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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約2年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

忘れられた妻

作者:毛蟹葵葉
結婚初夜、チネロは夫になったセインに抱かれることはなかった。
セインは彼女に積もり積もった怒りをぶつけた。

「浅ましいお前の母のわがままで、私は愛する者を伴侶にできなかった。それを止めなかったお前は罪人だ。顔を見るだけで吐き気がする」

セインは婚約者だった時とは別人のような冷たい目で、チネロを睨みつけて吐き捨てた。

「3年間、白い結婚が認められたらお前を自由にしてやる。私の妻になったのだから飢えない程度には生活の面倒は見てやるが、それ以上は求めるな」

セインはそれだけ言い残してチネロの前からいなくなった。

そして、チネロは、誰もいない別邸へと連れて行かれた。

アルファポリスでも連載しています
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