ってねー」
「なに気が狂ったみたいなこと言ってんだよ、やっぱ㌧㌦のか?夢の癖に」
「断っても行かせるからねー、じゃ、またいつかねー」
「いやそこは聞けよ、ってか待
そうして男はシンタに最後まで話をさせないまま霧散して消えて、それと同時に眠りから覚めた。