表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/21

マジカマジカ

「先輩は生が好きという話を聞いたんですけど、……付けていただけませんか?」


 俺が突然出されたゴムに動揺を隠せずにいると、白が口を開くが補足説明をされても全く持って意味不明だ……とりあえず否定はしておくか



「まず、俺はそんなことをするつもりはない」


「?」


「それに、学校でしたことも一度もない」


「……そうでしたか」


「その話、誰に聞いた?」


「直接ではありませんが、クラスメート達が話しているのをよく耳にするので」



 偶然耳にしたことを信じたわけか、とにかく机の上にゴムが置いてあるこの状況はまずいな……誰かに見られたらもう否定したって無駄だろう



「早くしまえ」


「はい……では、私は何をすればいいのでしょうか」


「一緒にゲームをするぞ」


「はい」



 二人でゲームを始める



「好きなキャラを選べ」


「はい」


「ルールはやりながら教える」


「お願いします」




 説明をしながらゲームをするが要領がいいのか白は教えると直ぐに上達した


 そしてしばらくゲームを続けていると、



「先輩はどうして、私の見た目のこと聞かないんですか」



 白が口の端からこぼすように言った


 まあ、正直気になってはいるが



「聞いてほしいのか?」


「いえ、ただ……容姿について聞かれないという経験は始めてでしたので」


「俺も少しは見た目で判断されることの辛さを知っている。部室(ここ)では気にしなくていい」


「……はい」



 その返事には少しだけ熱がこもっていた……




 ◆◆



「また負けてしまいました」


「筋はいい、経験の差だ」


「負けてばかりで……すみません」


「どうして謝る」


「面白くないかと」



 ああ、俺がこの状況をつまらなく思っていると勘違いしているのか



「たまには一人用以外のゲームも悪くないとは思っている」


「そうですか」



 その後も危ない所はあったが結局、ゲームは俺の全勝で終わった



「休日の部活はない、明日と明後日は休みだ」


「はい」


「じゃあな」


「さようなら」



 あ……、そういやゴムの衝撃で忘れていたことがある



「いや、……まて」



 俺は帰ろうとしている白を呼び止めた――

下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。



正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!



ブックマークもいただけると本当にうれしいです。



何卒よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ