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という話  作者: 門松一里
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「省みる国と奢る国」という話

「省みる国と奢る国」という話


日本は防衛三文書によって国防を省みるようになりました。

それまでは、戦争ということを論じることさえできない奢った国でした。


平和を祈りつつ、少し考えてみましょう。#千里同風


*****


戦後の日本の思想は、共産主義を擁護するものでした。


「共産主義なのだから、他国を侵略する必要がない」

「だから、日本に侵略することはない」

「日本は〝防衛であっても〟軍隊をもってはいけない」


現代に生きる私たちには「はあ?」でしょう。


「侵略されたら自決しろ」と言っているのですから。#blackjoke


「前の戦争のときに日本は滅びたのだ」そうです。


それに、ソ連の脅威に対して、米国が甘く占領しましたからね。


それが「占領された国の運命だ」と愚かにも信じていたのです。



ナチスはポーランド国民を根絶やしにしようと、多くの知識人を殺害しました。


学校教育も500まで数えられたらいい算数と、文字も名前が書けたらいいというものでした。

cf.

小野寺拓也、田野大輔『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(岩波書店、2023年)


もうむちゃくちゃです。


一方、日本は1924年に漢城帝国大学を設立しました。今のソウル大学校です。


植民地に高等教育です。


なお、1928年に台北帝国大学、1931年(昭和6年)に大阪帝国大学が設立されています。


それだけ、欧米列強に対するにはアジアの教育が大切だと痛感していた訳です。

(もちろん大日本帝国を優位にさせるためですが。#blackjoke)



高等教育を受けさせようとする宗主国を、植民地の人はどう感じたでしょうか。


第一次世界大戦を勝った大国の奢りはあったでしょう。


「高等教育をしてやるんだぞ」という。


それは反発もされますよ。


「お前たちバカだから戦争に負けたんだ。もっと勉強しろ」でしょうか?#blackjoke


ただ、万国公法を学ぼうとしなかったバカは体験するしかないというのも事実です。#blackjoke

※万国公法は不平等条約を力で強引に締結させます。#正しくはない


しかし、ナチスのように教育を捨てさせることは、人間性を殺すことです。


日本人は、平安末期から軍事政権だった戦闘民族です。


そのイカれた日本人でさえ、占領した国の人たちの教育を奪うことはありませんでした。そうしたことはしなかったし、考えもしなかったでしょう。

(将棋の駒のように、植民地の民を利用することはありましたが……。)


ましてや絶滅させる意思はありませんでした。



ナチスは「良いこと」もしたのか?


いいえ、私の知る限り良いことはしませんでした。


政権奪取後、すぐに経済が回復したのも、前政権の政策が生きていたからです。


これは現代の米国でもよくあることです。最初の一年目の評価は前政権の影響があるとするのが通説です。



日本は「言霊ことだま」の国です。


言ったことが現実になると信じている神秘的な民族です。


穢れを嫌う人です。


ですから、疑われたりするだけで、その人が悪いとなってしまいます。


法に任せればいいのに、見ていないところでは、すぐに私刑リンチしてしまう可能性があります。


いじめは犯罪です。すぐに通報しましょう。


少なくとも「いじめた人を転校させればいい」だけのことです。


いまだに死刑がありますからねえ……。



長いあいだ「戦争」ということを論じようともしませんでした。


話すと現実になってしまうからだと考えた訳です。


「戦争」を話すと「また侵略するのではないか?」と疑われたくなかったのです。


けれど、そんなことをしなくても、日本の海の向こうには、核兵器をもつ国が三つもできてしまいました。


三面戦争はできませんよ。


そのための、防衛三文書です。


*****


それでも、反撃能力について、まだ話す余地があるのだそうです。


先日、高橋杉雄さんが「ごめんなさい25年間何が足りなかったんですか。閣議決定したものについて何が足りないって言うんですか」と頭をかかえておられました。


もう25年も議論したんです。


憲法上は認められているし、専守防衛とも矛盾しない内容について何が足りないのでしょうか。


それは頭かかえますよ。


【中SAM(改)】極超音速ミサイル 小野寺五典x高橋杉雄x佐藤丙午 徹底解剖【日本の備えは?】 2023/5/30放送<後編>


高橋杉雄「ごめんなさい25年間何が足りなかったんですか。閣議決定したものについて何が足りないって言うんですか」(17:52)#防衛三文書


https://www.youtube.com/watch?v=PCIUKrgjfPU&t=979s


*****


米国ではウクライナ支援について反対だと考えている国民が多いそうです。


遠いウクライナより、自分たちの生活が大切だというのは理解できます。


しかし、「ロシアの力による侵略を認めることは民主主義の敗北となる」という事実を理解していないようです。


いずれ自分たちの生活が脅かされるということに頭がいっていないことに奢りを感じます。#blackjoke



それは、ウクライナの反転攻勢がうまくいっていないことに原因があるのですが、それならなぜ「航空優勢」で戦わせなかったのかというジレンマになります。


*****


大国であったはずの日本は植民地に高等教育を施し奢りました。


それは、今の米国の奢りとは別だと私は考えます。

(もちろん話をスリ替えています。#blackjoke)


日本は第二次世界大戦に負け、今また防衛三文書によって防衛を省みました。


米国による兵器の逐次投入などという愚かな政策に省みはないのでしょうか。




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