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という話  作者: 門松一里
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「二十一世紀の戦争」という話

「二十一世紀の戦争」という話


旧ソ連第一第二の二大国が戦争しています。


平和を祈りつつ、少し考えてみましょう。


*****


およそ二十世紀後半から二十一世紀前半にかけて、少なくともロシアがウクライナに侵攻した2022年2月24日まで、大国の戦争など起こらないだろうと考えられていました。


しかし、国際連合安全保障理事会常任理事国による侵略戦争が始まってしまいました。


もっともその前、2014年にクリミア半島がロシアに実効支配されているのですが……。



よく「国連は機能していないじゃあないか」と言われますが、機能しているからこそロシアと対話できています。


冷戦のあいだも国連はあったのです。


孤立させるほうを選ぶ過激な思想の人がいますが、必ず対話の窓口を残しておく必要があります。



ロシア人――特にモスクワやサンクトペテルブルクといった首都や旧都にいるエリートたちは、偉大な指導者という幻想に酔っています。



https://www.youtube.com/watch?v=5dPXDzvljNw&t=1520s

「(KGBのセルゲイ・イワノフが、イギリスでは)経済のほとんどは国家の管理下にあるとかって言うわけですよ」


けっしてバカではありません。KGBは超エリートです。賢いからこそ、自分の思想を疑おうとしません。とても拙い状況です。


ロシア人ひとりひとりは気のイイ人たちです。その人たちが独裁者を選び続け、そのために国が疲弊しています。正義だと信じて。#blackjoke



ロシアは多民族国家なのに、帝国の時代から「汎スラヴ主義」によって、前述のモスクワやサンクトペテルブルクモスクワの人たちによる偉大なスラヴ民族の復興に突き合わされてきました。


思想だけで民族は形成されませんし、民族だけで国家は成立しません。


古の中国の書籍『管子』「牧民」に「倉廩実ちて礼節を知る。衣食足りて栄辱を知る」とあります。


逆に言えば、小人が礼節を知らないのは懐がたず足りないからです。


しかし、偉大なスラヴ民族たるロシア人は懐がたされれば、侵略します。


ずっとずっとそうして生きてきました。侵略し、奪い、富を得る。


東の不凍港を得るために、ウラジオストクを清から奪いました。

(1858年アイグン条約と、1860年北京条約。)


ウラジオストクの意味は「東方の支配者」です。


最初から征服する気です。#blackjoke


*****


西側も愚かなことをしました。


「兵器の逐次投入は絶対にしてはいけない」と、教科書にあるほど当たり前のことができていません。


それは政治ですが、相手は頑丈なロシア人ですよ?


多少、ぶっ叩いたくらいで核兵器なんて使いません。


結局はロシアのいう「NATOとの代理戦争」になっています。


初手を違えると、大変なことになります。


これは歴史が証明しています。


1938年、ヒトラーがチェコスロバキアの要衝ズデーテン地方を要求しました。


そのとき、英仏独伊の四か国は、ズデーテンをナチスにあげてしまったんです。


その後の悲劇は知っていますね?



ロシアは、ずっと戦争をしている国です。


そして、プーチンはそのすべてに「これまでは」勝利しています。


ようやく西側も気づいたようです。「危ないぞ」と。


ナチスほどの拷問はしていない? さあどうでしょうか。


戦後、明らかになるでしょうけれど、かなり悲惨な報告書を読むことになると考えるのは私だけではないでしょう。


*****


いずれ戦争は終わるでしょうけれど、せめて核兵器が使われないことを祈ります。


「広島長崎の原爆投下によって、戦争が早期に終了し、犠牲者を少なくした」などという論調には同意したくありません。


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